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天体写真、復活! [天体写真 (下越)]

7月30日、県北で最も好きな場所の一つである某棚田へ星見に行きました。

IMGR0335_0348p.jpg

固定撮影です。
強調処理すると村上の光害が目立ってきますが、肉眼ではそれほど明るさも感じず、とってもコントラストの高い天の川を堪能。

IMGR0373_0384p.jpg

場所を変えて赤道儀を設置しようとしたところ、目の前の湿原にヘイケがあちこちで光っているのが目に付きました。
かなり広い範囲で光っており、ごく短い距離をたまに飛び交う個体もいたり。
で、急遽ホタル星景を撮ろうと思い、20秒露出で20枚ほど連射。
見た目ほど多くは写ってくれませんでしたが、それにしてもヘイケの生命力はすごい。

IMGR0393_0394p.jpg

EOS R + SIGMA 50mm F1.4 DG HSM (1.6倍クロップ)

そして追尾撮影開始。
上の写真はケフェウス座の核心部ですが、2枚しかコンポさせていません。
それでもこれだけ写ります。炙りだせます。
おそらく過去最高のケフェウスが撮れました。

IMGR0401_0411p.jpg

EOS R + SIGMA 24mm F1.4 DG HSM

そしてレンズを広角レンズに変え、ちょうど真上に来ていた白鳥座付近の天の川をしばらく写し続けました。
折しも水瓶座デルタ南流星群のこの日は極大日なので、あわよくば大きな流れ星が写って欲しいと・・・
残念ながら流れ星は写ってくれなかったけど、最近5~6年の間で写した中では最高の天の川が撮れました。
右側1/3は色合いが微妙に変わっていますが、これはおそらく村上市街の光害の影響だと思います。
天体写真の画像処理のやり方も思い出してきたので、かなりの強調処理をしてみたのだけど、そしたら色合いの微妙な変化も浮き彫りになりました。
こんな画像が毎回得られるのだったら、天体写真も楽しいですね。
今年の秋は天体写真の割合が増えそうな予感。



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ハーベストムーンの夜 [天体写真 (下越)]

21日は魚座の満月でした。
ネイティブアメリカンは9月の満月をこう呼びます。
意味は文字通り、収穫の秋の象徴。
日本では中秋の名月と言いますが、魚座の満月がこれだけ完璧に見れたのは数年ぶりのような気がします。
海岸部へ行けば8割以上の確率でグリーンフラッシュを拝むことができたでしょうけど、こういう好条件はまたとない機会なので、まだ未体験の満月のグリーンフラッシュを見るべく県北の山間部へ車を走らせました。
といっても、東の空を水平線は無理だとしてもある程度低いところまで見ることのできる良い場所を知っているわけではありません。
なんとなく思いつきで標高350mに位置するちょっとした道路脇の広場へ行ってみたのですが・・・思ったより東の山並みが高いです。
これなら、新発田の箱岩峠の方がマシかもしれない。
しかし、時間的にもう日没を見るために海岸部へ移動するには遅すぎるし、ここで月の出を拝むことにしました。

IMG_1021p.jpg

EOS 80D + SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM (600mm)
トリミングあり

稜線から満月が顔を出したのは18時44分。
村上市の月の出が18時5分なので、山並みの高さのせいでかなり遅い月の出となりました。
日没の太陽を撮るのに比べて何かと勝手が違うので、恥ずかしながら最初の1分間は露出オーバー気味の写真を量産。
この写真は、やっと適正露出に変更できた直後の1枚。
上端部が水色~シアンに縁取られています。
露出オーバー気味のそれまでの5枚をピクセル等倍で見てみると、最初の1枚がもっとグリーンがかっており、グリーンセグメントと言えるのではないかと感じました。
それから2分ほど上端部はシアンに縁取られたままで、この写真でもうっすらと確認できると思いますが、下端部はオレンジ色に細く縁取られていました。
まずは、東の低空を見渡すことのできる場所を探すことが肝心。
そのような場所からだったら、或いはこの日、満月のグリーンフラッシュを目撃することができたかもしれません。



