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方解石ワールド [鉱物 (村上市)]

29日の記事の続き。
新潟県北部の海岸線で、新たに見つけた方解石の結晶の写真です。
どれも大きな岩に付いており、今でも現地にそのままあります。
岩場ならどこでも見られるというわけではなく、特定の場所に凝集しているようです。

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EOS M6 Mark II + EF-S 35mm F2.8 マクロ IS STM (共通)

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表面が汚れている結晶がほとんどですが、結構大きいポイント(3~4cm)もあり、かなり興奮しました。

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ラスト2枚の写真はいずれも同じクラスター。
過去記事で取り上げている結晶なのですが、前回撮った写真はレンズが安物だったので全然解像しておらず、そこが不満だったので今回はマクロレンズを使って撮りました。
また,前回の記事では鉱物名不詳としましたが、おそらく方沸石だと思います。
新大のサイエンス・ミュージアムにも方沸石の結晶が展示してありますが、ネットでもいろいろ調べたのだけど、これだけ大きい(幅40cmある)ものは見つけることができませんでした。
奇跡的に結晶も汚れておらず、透明度が高い。
たどり着くのが結構大変な岩場にあるので、今まで生き残ってきたのかもしれません。


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寝屋漁港の方解石 [鉱物 (村上市)]

寝屋漁港の湾内にひときわ目立つ岩があります。
それが鉾立岩。
岩は二つあるのですが、そのどちらにも方解石がところどころ付いています。

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EOS M6 Mark II + EF-S 35m F2.8 マクロ IS STM (共通)

こちらは小さい方の岩の裏側。
頂上へロープを伝って登れるようになっています。
岩肌に白いものが見えますが、それが方解石の脈です。

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弥彦山の日本海側、越後七浦シーサイドライン沿いの岩場で見られる方解石はほとんどが飴色をしていますが、こちらは山形県の五十川に至るまで、不透明な白がほとんど。
まれに犬牙状の自形結晶がはっきりわかるものもありますが、不定形の結晶が多いです。
寝屋漁港といえば岩牡蠣ですね。
今年は食べに行かなかったけど、すぐ近くにこんな結晶が見られる岩場があるのです。

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おまけ。
柏尾と村上を結ぶ林道の、現在の進捗状況と完成ルートが現地に張り出してあったので写真を撮ってきました。
日曜日は休工ということなので、そのうち日曜か祝日に切羽まで行ってみたい。
注目しているのは、林道が将来境川を横断することになっている点。
珪石を採掘していた能化山鉱山が境川の上流にあるのではと考えているのですが、林道がここまでできればアプローチが楽になりますね。
果たしてそれはいつのことやら。来年中は無理か・・・




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表五頭の蛋白石 [鉱物(阿賀野市)]

昨年1月から本格的に鉱物趣味を始めたわけだけど、その年の春、五頭山麓で一番最初に訪れたポイントへ行ってみました。

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いやあ、これほどジャングルになるとは・・・
今年の冬は雪が降らなかったので、昨年の秋に行ったときよりヤブは深くなっているだろうなと予想はしていましたが、予想を遥かに超えるヤブの深さでした。
かろうじて左手から中央にかけて流れ落ちる一条の滝が写っていますが、背後は玄武岩の岩壁なのです。
岩肌が隠れて全く見えない。
右斜上から左下にかけて小沢が流れているのですが、小沢の存在も全くわかりません。
滝と小沢との合流点を中心に、ジャスパーや石英、方解石や蛋白石が見られ、昨年春に訪れたときは随分おいしい思いをしました。
一応完全装備で行ったのですが、あまりのヤブの深さに15分で撤退。
滝の中ほどの岩盤に蛋白石の脈が露出しており、そこから剥がれ落ちたのであろう小石を1個拾ったのが唯一の収穫。

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ここのポイントの蛋白石は、ご覧のように水色がかっているのが特徴。
厚みが1cmあるかないかの小さな石ですが、昨年は厚み2cmで、透明な玉髄と混ざり合っているきれいな石ころを見つけたりしました。
よく探せばもっと大きな石もあると思うのだけど、ヤブが深すぎて戦意喪失。

