そしてゲンジが残った [ホタル (村上市)]
撮影開始20時14分、終了21時9分
15日の夕方、とある尾根に近年付けられた3本の伐採道を視察しました。
そのうちの1本がとてもいい感じだったので、そのまま居残り撮影。
ホタル仲間の報告から、既にこの地域でのヒメボタルはおとといか昨日あたりで終焉を迎えたものと思っていましたが、やはりというか、ヒメボタルの数はゼロでした。
もともとこの林にはゲンジも少数ながら生息しているのですが、ゲンジは相変わらず活発に飛び回っており(むしろ微増した?)、これはこれで貴重な光景を目の当たりにしました。
この伐採道沿いに湿地帯や池、つまりゲンジが好みそうな植生は見当たらないので、ちょっと不思議な光景なのです。
帰りに同じような標高の、ヒメボタルのA級ポイントへ立ち寄りましたが、やはりこちらでもヒメの姿は皆無だったので、当地でのヒメボタルは完全に終息したようです。
今年も素敵な姿を見せてくれてありがとう。
愛してるよ!
また来年!
サンデイナイトフィーバー [ホタル (村上市)]
サタデイでなくサンデイ(日曜日)で間違いありません(笑)。
撮影開始20時56分、終了21時37分
既に月が半月より大きくなっているので、林内を何度も場所を変え、あたふたしていました。
半ば諦めかけたどり着いた貯水池。
すると水際でヒメボタルが飛び交っているではないですか。
やったーと心の中で雄叫びを上げながら撮り始めたけど、う~ん、何かが違う・・・
冷静になってモニターに映し出される光跡を拡大してみてみると、ヘイケっぽい。
自宅PCの大きなモニターで改めて見てみたら、やはり全てがヘイケとゲンジなのでした。
新発田の田んぼに棲むヘイケはとても小さいけど、こちらのヘイケは倍くらい大きいような。
光の強さもしかり。
大きなヘイケの光り方は本当にヒメボタルと見まごうばかり。
それにしても、なぜ水門の左横に集中しているのだろう?
構図は少しだけ異なるけど、事前に試写した1枚があるので、それを明るめに処理して背景を炙り出してみたのが次の画像。
草か何かが水面から上に突出しているのかなと思いきや、特にそういうこともないようで。
本当に原因不明です。
ヒメボタルはいないけど、これだけ活発に乱舞してくれるなら、もっと早い時間帯から写してみたい。
来年の再訪(ただし新月期)を誓うのでした。
林内で右往左往しながら写したヒメボタル。
既に一度場所変えしているのですが、絶対ここは大丈夫なはずと思ったこの水路沿いの場所も、15分くらいすると月明かりが差し込んできました。
どんどんそのエリアは左から中央に移動してきたので、ここも途中撤収。
月明かりの影響の及ぶ範囲の予測は難しい。
それだからホタルの撮影は面白いのだけど。
撮影開始20時56分、終了21時37分
既に月が半月より大きくなっているので、林内を何度も場所を変え、あたふたしていました。
半ば諦めかけたどり着いた貯水池。
すると水際でヒメボタルが飛び交っているではないですか。
やったーと心の中で雄叫びを上げながら撮り始めたけど、う~ん、何かが違う・・・
冷静になってモニターに映し出される光跡を拡大してみてみると、ヘイケっぽい。
自宅PCの大きなモニターで改めて見てみたら、やはり全てがヘイケとゲンジなのでした。
新発田の田んぼに棲むヘイケはとても小さいけど、こちらのヘイケは倍くらい大きいような。
光の強さもしかり。
大きなヘイケの光り方は本当にヒメボタルと見まごうばかり。
それにしても、なぜ水門の左横に集中しているのだろう?
