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五頭の水晶 [鉱物 (阿賀町)]

10日、ある鉱山の2度めの下見をした後、巨石が重なり合っている奇観が気に入っているポイントへ立ち寄りました(阿賀町側の五頭山域)。
昨年来、巨石に付いている玉髄の写真を撮ることに専念していたのだけど、今度は岩と岩の隙間やちょっとした洞窟っぽくなっている空間にライトを照射し、そこに水晶系の玉髄がないかどうかを入念にチェック。

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現場はこんなところです。
杉の大木が岩と一体化しているところも多く、斜面を這いずり回るのが楽しい。
とはいえ、落ち葉がこれでもかというくらい堆積しているので岩と岩の間の隙間が見えず、1歩1歩足元を確かめながら歩かないと落とし穴?にはまる可能性があるので、結構神経を使います。
この日は1時間弱しかこのポイントで探索することができなかったけど、この森のポテンシャルの高さを改めて実感。
およそ10m四方の範囲を調べただけなのですが、この範囲で写真に収めた素晴らしい玉髄や水晶を幾つか紹介します。

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狭い隙間になんとかレンズの先端を潜り込ませて撮ったのですが、長辺30cmほどの玉髄の1/3しか写っておりません。
色合いが見事。
イエロー系の玉髄が結構ありました、薄紫のやつは見かけなかったけど。

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長辺25cmほどの玉髄の中心部。
これも部分的にイエローがかっています。

IMG_6380.JPG

これはオレンジが目にも鮮やかな玉髄。

IMG_6373.JPG

この日見た中で、最もユニークな形の玉髄。
写真ではサイズ感がわかりませんが、長辺50cmはあります。
玉髄は結構厚みがあり、表面はザラザラでした。
この母岩はやはり2mくらいの大きな岩なのですが、岩の下部がプチ洞窟となっており、そこで次の石を見つけました。

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質量620gの玉髄。
母岩に付いていた大きな玉髄と同様の産状・質感です。
この日は36cmの長さのバールを持っていったのですが、それがなかったら手元に手繰り寄せることはできなかったでしょう。
なかなか手頃なサイズの石でこのように結晶が付いているものは少なく、貴重な結晶です。

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部分のクローズアップ。
さらにルーペで拡大して見ると、1mm未満の小さな結晶にびっしりと覆われているのがわかりました。
ほとんど摩耗しておらず、そのためザラザラな感触があったのです。

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この日は2個持ち帰ったのですが、こちらは質量770gありました。
これもやはりバールを使ってなんとかゲットできた石。

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クローズアップしてみました。
やはり結晶が摩耗しておらず、水晶特有のオーラが強烈に発散されているのがわかります。

IMG_6394.JPG

どちらも長波(365nm)のUVライトでかなり明るく蛍光しました。
鉱山の坑口を探すのは容易ではないし、たどり着けたとしても中は常に落盤の危険を伴うので、坑道内で鉱物探しをするのはあまり現実的ではありません。
その点、重なり合った岩と岩の間の隙間~中には大人がなんとか這いつくばって潜り込めるほどの空間があるものもある~をライトで照らして鉱物探しをするのは、もちろんそこに脈が出ていないとだめですけど、無限の可能性を秘めています。
さすがに全身を潜り込ませることは原則しませんが、ヘッドライト使用によるプチ洞窟内での鉱物探し、今年は小沢の同様の小空間でも立派な玉髄を幾つか見つけたし、マイブームになりそうです。







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