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蛋白石はほとんどが白っぽく蛍光するけど、この石は昼光下で見るのと同じように青白く蛍光しました。
(365nmのUVライトを照射)

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近くの丘では、山が切り崩されていました。
昨年からこの丘は掘り起こされていたけど、一気に削り取られましたね。
土砂の採取が目的なのか、岩石(五頭特有の、桃色がかった花崗岩)の採取が目的なのかはわかりませんが、やはりいい気持ちはしません。
誰もいなかったのでちょっとばかり岩石の山を調べてみましたが、特に水晶系の鉱物は見当たらず。
付近の林道の路面に赤と緑のジャスパーが結構見られるので、ジャスパーだったらよく探せばあるかも、です。






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大毎金山再び [鉱物 (村上市・大毎金山)]

4回目となる大毎金山(村上市)調査へ行ってきました。
大毎金山の歴史をかいつまんで説明します。
正確な開山の日付はわかりませんが、慶長2年(1597)の史料(越後国瀬波郡絵図)に記載があることから、歴史の古い鉱山であることは確かです。
大正2年に休山。
尚、過去記事(2020/04/10)で、林道沿いに古い機械が散乱していたので、ひょっとしたら昭和に入ってから再び採掘が行われたのではないかと書きましたが、どうやらそれらの機械は林業用のそれだったみたいです。
ですから大正年間に操業を終えたと見るのが妥当でしょう。
もう一点、訂正があります。
2020/05/05の記事で、山中に横たわる墓碑を集落があった証拠だと書きましたが、それらの墓碑は落盤事故の犠牲者を弔うためのもので、飯場の住人の墓碑ではないようです。
墓碑の数は10基ありますから、かなり悲惨な事故だったようですね。
ちなみに、墓碑の建立年代は明治時代とのこと。
※参考文献:佐藤貞治「大毎・大沢・沼・机差金山の調査報告」

1回目の調査でマンニモ山南麓、標高約420m付近で3つの坑口が並んでいるのを見つけたのですが、そのとき入り口まで行ったのは一番左の坑口だけで、右の2つは多分地形的に坑口があるだろうと想像しただけで、実際には未確認のままでした。
今回それら2つの坑口の入口へなんとか辿り着くことができ、坑口の大きさを確認することができました。

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最初の記事では坑口が3つあるようだと書きましたが、実際には全部で4つありました。
これは右から2番めに位置している坑口。
一番左端のそれを除き、間口の大きさはどれも似たようなもので、8~9割方土砂で入り口が上端部を除きふさがっていました(一番右端のそれは完全に水没)。
多分この坑口も、本来は間口の高さが1m前後あったのではないでしょうか。

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坑口上部の岩壁。
地質は金・銀などを胎胞する、珪質化を伴う安山岩。

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これは一番左側に位置する坑口。
結局これが最も間口が大きかったです。
ここも土砂の堆積が激しいですが、右側の方は高さが50cmほどあり、腹ばいになればなんとか潜り込めます。
意を決し、坑道の奥行きを確認すべく泥だらけになりながら潜り込んだのですが・・・

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2m先で行き止まりでした。
左手にもこの半分くらいの空間があり、入口に近い側でつながっています。
写真には写っていませんが、左側の入口付近には鉱石が堆積していました。
大毎金山の金の脈幅は0.15~0.9mmとのこと。
ぼくはちまちました作業は嫌いなので、砂金をこれらの鉱石から採取しようという気にはなれませんが。

「・・・金山遺構はマンニモ山、十貫山の二つの山にかけて分布する。マンニモ山(450~460m)の山裾から斜面の多くの坑道は25~30mの奥行きがあって、人が通れる高さ・広さがあり、その間には多数の枝坑道もある。」
これは佐藤貞治氏の調査資料からの抜粋です。
また、大毎金山の最後の鉱業権者となった岸野氏の資料には、明治45&大正元年度現況の坑内実測裁面図があり、そこには7つの坑道が記載されているそうです。
ぼくはマンニモ山の周囲を、おおむね標高400~410mのレベルを、北の一部を除きぐるりと一周しているのですが、一つの例外を除き、まだ坑道の延長が20m以上ありそうなそれは発見できておりません。
4月に探査を開始したときは雪解け直後だったので林内の見晴らしもよく、上の斜面もチェックしたつもりなのですが・・・
もっとも、どの坑口も間口は狭いのでよほど近づかないと気づかない可能性もあります。
今年の晩秋か来春には、標高430m前後のレベルをトラバースしながらもう一度坑道探しをしてみたいと思っています。