構図は少しだけ異なるけど、事前に試写した1枚があるので、それを明るめに処理して背景を炙り出してみたのが次の画像。
草か何かが水面から上に突出しているのかなと思いきや、特にそういうこともないようで。
本当に原因不明です。
ヒメボタルはいないけど、これだけ活発に乱舞してくれるなら、もっと早い時間帯から写してみたい。
来年の再訪(ただし新月期)を誓うのでした。
林内で右往左往しながら写したヒメボタル。
既に一度場所変えしているのですが、絶対ここは大丈夫なはずと思ったこの水路沿いの場所も、15分くらいすると月明かりが差し込んできました。
どんどんそのエリアは左から中央に移動してきたので、ここも途中撤収。
月明かりの影響の及ぶ範囲の予測は難しい。
それだからホタルの撮影は面白いのだけど。
ヘイケの聖地が復活した [ホタル (村上市)]
県北に大好きな棚田があり、そこのある一角で毎年ヘイケの乱舞が必ずと言っていいほど見られました。
ところが5~6年前から突然数が激減し、寂しく思っていました。
原因として考えられることは、除草剤の使用です。
そこへ通い始めた当初は畦に結構草が生えていたのですが、いつしかスッキリするようになりましたから。
でもそれくらいで、あとは思い当たる点はありません。
6月30日、その近くのヒメボタルのポイント~そこも数年前からホタルが姿を消したところ~へ、今年はどうかなあと撮影に行ってみました。
ここからヒメボタルが姿を消した原因はわかっており、この廃林道が再び使われるようになったからです。
おととしから道幅が1.5倍になり、路面は固くなり、一部路肩の木も伐採されてしまいました。
しかしその後はまた林道が使われなくなったのか、路面には杉の落ち葉が堆積し、ここに至る農道も草丈が高くなりつつあります。
これならある程度見られるのではないかと期待したのですが、20時20分まで粘ってヒメボタルの姿はゼロでした。
あきらめて車を停めた地点に戻り、くだんの田んぼに目をやると、ヘイケがそこそこ乱舞しているではありませんか。
まだまだ往時のピークには及ばないけど、十分見ごたえがあります。
早速カメラを向けました。
撮影開始は20時45分で、総露出時間40分。
よくよく地形を観察してみると、田んぼが休耕田になっていました。
そして、左手に池があり、右手にかけて湿原が拡がっており、かつての畦道にも土の柔らかさが戻ってきていました。
実はここのヒメボタルは例年7月上旬に現れるので、まだ早かったのかもしれません。
撤収後、念の為ヒメボタルの林道をもう一度チェックしてみたのですが、今度は7~8匹見ることができました。
ただし、いつも現れる林の奥ではなく、その林道の入口付近の草原や広葉樹の裾野を舞っていたのです。
そこはホタル発生の初期に姿が見られる場所なので、やはりこれから本隊は出てくる~多分2~3日後から~と確信した次第。
この田んぼの背後の棚田もヘイケやゲンジがかなり舞っており、こちらでも休耕田がやや増えているようでしたが、そこは軒並みいい感じの湿原になっていました。
ということで、ヘイケにとっても理想的な環境が増えてきたので、適切な時期さえ選べば間違いなく乱舞が見られるようになるでしょう。
ところが5~6年前から突然数が激減し、寂しく思っていました。
原因として考えられることは、除草剤の使用です。
そこへ通い始めた当初は畦に結構草が生えていたのですが、いつしかスッキリするようになりましたから。
でもそれくらいで、あとは思い当たる点はありません。
6月30日、その近くのヒメボタルのポイント~そこも数年前からホタルが姿を消したところ~へ、今年はどうかなあと撮影に行ってみました。
ここからヒメボタルが姿を消した原因はわかっており、この廃林道が再び使われるようになったからです。
おととしから道幅が1.5倍になり、路面は固くなり、一部路肩の木も伐採されてしまいました。
しかしその後はまた林道が使われなくなったのか、路面には杉の落ち葉が堆積し、ここに至る農道も草丈が高くなりつつあります。