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(続) めちゃくちゃいい空だった! [天体写真 (下越)]

昨日の続きです。

IMGL5495_5504aaP.jpg

EOS R +RF85mm F2 NACRO IS USM (共通)

とてもいい空だったので、一つの対象だけを撮るのはもったいなく、20分毎にあちこちにカメラを向けてみました。
赤道儀を持ち出すのは、近年一年に2~3回しかないので、セッティングや構図決めに非常に手間取りながら。
こちらは二重星団周辺。

IMGL5523_32stP1.jpg

二重星団を写したあと、ようやく稜線に顔を出したスバルとカリフォルニア星雲を写してみたのですが、こちらは低空の被りが異常にすごくボツに。
最後に、天頂からなんとか撮りやすい位置に移動してきた白鳥座へカメラを向けました。
さすが、安定の白鳥座、それほど枚数を重ねなくても結構発色してくれました。
画像処理の様々なテクニックもすっかり忘れているので、ごくベーシックなことしかやっていません。
starnet++とかも使ってみたいけど、処理時間がかかりすぎ。
100mmより長い焦点距離は今後も使わないと思うので、お気軽処理を極めてみます。





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めちゃくちゃいい空だった! [天体写真 (下越)]

6日、県北方面晴れ間が拡がる予報だったので、最初ホームゲレンデ?へ行ってみました。
ところが肝心の北から東にかけて、厚い雲がずっと滞空しており断念。
帰りに天蓋高原へ立ち寄ると、こちらは快晴。
入り口の駐車場に同業者の車が2台停まっていたので、奥の駐車場へ。
ここで撮影するのは5年以上ぶりぐらいではないでしょうか。
途中、さらに車が2台奥の駐車場へ入ってきました。
1台は星見目的のカップル、もう1台は同業者。
平日にも関わらず、さすがメジャースポット。
数ヶ月に一度の好条件に恵まれた日には人が集まりますね。

IMGC5463_74p.jpg

EOS R + RF15-35mm F2.8L IS USM (20mm)

南から西にかけては村上市の光害があるので、ひたすら北~東の空を撮り続けました。
まずは北の天の川から。
星空部は追尾させ、新星景の手法で合成させています。
広角でこれだけ散光星雲の色が出るのだから、本当に良い空だったんだと思います。

IMGL5477_93stP.jpg

EOS R + RF85mm F2 MACRO IS USM 
総露出時間約30分

さて今回の主たる目的は、先日購入したキャノンの85mm単焦点レンズを試してみること。
複数の知人がよくこの焦点距離での素晴らしい写真を過去ブログにアップしてきたのを拝見し、ずっと85mmで撮ってみたいなと憧れてきました。
シグマの70mm F2.8マクロと迷いましたが、シグマは手ブレ補正が付いていないので天体写真専用になってしまいます。
その点キャノンのこのRFレンズは手ブレ補正が付いている上、0.5倍までですがマクロ撮影もできます。
焦点距離的に85~90mmは花写真に最適なので、防塵防滴じゃないという欠点もありますが、このレンズを選択した次第。
個体差があるのかもしれませんが、ぼくのレンズはフォーカスリングが非常に軽く、大きく構図を変える度にピント合わせをしなければなりませんでした。
しかし、広角レンズと違ってあまり明るくない星でもピント合わせがラクにできるので、それほど手間ではないのですが。
上の写真はケフェウス座界隈。
ドイツ式赤緯ユニットに変更するユニテックさんのパーツは既に売却済みなので、ケフェウスにカメラを向けるのに苦労しました。
自由雲台だけで北の空にカメラを向けるのは本当に難儀。
これとて目測で合わせてあり、ファイダーを覗いて厳密に構図を決めているわけではありません。
L型アームを持っているので、次回から持ってこないと。
さて、肝心のこのレンズの星像ですが、周辺部はそれなりに星が三角になります。
びよ~んと伸びないので許容範囲ではありますが、EF70-200mm F2.8L IS IIの同じ焦点距離で撮った画像の方が中心部はもちろん、周辺部も切れはいいです。
この写真も2%ほど全体的にトリミングしております。



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