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金丸鉱山の関連施設跡 [鉱物 (関川村・金丸鉱山)]

改めて、ざっと金丸鉱山の歴史を概説します。
昭和7年、行者が上の沢の上流で光沢のある鉱物が付着した石を発見、それがのちにタングステン鉱石であることがわかり、昭和11年から採掘作業が開始されました。
第二次大戦による休業期間をはさみ、一帯に長石が多いことから長石の採掘を目的に日本窯業化学が上ノ沢鉱業所を昭和23年に開設。
翌年には上ノ沢と、越後金丸駅に隣接する選鉱所を結ぶ全長4650mの索道を建設、昭和25年より採掘を本格的に始めました。
上ノ沢には鉱山集落が形成され、昭和41年には38戸93人が生活していたといいます。
小中学校の分校も置かれていたのですが、長石需要の減少により昭和44年には中学校の分校が、昭和50年には小学校の分校が閉鎖され、住民も離村しました。
しかしながら鉱山は閉山せず、規模を縮小しながらも通いの従業員で細々と営業が継続され、完全に閉山となったのは平成8年のことでした。
金丸鉱山で採掘された長石は陶磁器の原料に使われ、それらの産業が盛んな名古屋方面に出荷されたとのことです。

さて、あるサイトを見て、索道の鉄塔が1基残っていることを知りました。
昨日の記事では越後金丸駅周辺にあった貯石場の広場からの星景写真を載せましたが、やはり昼間の風景をじっくり見てみたかったので翌日も現地を訪れました。

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荒川の対岸にその鉄塔は立っていました。
具体的には前瀬集落の外れです。
高さは30m近くあるでしょうか。
周囲は長石と石英の小さな破片が無数に散りばめられており、きれいな小石が拾えます。

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実は前瀬集落から400m上流の河原に”さざれ石”が見られると、今はなき金丸小学校のHPで見たもので、さざれ石の河原を探すべく、前瀬からさらに農道を進みました。
その農道が途中から、さっきの鉄塔周辺の広場と同じように小さな長石と石英のチップが敷き詰められており、この写真のようにこぶし大の石もそこかしこに点在していたのです。

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わ~い、ズリだ!
鉄塔周辺の広場にはこんな場所も。

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そこで見つけた質量800gほどの鉱石。
おそらく輝水鉛鉱だと思います。
黒雲母も多少付いているのかもしれません。
金丸鉱山の初期の頃は前述したように、タングステン及びモリブデン鉱石を採掘していたので、そのいずれかの石を見つけるのも目的でした。
山元でも少しは見かけましたが、これほどびっしりとメタルチックな鉱物に覆われた石は初めて見ました。
スキーのリフトに乗ると、鉄塔を通過するたびにガクンと小さな衝撃を受けますよね。
ですから、この索道の鉄塔を通過するたびにコンテナが揺れ、少しづつ鉱石がこぼれて鉄塔の周辺に巻かれたのではないかと推測します。
結局、さざれ石の河原には行けませんでした。
踏み跡がヤブに埋もれており、最初から戦意喪失。
軽装で来ていたので即Uターン。

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金丸集落の高台に、今は廃校となった金丸小学校の建物が残っています。
そのさらに後方に神社(写真)があります。
境内に名称を示すものはなかったのでネットで調べてみたら大蔵神社ということでした。
鳥居の右横に大きな岩が2つ並んでいるのですが、この黒い鉱物はそれらの岩に露出していました。
モリブデンの主な鉱石は、鉄重石、マンガン重石、灰重石、鉄マンガン重石。
タングステンの主な鉱石は、輝水鉛鉱、モリブデン鉛鉱。
これのいずれかだと思うのですが、手持ちの数冊の図鑑で調べた限り、鉄重石がもっとも似ていますかね。