これならある程度見られるのではないかと期待したのですが、20時20分まで粘ってヒメボタルの姿はゼロでした。
あきらめて車を停めた地点に戻り、くだんの田んぼに目をやると、ヘイケがそこそこ乱舞しているではありませんか。
まだまだ往時のピークには及ばないけど、十分見ごたえがあります。
早速カメラを向けました。
撮影開始は20時45分で、総露出時間40分。
よくよく地形を観察してみると、田んぼが休耕田になっていました。
そして、左手に池があり、右手にかけて湿原が拡がっており、かつての畦道にも土の柔らかさが戻ってきていました。
実はここのヒメボタルは例年7月上旬に現れるので、まだ早かったのかもしれません。
撤収後、念の為ヒメボタルの林道をもう一度チェックしてみたのですが、今度は7~8匹見ることができました。
ただし、いつも現れる林の奥ではなく、その林道の入口付近の草原や広葉樹の裾野を舞っていたのです。
そこはホタル発生の初期に姿が見られる場所なので、やはりこれから本隊は出てくる~多分2~3日後から~と確信した次第。
この田んぼの背後の棚田もヘイケやゲンジがかなり舞っており、こちらでも休耕田がやや増えているようでしたが、そこは軒並みいい感じの湿原になっていました。
ということで、ヘイケにとっても理想的な環境が増えてきたので、適切な時期さえ選べば間違いなく乱舞が見られるようになるでしょう。
鳴海森林公園のホタル [ホタル (村上市)]
以前からどうしてもホタルシーズン中に行ってみたい場所がありました。
そこは山形県境に近い、鳴海森林公園。
高根から鳴海森林公園にアクセスする平床林道が、近年大雨による災害等で通行止めになっていることが多く、7月に行けることはなかったのです。
ところが今年は朝日スーパーラインとの合流地点まで入っていけるらしい。
ちょっと時期が遅れてしまったけど、22日行ってみました。
以前は合流地点には何もなかったし、あったとしてもパイが置いてあるだけだったのでスーパーラインに侵入できたのですが、鎖で施錠されていました。
車はそこまで。
鳴海森林公園には2箇所駐車場がありますが、ヘイケがいる可能性が高いのは下手の湿原の方なので、そちらへ徒歩で移動。
所要約10分。標高652m。
天気曇り時々霧雨、気温20度。
条件は悪くありません。
ところが下手の駐車場へ着いてみて愕然。
湿原への小道が消えています。
全く草刈りがされていないらしく、ヤブに埋もれています。
上下とも雨具を着用し、長靴を履いていたら或いは入っていけたかもしれませんが、今回は割と軽装なので湿原へ入っていくのは断念。
鳴海ゴールドパークの開園が今年は8月9日なので、その前には朝日スーパーラインも全線通行可になると思います。
その直前にはきちんと草刈りもされるといいのですが、放置されている可能性もありますね。
”なるみの小径”もヤブと化しており、道の痕跡が消えかかっていましたし。
仕方なく、広場の端にカメラを設置しました。
持ってきたレンズが16-35m、カメラ本体はフルサイズ機なので、35mmが限界。
50mmあればなあと思うのですが、ないものねだり。
湿原までかなり距離があるので、淡いヘイケの光が視認できるかどうか、微妙なところです。
総露出時間約20分。
結果、20時前にはホタルは全く現れず、ほとんど真っ暗闇になった頃からぼちぼちヘイケが現れました。
しかしながら数は少なく、構図から外れている右側にはもう少しいたのですが、このカットに関して言えばゲンジが1匹、ヘイケが5~6匹しか写り込んでいませんでした。
肉眼でも一応視認できるホタルもいましたが、やはり距離もあるし霧が立ち込めているのでごくごく淡い光としてでした。
多分、この湿原にはかなりの数のホタルが生息していると推測します。
あと2週間早かったら乱舞が見られたかもしれません。
しかし、湿原中央まで藪こぎをして入っていかなくてはならず、かなり気合が必要ですね。
20時15分、雨がかなり落ちてきたので撮影終了。
