神秘の光る鉱物

ここ1ヶ月、足繁く下越の海岸地帯へ足を運びました。
基本、写真を撮るだけで、法的に問題ない地域でもピックハンマーを使ったりは原則しません。
しかしながら、手の平より小さいサイズの石ころで素敵なものがあれば持ち帰ることはあります。
結局、1ヶ月で3個だけ持ち帰ったのですが、直近の29日に日和山海岸で拾った石は自分でも驚くほど素晴らしいものでした。

横幅13cmのこの石の何がスゴイかというと、表と裏それぞれにびっしり異なる鉱物の結晶が張り付いているのです。
こちらはカルサイト面。

反対側のこちらは、（定かではないのですが）沸石面。
側面にも2～3種類の鉱物が混ざり合っているのが認められます。

飴色の部分はカルサイト（方解石）ですが、黒っぽい色の部分はもしかしたら他の鉱物かもしれません。

夜、長波(475nm)のブラックライトを照射してみたのがこの写真。
見事に蛍光現象が見られました。
例の、焦げ茶色の部分は発光しなかったので、やはり他の鉱物だと思います。

沸石もどき？面にも照射してみました。
ご覧のように、ほのかに青白く光っています。
沸石も種類によっては光る奴があるので、不思議ではありません。
もっとも、蛍光する鉱物は多岐に渡り、そのメカニズムもまだ一部しか解明されていません。
つまり、未知の世界。ロマンに溢れています。

ついでに、最近買ったH&E社のヒマラヤゴールドアゼツライトで実験してみました。
直径12mmのブレスレットです。

驚くべきことに、3個が強烈に反応しました。
特に右の2つは、昼光の元で見ると他の個体となんら変わらず、不思議としか言いようがありません。

これは、パワーストーン工房Queさんで数ヶ月前に買った水晶のジオード。
表面が全面的に発光しました。色合いはカルサイトのそれに酷似しているので、カルサイトの成分が含まれているのでしょう。

これが全体像。
結晶面は純白で、その清楚な色合いと透明感に惹かれて買ったのですが、ますます愛着が湧いてきました。

コメント 2

こんばんは。以前天然石工房cueさんで一度お会いした事があります。

4年間新潟限定で鉱物採集やってますが、行動力と情報網に圧倒されます。
by ボン蔵 (2019-04-01 18:32) 

こんばんは。コメントありがとうございます。お返事遅れてごめんなさい。ブログの会社移ったばかりなので、まだ使い勝手がよくわからず。コメント来ているのにさっき気づきました。
ボン蔵さんとは縁がありますね。またお店で会いましたもんね。
4日、五頭で面白いポイントを見つけたので、今度ご一緒しましょう。

by carlossato (2019-04-05 00:03)