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場所は変わって、採石場跡の大斜面です。
グーグルアースのストリートビューでこの前の道路がカバーされているので比べてみると、グーグルアースの画像に比べると圧倒的に現状はヤブに覆われているのがわかります。
左手に重機が10台前後置かれている広場があり、その前には道路をはさんでグーグルアースではなかったプレハブの事務所が立っています。
ですから、完全に採石場が閉鎖されたわけではないのだろうけど、事業規模はかなり縮小されているのでしょう。

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ここから越後金丸駅側に歩を進めると、左手に廃屋が現れます。
前日の夜に来たときは気づきませんでした。
調べてみると、金丸鉱山の事務所だったようです。

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昨日の記事の最後の写真で写っているのがこの建物(選鉱所跡)です。
その背後にまわってみたら、索道の鉄塔が視界に入りました。
そして、このときは気づかなかったのですが、PCで画像処理していると、金丸鉱山の標高570mにあった露頭上部が写り込んでいることを発見しました。
ナルホド、あそこからここまで一直線に見渡せるのですね。
索道のルートが一目瞭然。

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選鉱所の中はこんなになっています。
ここにも長石と石英の細かなチップがありました。
金丸鉱山ではカリ長石メインに、石英、灰曹長石、微斜長石、柘榴石(ガーネット)、白雲母、黒雲母、燐灰石、方解石、磁鉄鉱などが見つかっているので、この山をほじくり返せば何かお宝が見つかるかもしれませんよ。







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金丸鉱山の珪灰石 [鉱物 (関川村・金丸鉱山)]

昨年から今年にかけて、金丸鉱山(関川村)へは4回足を運びました。
しかし、JR越後金丸駅近くにある鉱山関係施設を訪れたことはなかったので、21日夜、越後金丸駅周辺を探索してみました。
もっとも、目的の半分は星景写真であり、もしズリが見つかればUVライトを照射してみて蛍光鉱物があるかどうか調べてみようという軽いノリで。
現地へ着いたのが薄明終了後だったので、周辺の地形はよくわからなかったです。
駅の南方に広大な採石場跡があるのですが、そこから越後金丸駅までの間を歩いてみました。

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夏草が生い茂っているところが多く、思ったより探索できる範囲は狭かったのですが、それでも写真の珪灰石(ウラストナイト)を見つけることができました。
幅10cm、質量315g。
珪灰石はここ2年間新潟市の海岸部の護岸地帯で、おそらく中国から捨石用に輸入されたであろうそれの破片を5~6個ゲットしましたが、こちらはまごうことなき新潟県産です。
「鉱山軌道・金丸鉱山」というウェブサイトによると、越後金丸駅のすぐ南には金丸鉱山の貯石場があったとされ、となるとこの珪灰石も駅から約4.5km離れた金丸鉱山から運ばれてきたものである可能性が大きいです。
もっとも、隣接して採石場がありますので(上のサイトによると、この採石場全域が金丸鉱山の貯石場ということになっていますが、ぼくの記憶でも実際に近年まで採石場は稼働していたので、貯石場として使われたのは駅に近い側の一部の広場だったのではないかと思っております)、そこから産出したものである可能性もあります。
いずれにしましても、関川村産であることは間違いありません。
新潟市の海岸部で見つけたそれはことごとく長波(365nm)の紫外線ライトで淡いイエローに蛍光するのですが、この珪灰石の蛍光度はそのどれよりも強い!

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結晶面のアップです。
新潟市の海岸産?の珪灰石に比べて風化の度合いが少なく、表面がみずみずしい光沢を保っています。

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この硅灰石を見つけた場所から2m離れたところでも、イエローに蛍光する石を発見。
UVライトを当てながら撮ってみました。
硅灰石の割れた破片(ぼくが割ったわけではない)がことごとく蛍光します。
しかも鮮やか。
ただし、一帯にズリと言えるほど岩石がたくさん落ちているわけではありません。
かなり丹念に探さないと見つからないでしょう。
それを見越した上で、あえて夜間に来てみたのです。
夜ならハイパワーのUVライトがあれば、蛍光鉱物は一発で見つかりますから。

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EOS R改 + RF15-35mm F2.8L IS (共通)