帰りに平床林道沿いの林を7~8箇所インスペクションしましたが、時期が遅いせいもあり、ヒメボタルを見かけることはなかったです。
そこは山形県境に近い、鳴海森林公園。
高根から鳴海森林公園にアクセスする平床林道が、近年大雨による災害等で通行止めになっていることが多く、7月に行けることはなかったのです。
ところが今年は朝日スーパーラインとの合流地点まで入っていけるらしい。
ちょっと時期が遅れてしまったけど、22日行ってみました。
以前は合流地点には何もなかったし、あったとしてもパイが置いてあるだけだったのでスーパーラインに侵入できたのですが、鎖で施錠されていました。
車はそこまで。
鳴海森林公園には2箇所駐車場がありますが、ヘイケがいる可能性が高いのは下手の湿原の方なので、そちらへ徒歩で移動。
所要約10分。標高652m。
天気曇り時々霧雨、気温20度。
条件は悪くありません。
ところが下手の駐車場へ着いてみて愕然。
湿原への小道が消えています。
全く草刈りがされていないらしく、ヤブに埋もれています。
上下とも雨具を着用し、長靴を履いていたら或いは入っていけたかもしれませんが、今回は割と軽装なので湿原へ入っていくのは断念。
鳴海ゴールドパークの開園が今年は8月9日なので、その前には朝日スーパーラインも全線通行可になると思います。
その直前にはきちんと草刈りもされるといいのですが、放置されている可能性もありますね。
”なるみの小径”もヤブと化しており、道の痕跡が消えかかっていましたし。
仕方なく、広場の端にカメラを設置しました。
持ってきたレンズが16-35m、カメラ本体はフルサイズ機なので、35mmが限界。
50mmあればなあと思うのですが、ないものねだり。
湿原までかなり距離があるので、淡いヘイケの光が視認できるかどうか、微妙なところです。
総露出時間約20分。
結果、20時前にはホタルは全く現れず、ほとんど真っ暗闇になった頃からぼちぼちヘイケが現れました。
しかしながら数は少なく、構図から外れている右側にはもう少しいたのですが、このカットに関して言えばゲンジが1匹、ヘイケが5~6匹しか写り込んでいませんでした。
肉眼でも一応視認できるホタルもいましたが、やはり距離もあるし霧が立ち込めているのでごくごく淡い光としてでした。
多分、この湿原にはかなりの数のホタルが生息していると推測します。
あと2週間早かったら乱舞が見られたかもしれません。
しかし、湿原中央まで藪こぎをして入っていかなくてはならず、かなり気合が必要ですね。
20時15分、雨がかなり落ちてきたので撮影終了。
帰りに平床林道沿いの林を7~8箇所インスペクションしましたが、時期が遅いせいもあり、ヒメボタルを見かけることはなかったです。
異変は続く [ホタル (村上市)]
28日、ぼくがヒメボタルの乱舞を初めて見た林(村上市の山間部)を訪れました。
もっとも盛大だったのが2016年。
そのとき写した、このポイントの画像。
農道の終点から100mほど歩いてきます。
途中草丈が50~70cmくらい伸びているヤブが40mほど続き、道はいつもぬかるんでいるので長靴必須。
この先に田んぼがあるわけではなく、ほとんど歩く人もいないと思われる廃林道。
ヒメボタルは左右の林だけでなく、道の両脇や中央のこんもりした茂みにも産卵しているようで、そこから光り始めることも多い。
ヒメボタルだけでなく、ゲンジやヘイケも同じ空間を飛び交う稀有な場所。
そこがこんなになっていました。
撮影場所は厳密には同じではありませんが、誤差は前後5mほどでしょう。
左右の林は伐採されいる様子はなく、強いて言えば右側の沢に続く斜面で、道に近い側の大きな木が何本か伐採されていましたが、これだけで済んでいるのだったら絶滅することはないはず。
と、心のなかでつぶやき、気を静める。
後方を振り返ると、さらに衝撃的な映像が目に飛び込んできました。
来た時歩いてきたのは左側の小道なのです。
右手にまっすぐ林道が伸びている!
