SSブログ

青龍寺の玉髄 [鉱物 (弥彦山周辺)]

31日、弥彦神社及びその敷地内にある某神社に参拝したあと、石瀬の青龍寺へ立ち寄りました。
こちらが本日のメインディッシュ。
このお寺の境内に幾つもの立派な(蛋白石ライクな)玉髄があるのですが、他にもっとないか、周辺の林の中を探すつもりでした。
しかしながらさすがにこの寒波ゆえ、海岸部に近い石瀬でもうっすらと雪化粧・・・

IMG_6618.JPG

と言っても、積雪は5-10cm程度しかないのですが。
青龍寺は弥彦山界隈では最も歴史が古く、天平8年(736)、僧行基による開基と伝えられています。
近くには青龍寺遺跡の名で縄文遺跡があり、縄文時代中~後期の土器や石器が出土しています。
墓地にある古い墓は、墓碑だけでなく基礎部分も周囲の山林から切り出してきたであろう岩からなっており、よく見ると表面に玉髄が付いていることがあるのです。

IMG_6619.JPG

薄っすらと付いていた雪を払いのけての撮影。
タンパク石に似た質感の玉髄です。
ピンク~赤紫色の玉髄は他にもありました。
あと、白い玉髄の破片もその辺に転がっていたり。数は多くありませんが。

IMG_6642.JPG

ひとつ前の玉髄は以前にも当ブログで取り上げたことがあるのですが、こちらは今回新たに見つけた新規の玉髄。
青龍寺や近くの種月寺近辺で見られる岩石は、流紋岩~流紋岩質凝灰岩がほとんどです。
石瀬集落の民家の岩垣もそれらの岩で構成されており、こちらにも玉髄が付いている岩があったりします。

IMG_6637.JPG

こちらは青龍寺の奥の院。
昔の建物は火災で焼け、その後コンクリートで覆いを作って再建しました。
ぼくの好きな空間です。

IMG_6627.jpg

そのすぐ脇の林の中に、人知れず佇む高さ3m余の銅像。
案内板が立っていないので、その由緒はわかりません。
このあたりの空間もいいですね。

IMG_6629.JPG

そして、ここも案内板は特に立っていないので何の神社かはわからないのですが、青龍寺境内で最も神聖さをかんじる空間。
今は訪れる人もないようで、参道は鳥居をくぐるとすぐヤブとなっており、今まで鳥居から奥へ行ったことはなかったのです。
でも、初冬のこの時期は大丈夫そうですね。

IMG_6634.JPG

この祠が聖なる空間の中心地。
なんか、弥彦の某神社と”気”のタイプが似ているような。
今年も残すところわずかとなりましたが、最後の最後で念願だったこの名無しの祠を訪ねることができ、すごくラッキーだったと思います。

どうぞ皆様、良いお年をお迎え下さい!


nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。