ひっきりなしに薄雲が流れてくる状況だったので、今回は一発撮り。
中央やや左に採石場跡が見えています。
ちょうどその真上に天の川が立ち上がっています。
右上の明るい恒星はベガ。
その左に天の川を挟んでアルタイル、その斜め左下に土星。
上の硅灰石を拾った広場から写しました。

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その後一気に雲が増えてきたのですが、この建物をどうしても写したかったので。
ちなみに、右の重機は鉱山に関係ありません。
ちょうど背後の杉林の伐採が大々的に行われており、そのためのショベルカーなのです。
この廃墟と化している建物は、金丸鉱山の選鉱所跡。
現地にも選鉱所はあったのですが、現地の鉱山集落がなくなり、規模を大幅に縮小して営業を再開してからは選鉱所もこちらに移したようです。
背後に国道が走っており、その外灯の影響を受けています。
ただし幸いなことに、道路を行き交う車のヘッドライトは右手上部の林を照らすだけで、背後の林が光を遮ってくれるのでこの建物がこれ以上明るくなることはありません。
そろそろ夏の天の川の季節も終わりですけど、どちらの場所も星景写真にもってこいのポイントであると思いました。







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新潟ミネラルマルシェの戦利品 [鉱物・パワーストーン全般]

今年も新潟ミネラルマルシェ、3日間通しで通ってしまいました。
それにしてもこのご時世、イベント開催にこぎつけてくださった関係者の皆さんの努力に頭が下がります。
観客もみなさんイベントに飢えていたようで、小雨模様の一日だった金曜日でさえそこそこ人が来ていました。
そして土日はほぼ例年並みの混み具合。
今年はカメラが故障して買い替えたので懐具合は超苦しかったのですが、主催者に敬意を表し、ちょっとだけど買い物してきました。

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今回初日に一目惚れして購入したゴールデンヒーラーのクラスター。
似たような色合いの鉱物にゴールデンオーラがありますが、そちらはチタンなどをイオン蒸着した人工鉱物です。
とはいえオーラ系水晶も実は好きで、今回もアクラオーラの小さなポイントを買ったりしましたが、クラスター版はほとんど見かけません。
こちらはラベルを見るとパキスタン産とあります。
この黄色はリチウムとマグネシウムが特定の条件で溶け込んで生まれた色で、世界的に見ると非常に珍しいのだそうです。
天然シトリンの黄色はややくすんだ感じの色合いで、好みではありません。
なかなか好みの”黄金色”に出会うのは難しいのです。
ゴールデンヒーラーと似たような質感・色合いの石で、H&E社のヒマラヤゴールドアゼツライトがありますが(このブレスレット持っています)、これが最も似ているかな?
黄金色の光線について語りだすと止まらないのだけど、ちょっと思い出しのでコネタを少々。
アメリカの世界的に有名な透視ヒーラーであるレバナ・シェル・ブドラ女史が、日本に来るたびに必ず立ち寄る場所として京都の浄瑠璃寺を挙げていました。
その記事を書いた雑誌(たぶんパワースペースだったかな?)は既に手元にないので詳細はうろ覚えなのですが(読んだのも30年以上昔です)、彼女は浄瑠璃寺に来ると必ず薬師如来坐像の前で瞑想するのだそうです。
そこで最初に瞑想した時、初めて向こう側の世界~黄金に輝く世界(注釈:ヒランヤも確か山田隆男先生が瞑想中に黄金色に輝く世界とつながり、そこで得たインスピレーションを元に製品化したものと聞いたことがあります)~につながり、神秘的な体験をしたのだとか。
以来、日本に来るたびに浄瑠璃寺を訪れるそうです。
かくいうぼくもその記事を読んで翌年のことだったと思いますが、実際に浄瑠璃寺へ行き、くだんの薬師如来坐像(重文)の前で瞑想したことがあります。
その日は不思議なことに、お客さんはぼく一人。
周囲の目を気にすることなく20分くらいでしたか、瞑想したと記憶しています。
そして、黄金世界につながることはできなかったけど、いともたやすく(比喩的表現を使うと)地球の成層圏を脱し、4次元空間から地球を眺める、そんな感覚を体験することができました。
当時大阪に住んでいたこともあり、それから3~4回ほど浄瑠璃寺を訪れたものです。
あのお寺の敷地全体の波動がとても軽いので、敷地に入った途端その違いを体感することができました。
浄瑠璃寺、いいですよ~。