実はこの林道(というか、林道の痕跡)は国土地理院の地形図に載っています。
しかしながら10m先で完全に自然に帰しており(昨年までは)、入り口も深いヤブに覆われ、よく注意してみないとそこに道の痕跡が残っていることに気づかなかったくらいです。
50mほど新しい林道を歩いてみましたが、地形図記載のそれはジグザグに上へ伸びているのですけど、それと同じ軌道をトレースしているように思いました。
ここから直線距離で3kmほど離れた山では、数年前から7~9合目にかけて山腹の林の大規模な伐採作業が進行中。
今はほぼ終えたと思うのですが、その周辺でも同様の作業が進行中のようです。
さて、ヒメボタルはといえば、このポイントで30分ほど連続撮影してみましたが、ゲンジが2匹写ったのみ。
ほぼ毎年1度はこのポイントへ来ているのですが、ボウズは初めてです。
いつもは7月上旬、7~10日あたり、にピークが来ることが多く、6月下旬に来たことは2~3回しかありません。
それでも1匹も見られないということはなかった。
この廃林道入口の田んぼの周辺の林にもヒメボタルは生息しており、実はそこで2匹くらいのヒメボタルを目撃。
なので、やはり林道が復活したことによる何らかの影響があり、そこに生息していたヒメボタルがいなくなったと考えるのが妥当かと思います。
もう1台のカメラは、廃林道入口の田んぼに構えました。
こちらのヘイケは順当に発生し、いつもの見慣れた風景が展開しました。
ただ、背後に周囲を杉林に囲まれた一枚田があるのですが、かつて猛烈な乱舞が見られたそこではヘイケの姿はほぼ皆無。
数年前から突然ホタルの姿が消えたのですが、こちらの原因は今でもわかりません。
かくして自然は毎年姿を変えていきます。
外的な要因だけでなく、内的な要因、自然そのものの人智を超えた要因など様々な要素が働き、刻一刻と人間を含めた自然や宇宙は移り変わります。
どんな一瞬も一期一会です。
もっとも盛大だったのが2016年。
そのとき写した、このポイントの画像。
農道の終点から100mほど歩いてきます。
途中草丈が50~70cmくらい伸びているヤブが40mほど続き、道はいつもぬかるんでいるので長靴必須。
この先に田んぼがあるわけではなく、ほとんど歩く人もいないと思われる廃林道。
ヒメボタルは左右の林だけでなく、道の両脇や中央のこんもりした茂みにも産卵しているようで、そこから光り始めることも多い。
ヒメボタルだけでなく、ゲンジやヘイケも同じ空間を飛び交う稀有な場所。
そこがこんなになっていました。
撮影場所は厳密には同じではありませんが、誤差は前後5mほどでしょう。
左右の林は伐採されいる様子はなく、強いて言えば右側の沢に続く斜面で、道に近い側の大きな木が何本か伐採されていましたが、これだけで済んでいるのだったら絶滅することはないはず。
と、心のなかでつぶやき、気を静める。
後方を振り返ると、さらに衝撃的な映像が目に飛び込んできました。
来た時歩いてきたのは左側の小道なのです。
右手にまっすぐ林道が伸びている!
