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森の妖精の住処いろいろ [神社仏閣・史跡(下越)]

今年初めてホタルの住処の下見に行ってきました。
ゲンジの生息地もちょっとは探したけど、メインは森の妖精の住処。

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信じてもらえないかもしれないけど、近くを通りかかったら呼ばれたような気がしたのです。
振り向くと、そこには今は使われていないであろう小さな丸太橋と、自然石を御神体にした山の神の祠が立っているではありませんか。
石には山の神と刻まれているのです。
明治のものだよと、祠に棲む精霊が語りかけてきました。

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別な沢を心の赴くままに歩いていたら、またしても鳥居に遭遇。
こちらは新しいですが、この鳥居が作られる前はやはり木の古い鳥居が立っていたことでしょう。
どちらの場所も妖精たちの気配が感じられたので、今月中に再訪しようと思います。
もちろん夜間に。

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今日はとにかく山の神サマに出合いまくりでした。
全然違う山域で、またしても古びた祠に遭遇。
ここでも妖精たちのさざめきが聞こえてきました。

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※6月15日、写真1枚追加。
ここから小沢沿いの踏み跡を5分くらい辿ると、扇形に開けた林間地帯に出ました。
沢の水がとにかく清冽でいい感じ。
トトロが出そうな森でした。



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南俣穴観音 [神社仏閣・史跡(下越)]

二王子岳登山のために車でアプローチする場合、最終集落が南俣です。
その集落の外れにひっそりと石碑が立っています。

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この石碑は自然石のようで、そこには”三十三観世音”と刻まれています。
すぐ背後の急斜面に踏み跡がかろうじて残っていますが、ヤブがものすごいので早春か晩秋でないと登るのは困難でしょう。

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別な角度から。
地質は砂岩のようです。
この崖の上部に小さな洞窟があり、そこを今回初めて訪れました。

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洞窟内部は特に右側の奥が崩落しており、痛々しい限りです。
西国三十三番札所を全部巡るのと同じ効果があるというので、各地に設置されたのがこのようなミニ観音霊場。
しかし戦後は急激にその信仰が失われ、昭和40年代初期には既に廃墟と化していたと郷土資料にあります。

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二王子岳も山岳信仰の対象として崇められてきた山で、今でもその気になればトレースできる旧参拝道を歩くと、江戸時代に建造された巨大な石碑が出てきたり、赤い太鼓橋や、女性はそこから先へは進むことができなかったという祓殿跡など、かつての賑わいを忍ばせるあまたの遺跡が現れます。

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帰りに陣場山へ立ち寄りました。
ここにも二王子信仰の名残りを留める遺構があります。
これはストーンサークルではありません。
近年一帯の山林が伐採され、境内の大木もそのほとんどが枯れたり伐採されたりして見通しがよくなりました。
初めてここへ訪れたのは20年近く前ですが、当時は比喩的に言えばまだ境内に精霊や妖精がたくさん遊んでいたものですが、今はそういう見えない存在は完全にいなくなりました。


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国上寺と祓戸神社 [神社仏閣・史跡(下越)]

ようやく寒波も一段落した22日、所要で長岡へ行った帰りに弥彦山界隈のお気に入りの神社仏閣を訪ねてみました。

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カメラ内臓のHDRモードでお気軽撮影。
どうしても雪のところが白飛びしまくるので、こういう表現もたまにはいいかもです。
ところで、国上山への登山者を4~5人見かけました。
下山してきた人、これから登る人、中高年ばかりだったけど、みんなガッツがあるなあ。
実は先日角神不動滝を訪れた際(氷結していなかったから写真はボツ)、カンジキやスノーシューの必要性を実感、翌日モンベルでアルミのカンジキを買いました。
でも、みなさん特にそういった装備は持っていなかったので、普通に登れるようです。
実際、積雪は10cmほどしかなかったですし。

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何年か前の元旦に国上寺へ来た際、もう日没後の薄暗い時間帯だったのですが、ここにお坊さんが座っていて一心不乱に読経していました。
それが妙に神々しく、いつまでも印象に残りました。
以来、自分の中ではここが境内で最も神聖な場所となっているのです。

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エメラルドグリーンの被り物がすごく似合っていたので、思わずパチリ。
普通は赤ですが、この色を選ぶとは・・・ははあ、ここの住職さん、ハートチャクラのカラーが実は赤ではなく、黄緑であることを知っているのかも。
あとで国上寺のHPを見てみたら、オリジナル・パワーストーンの販売をしていることを知りました。
その石の組み合わせを見てみると、とてもマニアックな石が使われています。
鉱物ファンのぼくでも唸るような、絶妙な組み合わせの数々。
やはりここの住職さん、只者ではない。

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ついでに乙子神社にも足を伸ばしたのですが、周辺で大きな廃屋を発見。
普通の農家のサイズではありません。
庄屋の屋敷、さもありなんといったような大きな家屋。

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この日の締めは、弥彦神社の近くにある祓戸神社です。
近年、弥彦神社本殿には何も魅力を感じなくなってきて、この日も本殿はスルー。
やはりここはいい!

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5,60mの短い参道ですが、3~4本のケヤキの巨木が現れます。
これらのケヤキがこの神域を守っているのでしょう、とても精妙な波動を感じました。

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祓戸神社入り口に建つ老舗の和菓子屋さん”誠月堂”。
弥彦の銘菓”玉うさぎ”を製造販売していることで知られています。
このお店の雰囲気も抜群。
ブルーモーメントの時間帯に訪れると最高です。






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大友稲荷界隈 [神社仏閣・史跡(下越)]

おじいちゃんが大友稲荷を信仰していたので、子供の頃、よくバスに乗って新発田市郊外の大友稲荷に連れて行ってもらいました。
今はすっかり寂れてしまったけど、当時の賑わいはまだかすかに覚えています。
大人になるにつれ多くのものを失ってきたけど、そんな珠玉の何かが取り戻せるような気がして、気がつくと年に1度は足が向いてしまうのです。

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ここが核心部かな。
今回初めてカメラを向けてみました。
それにしても、もうこの杜には精霊も妖魔もなにもいなくなりました。
もぬけの殻。
失われたものは二度と戻ってこない。
わかってはいるのだけど。

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もう随分前から廃屋になりましたが、まだ建物が残っているだけでもよしとしよう。

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昭和30~40年代は、このような木造家屋がフツウでした。

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この杜の中に大友稲荷の奥の院があります。
鎌倉時代の創建だそうです。


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