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同じショップ(universe)で同時購入した、中国・湖南省産のフローライト。
結構大きく、色合いも完全に好みで全体の形も整っているのでやはり一目惚れ。
昨年からフローライトに魅せられ、下越の複数の場所で低品質ではあるけど、念願のフローライト(蛍石)を見つけました。
これから徐々にコレクションを増やしていこうと目論んでいる次第。
ちなみに、今回初めて買い物をしたユニバースさん、値頃感のある商品ばかりでとても好感が持てました。
アクリル製の台座が付いているのもなにげに嬉しい。
その台座には産地名を印字した透明なシールが貼ってあり、重宝します。

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自宅でマイUVライト(365nm)を当ててみました。
会場で試したところ淡くしか蛍光しなかったので期待はしていませんが、やはり蛍光度は弱い。
色も透明感はなく、濁りが感じられます。
でも、中には全く蛍光しないフローライトもあるので、蛍光するだけで良しとしよう。

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こちらは最終日の終了間際に、蛍石の専門店・スーパーノバさんで購入したイギリス・ダラム産のフローライト。
半額セールのコーナーから選びました。
イエロー系のフローライトはマイナーな存在。
色合いはもっと透明感が欲しいところですが、数千円のお値段ではないものねだり。
それでもしっかりと強蛍光してくれます。

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蛍光の色合いと質感が素晴らしく、それに魅せられての購入。
今回のミネラルマルシェ、過去のそれの中で一番面白かったような気がする。
たくさんの知り合いに会っておしゃべりに花を咲かせたし、本当にみんなすごくイキイキしていた!
やはり人間は、人と人とのつながりの中で生きていくのが当たり前だし、それを絶対に断ってはならない(もしそれを断つように仕向ける勢力があったとしたら、そこにはその勢力にとって有利となる意図が隠されていると視るべきです。過去の歴史でひとつの例外もありません、もちろん現在進行系のパンデミックにおいても)。
ぼくの人生はそろそろ後半を過ぎて終盤に差し掛かっているけど、この地球と呼ばれる星で”人間”を体験していく中で最も大切なものはなにか、改めて気づきを得た3日間でした。


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二王子神社旧参道一本杉からの星空 [星景写真(新発田市)]

16日夜、二王子神社旧参道の途中に立つ”一本杉”へちょこっと行ってきました。
何年か前、2回に分けて二王子岳登山口に鎮座する二王子神社へ通じる旧参道を全線踏破したことがあります。
まだ自動車がなかった時代、二王子権現への信仰登山華やかなりし頃、一本杉(鉾立杉ともいう)前に茶屋があったとのこと。
一本杉の下には「南無阿弥陀仏」と刻まれた江戸時代の石碑が建っており、近くに石灯籠などもかろうじて一基残っています。
初めてここへ来たのは高校2年のとき、ですからもう40年以上前になるのですが、そのときから一本杉前のこの小広場に魅せられ、以来何十回も来ています。
旧参道についてはぼくの以前のブログで取り上げていますので、興味ある方はどうぞ。
http://carlossato.cocolog-nifty.com/blog/2016/05/post-87e5.html

また、にのうじ童子さんのHPでも古写真をまじえ、詳しく取り上げられているので同様にリンクを張っておきます。
http://blog.livedoor.jp/toronevent2303/archives/50362434.html

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EOS R改 + RF15-35mm F2.8L IS (15mm・共通)

旧参道入り口は右手です。
一瞬でしたが、最高の星空でした。
カシオペア座のハート星雲もうっすら写っているのだけど、なにせ星がピンぼけなので心眼で観ればの話。

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石碑の後ろの大木が一本杉。
現地には20分しかいなかったのですが、着いたときに快晴になり、帰るときには雲が湧いてきました。
ありがたいことです、撮らせていただきました。感謝。
それはいいけど、ひとつ大失態!
無限遠のピントが合っていない・・・
旧参道、この先数十メートルでいったん途切れるのだけど、完全復活させれば十分観光資源になると思うのですが。
二王子神社側には太鼓橋や灯籠杉もまだ残っているし、本当にもったいないと思います。