実はこの林道(というか、林道の痕跡)は国土地理院の地形図に載っています。
しかしながら10m先で完全に自然に帰しており(昨年までは)、入り口も深いヤブに覆われ、よく注意してみないとそこに道の痕跡が残っていることに気づかなかったくらいです。
50mほど新しい林道を歩いてみましたが、地形図記載のそれはジグザグに上へ伸びているのですけど、それと同じ軌道をトレースしているように思いました。
ここから直線距離で3kmほど離れた山では、数年前から7~9合目にかけて山腹の林の大規模な伐採作業が進行中。
今はほぼ終えたと思うのですが、その周辺でも同様の作業が進行中のようです。
さて、ヒメボタルはといえば、このポイントで30分ほど連続撮影してみましたが、ゲンジが2匹写ったのみ。
ほぼ毎年1度はこのポイントへ来ているのですが、ボウズは初めてです。
いつもは7月上旬、7~10日あたり、にピークが来ることが多く、6月下旬に来たことは2~3回しかありません。
それでも1匹も見られないということはなかった。
この廃林道入口の田んぼの周辺の林にもヒメボタルは生息しており、実はそこで2匹くらいのヒメボタルを目撃。
なので、やはり林道が復活したことによる何らかの影響があり、そこに生息していたヒメボタルがいなくなったと考えるのが妥当かと思います。
もう1台のカメラは、廃林道入口の田んぼに構えました。
こちらのヘイケは順当に発生し、いつもの見慣れた風景が展開しました。
ただ、背後に周囲を杉林に囲まれた一枚田があるのですが、かつて猛烈な乱舞が見られたそこではヘイケの姿はほぼ皆無。
数年前から突然ホタルの姿が消えたのですが、こちらの原因は今でもわかりません。
かくして自然は毎年姿を変えていきます。
外的な要因だけでなく、内的な要因、自然そのものの人智を超えた要因など様々な要素が働き、刻一刻と人間を含めた自然や宇宙は移り変わります。
どんな一瞬も一期一会です。
とある里山風景 [ホタル (村上市)]
23日、今季初めてホタルを観察しに村上市へ。
この川の近くでは既に何回か撮影しているのだけど、川の右岸に杣道を見つけ、それを辿っていったら素敵な風景が展開したので、そこでカメラを構えてみました。
この日はカメラ2台体制。
杣道はこの先杉林の中へと消え、そこの林がいい雰囲気だったので、ヒメボタル狙いでもう1台のカメラを杉林の中へ設置。
結果、いないのか時期尚早なのか、ヒメボタルの姿を見かけることはなかったけど、川ではゲンジの幽玄な舞が見られました。
次の写真は、この川のやや下流で写したもの。
結構枚数を重ねているので多く見えますが、実際の数はまだまだ少なかったです。
おそらく今週後半がピークになるのでは?
帰りに近くの、これまた新規の林へ立ち寄ってみましたが、右の杉林の中にヒメボタルがいました。
数は少なかったですが、これから増えてきそうな予感。
空を見上げると満天の星空で、しかも濃い天の川が横たわっています。
既にホタルは、林の中のヒメボタルだけでなく、左側にある田んぼを飛び交っていたヘイケも飛翔をやめていました。
しかし、ホタル星景は無理でも、とにかくこの素晴らしい星空を写したかったので15枚ほど撮ってみました。
ひとつだけでもホタルの光跡が写り込んでくれたので嬉しかったです。
村上市は、ちょっと山の方へ入るとコンクリートで固められていない渓流がたくさんあるのでホッとしますね。
新発田市だとこうはいかない。
もちろん、ホタルを含めた豊かな生態系が残っているところが多く、探索のしがいがあります。
この川の近くでは既に何回か撮影しているのだけど、川の右岸に杣道を見つけ、それを辿っていったら素敵な風景が展開したので、そこでカメラを構えてみました。
この日はカメラ2台体制。
杣道はこの先杉林の中へと消え、そこの林がいい雰囲気だったので、ヒメボタル狙いでもう1台のカメラを杉林の中へ設置。
結果、いないのか時期尚早なのか、ヒメボタルの姿を見かけることはなかったけど、川ではゲンジの幽玄な舞が見られました。
次の写真は、この川のやや下流で写したもの。
結構枚数を重ねているので多く見えますが、実際の数はまだまだ少なかったです。
おそらく今週後半がピークになるのでは?
