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浦浜から立岩にかけての海岸線 [鉱物(中越)]

越後七浦シーサイドライン沿いの岩場で、まだ探していない岩場を訪れました。
浦浜から立岩にかけて、小さな岩場も含めてこれで全部歩いたことになります。
しかし、めぼしい鉱物が見られたのは男釜と女釜周辺だけでした。

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前回来た時は背後の女釜の磯を探してみたのですが、今回は男釜(正面の岩場)の磯に降り立ちました。
女釜に比べると、道路で山側と分断されているため、あまりこれといった大きな結晶は見られませんでした。
沸石は少なく、一番見かけたのは方解石。
水晶の玉髄もそこそこありました。

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方解石はかなり大きな結晶が見られました。
この岩には、横幅30~35cmに渡ってびっしり方解石が付いていました。

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こちらも大きめ方解石。
今回見かけたのは大きな岩に付いている結晶のみで、磯に転がっているこぶし大サイズの石ころでこういった結晶が付いているやつはありませんでした。

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こちらは珍しく水晶です。
ただし、基板は方解石と思われます。

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方解石をもう一枚。

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基本的に水晶系の石を探しているので、水晶を見つけると飛び上がりたいほど嬉しくなります。
これはキラキラと輝いており、本当に美しかったです。

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この磯へは1枚目の写真左側に写っているロープをつたって下りるのですが、はっきり言って危険です。
なんとか下りられたものの、途中でバランスを崩し、腕時計のガラス面をコンクリートにこすりつけてしまいました。
2ヶ月前に買ったばかりの腕時計が傷物に(T-T)
なので、帰りは1枚目の写真右側の岩を水面近くから這い上がって登りました。
こっちの方が全然ラクでした。
岩を登りきると、そこには何かの記念碑が置かれていました(上の写真参照)。
絶景です。
このあと、3回目となる間瀬海岸を訪れましたが、採取ゼロ、写真も撮らず。
沸石ならいくらでも落ちていますが、それだけです。
ワクワク感がないので、間瀬はもういいかな。


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手つかずの浜 [鉱物(中越)]

越後七浦シーサイドラインを寺泊側へ向かって走っていくと、浦浜を過ぎて女釜・男釜が最後の岩場になります。
ここは海岸へ下りるのに固定ロープを使わないといけないのですが、ほぼ垂直なのでかなり危険を伴います。
そのためもあってか、岩石の方は全くハンマーを使った形跡もなく、処女地のようでした(釣りにしても大きめのゴロタ石主体なので、あまりいいポイントとは思えず。従って、釣り人もほとんど入っていないのでは?)。


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沸石です。
間瀬海岸と違って沸石はわずかしか見られませんでしたが、比較的結晶が大きめのものが多かったです。

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黄褐色の膜は、おそらくカルサイトだと思います。
この岩場はとにかくカルサイトが目立ちました。

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沸石は美麗な結晶が見られ、大満足。

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近くに、横幅10cm以上の立派なカルサイトが露出していました。
質感も非常にみずみずしく、ちょっと感動。
そして、半径2m以内にこの母岩から切り離されたと思われる、カルサイト付きの3cm~5cmくらいの石がぱっと見10個近く転がっていることに気づきました。これはすごい・・・

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母岩に付いていたカルサイトの、左上部を拡大してみました。
標本写真そのものです。


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かなり厚みがあるカルセドニーです。


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これまた非常にみずみずしいカルセドニー。
黄褐色の小さな結晶は石英以外の鉱物かもしれません。


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幅約12cm、厚みのあるカルサイトにびっしり覆われた小石です。
2個拾ったうちの1個で、どちらもカルサイト。
間瀬で見られる沸石や魚眼石はごく小さなものばかりなので、個人的にはあまり興味が湧きません。
カルサイトは蛍光現象を示すし、カルサイト探しの方がずっと楽しい。
さて、蛍光実験です。

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375nmのブラックライトを照射すると、ここ1ヶ月蛍光実験してきた鉱物の中で、最も明るく発光しました。
やはりみずみずしい個体は違いますね。
現地でも感じたのですが、石が生きていたので。
大切に保管しようと思います。
(ちなみにこの小石、裏も同様にカルサイトで埋め尽くされており、もちろん明るく蛍光しました。)

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