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待望の星空 [星景写真(新発田市)]

あまり確信はなかったけど、12日、取りあえずいつもの二王子山麓へ向かいました。
非常に風が強かったので赤道儀は設置せず、固定撮影で対処。
思ったより雲が少なく、これならOK。
EOS R改の本格星空デビューです。

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EOS R改 + RF15-35mm F2.8L IS (19mm)

今回はすべてC-RAWで撮りました。
これで1枚あたりのファイルサイズが23.6MB。
RAWとどれだけ画質に違いが出るか試してはいないけど、これで十分かなあ。
このRFレンズ、やはり星像が安定しています。
周辺減光は大きいけど、DPPである程度補正が効くので(ここでは周辺光量50%で調整)許容範囲。
尚、正面に見えている山塊は五頭連峰です。

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こちらの焦点距離は21mm。
5~6年ぶりに夜の滝谷新田へ来てみました。
右の小ピークは要害山(292m)。
さすが改造機、わずか12秒の露出でも、カリフォルニア星雲が写ってくれるのが嬉しい。
やはり前回来た時の記憶より、内の倉ダム方面が明るくなっている・・・
さきほどの場所よりは風が弱いけど、まだまだ赤道儀を設置する気にはならないほどの風が吹いています。
稲穂がたわわに実り、風に吹かれてたなびく様に秋の訪れを予感させます。
この場所は今の時期、プレアデス星団を撮るのにもってこいの場所だと当時感想を抱きましたが、やはりプレアデス星団を観望するには最適です。

実はこの直前に内の倉ダム直下にある赤谷発電所へ立ち寄ったのですが(40年ぶり?くらいでした!)、予想はしていたものの外灯がやたらめったら多く、とてもカメラを出す気にはなれませんでした。

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最後に五十公野の桝潟へ立ち寄りました。
焦点距離は17mm。
左の外灯の影響をモロに受けている山を除けば、全体的にはそれほど明るさは感じることはなく、そこそこコントラストの高い星空を見ることができました。
白鳥が飛来する時期になると面白いのではないでしょうか。



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新発田城星景の可能性 [星景写真(新発田市)]

6日夕方、弥彦山から帰ってきてすぐ二王子山麓へ向かったのだけど、雲が多く撮影を断念。
それから試しに新発田城へ立ち寄ったのですが、その頃には雲がかなり取れており、夜空のコントラストも上がっていたので久々に新発田城の夜景を撮ってみました。

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EOS R改 + RF15-35mm F2.8L IS (共通)

今の時期はライトアップがされておらず、意外と暗かったです。
既に月は昇っていますが、もし月がなかったら北の天の川の輪郭がはっきりわかるほどの星空が写せそう。
数枚連射してあとでSequatorで合成することも頭にありましたが、さすがに明るいのでその必要性は感じず、すべて1枚撮りで済ませました。

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左側の城址公園内に何本か外灯が立っているくらいで、北方向は本当に暗い。
もうちょい左側に移動すると公園の外灯も視界から消えるし、真正面にカシオペアが横たわるので、次回はその構図を試してみよう。

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時系列的には逆になりますが、初めて弥彦スカイライン沿いにある”佐渡見台”へ行ってきました。
ここに坂井銅山の記念碑が立っており、それを見たかったのです。
この高台の先端まで歩くと(ほんの5mくらい先)、佐渡が目の前にバーンと現れます。

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やや草丈が高いですが、ぎりぎりセーフ。
絶景です。
帰宅してステラでシュミレーションしてみたら、来月の新月期、割と早い時間帯に真正面に天の川が沈んでいきそうです。
今月でも大丈夫かなと思うけど、弥彦スカイラインは23時以降クローズされるのでそれまで下山しなければなりません。
いずれにせよ、条件が揃えば一度は星景写真を撮りに来てみたい優れた展望地だと思いました。
(車は佐渡見台入り口から20~30m下側にある路肩に停めるといいでしょう。2台くらい駐車可。)







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