帰りに近くの、これまた新規の林へ立ち寄ってみましたが、右の杉林の中にヒメボタルがいました。
数は少なかったですが、これから増えてきそうな予感。
空を見上げると満天の星空で、しかも濃い天の川が横たわっています。
既にホタルは、林の中のヒメボタルだけでなく、左側にある田んぼを飛び交っていたヘイケも飛翔をやめていました。
しかし、ホタル星景は無理でも、とにかくこの素晴らしい星空を写したかったので15枚ほど撮ってみました。
ひとつだけでもホタルの光跡が写り込んでくれたので嬉しかったです。
村上市は、ちょっと山の方へ入るとコンクリートで固められていない渓流がたくさんあるのでホッとしますね。
新発田市だとこうはいかない。
もちろん、ホタルを含めた豊かな生態系が残っているところが多く、探索のしがいがあります。
8月のプチ乱舞 [ホタル (村上市)]
8月3日(土曜)は、当初朝日スーパーライン沿いの鳴海森林公園へ行くつもりでした。
標高680mに位置するここにはちょっとした湿原があるのですが、そこにはひょっとしたらヘイケボタルが多数棲息しているのではないかと思って。
先日、天蓋高原近くのビオトープで未だにヘイケが舞っているのを見たので、より標高の高いここならもっといるのではないかと。
ところが鈴ヶ滝への分岐点、平床林道の入り口に来ると、通行止めの標識が立っています。
あとで調べたら、今年は鳴海金山の公開はしないそう。
加えて7月28日の豪雨で三面ダムの先の道路で路肩が崩壊、朝日スーパーラインは全面的に通行止めになっているのです。
結局土曜日は松ノ木平での星景写真に目的を変更しました。
途中かなり大きな溜池を通るのですが、ここも7月下旬までホタルがわんさか飛び交う所。
で、途中下車してみたら結構飛んでいるではないですか。
薄明終了にはまだ時間があるので、ホタルの写真を撮りました。
標高680mに位置するここにはちょっとした湿原があるのですが、そこにはひょっとしたらヘイケボタルが多数棲息しているのではないかと思って。
先日、天蓋高原近くのビオトープで未だにヘイケが舞っているのを見たので、より標高の高いここならもっといるのではないかと。
ところが鈴ヶ滝への分岐点、平床林道の入り口に来ると、通行止めの標識が立っています。
あとで調べたら、今年は鳴海金山の公開はしないそう。
加えて7月28日の豪雨で三面ダムの先の道路で路肩が崩壊、朝日スーパーラインは全面的に通行止めになっているのです。
結局土曜日は松ノ木平での星景写真に目的を変更しました。
途中かなり大きな溜池を通るのですが、ここも7月下旬までホタルがわんさか飛び交う所。
で、途中下車してみたら結構飛んでいるではないですか。
薄明終了にはまだ時間があるので、ホタルの写真を撮りました。
この溜池でホタルの写真を撮るのも、4~5年ぶり。
70~80m歩けば広大な田園地帯を見下ろす展望地に到達できます。
カメラを放置している間、そこまで歩いていったら昨日の湿度の高さが嘘のように空気が澄み渡っており、ついつい天の川を撮ってしまいました、固定撮影ですが(後日アップ予定)。
4日(日曜)、思ったよりホタルの数が多かったので、背景からきちんと撮り直しすべく、同じ場所を再訪。
昨日ホタルが集中した場所を明るいうちに確認します。
その後、どこにカメラを構えるか、場所をあちこち移動しながら試写の繰り返し。
やっと構図が決まり、19時50分撮影開始。
EOS6D Mark II + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM (総露出時間1時間30分)
ホタルが途切れる時間帯もありましたが、”波”が来ると文字通りの乱舞になります。
昨日と比べて減っているということはなく、遅い時間まで飛び交っていました。
ぼくはヘイケが結構好きです。
ゲンジやヒメボタルと比べると、光跡のバリエーションが豊富。
個体差も結構あるようで、見ていて飽きません。
昨日に比べると湿度が高かったので、もしかしたら昨日以上にホタルの活性度は高かったのかもしれません。