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ヒメボタル 2023 (下越) ブログトップ
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年に一度の聖地巡礼 [ヒメボタル 2023 (下越)]

昨年も同じタイトルでこの場所の記事を書きましたが、今回も同じタイトルでいきます。
10日、タイトル通り1年に1回だけヒメボタルシーズン終盤に訪れている聖地を訪問。
この森は無類の保水力を誇るので、昨年8月の豪雨でもそれほど影響はなかっただろうと思っていましたが、一応目立った変化はなかったようです。
それよりおとといの大雨の影響の方が大きかったらしく、今までで一番下草が寝ていました。
ここは50~60mほど藪こぎをしないとたどり着けない場所なのだけど、ラスト15mは1m以上の灌木も生い茂り、ちょっとしたジャングル状態になっています。
その区間がとても歩きやすかったし、蜘蛛の巣にもかからなかった。
過去記事でも再三書きましたが、この谷には幹周り5m以上あろうかという、この谷の主とも言うべき大木があります。
このご神木に、今シーズンの報告とお礼を言いたくて訪れた次第。

EOSR9756_9953p.jpg

撮影開始20時19分、終了21時28分

何年か前、この森で19時32分に最初の一匹が光ったことがあったけど、活性度の高い時は30分代後半に光り始めることが多く、この日も39分に最初の一匹が光り始めたので期待したのですが・・・
ピークは20時20~40分にかけてで、それ以降は5分に1回ぐらいしか回遊してこなくなりました。
カメラに写り込んだ数は例年の半分に過ぎませんが、大雨のあとですからこんなものでしょう。
画面の左側に写っているのがご神木。
お互いの"ルーシュ"のやり取りをしましたが、このご神木が生きている限り、この谷間は異次元との接点であり続けることでしょう。

IMGR3132_3430p.jpg

撮影には20時5分、終了21時15分

もう1台のカメラを、森の入口に広がる湿原へ向けてみました。
こちらはどんぴしゃりのタイミングだったようで、終始ヘイケの乱舞が見られました。
こちらのカメラは天体写真用にフィルターを換装してあるので、カラーバランスがちょっとおかしく、かつホワイトバランスが不安定。
緑っぽく写っている軌跡もあり、ある程度は補正しましたが、面倒なので途中でやめました。
嬉しいことに2匹だけですが、背後の林から漂ってきたヒメボタルの軌跡も写っており、3種類のホタルが揃い踏み。
もっともゲンジも少なく、9割方ヘイケなのですが。



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豪雨直後の林にて [ヒメボタル 2023 (下越)]

7月9日、県北で100数十ミリの大雨が降りました。
せいぜい50mm程度だろうとたかをくくっていったら、なんか川の様子がおかしい。
氾濫の一歩手前という感じなのです。
帰宅後正確な降水量を知り、愕然とした次第。

EOSR9530_9742p.jpg

総露出時間約50分

ここは今期初めて訪れた、結構標高のある杉林。
昨年初めて発見したヒメボタルの生息地なのだけど、昨年は2回訪問。
その平均値と比較すると、1/4~1/5程度しか現れませんでした。
それでも、あれほどの大雨のあとなのですから、現れてくれただけでも貴重なこと。
今日も明日も県北はかなりの降水量が予想されているけど、なんとかサバイバルしてほしいものです。



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奥へ、もっと奥へ [ヒメボタル 2023 (下越)]

EOSR9224_9315p.jpg

ここは本ブログでは今年初登場の森。
既に最近2回訪れていますが、昨年8月の豪雨の影響か、それほど現れてくれなかったためブログには特に写真はアップしなかった場所。
7月6日、気温が一気に上昇したこの日、山全体にヒメボタルの光が復活しました。
とはいえ、最初にカメラを構えた谷側斜面は静かだったので、途中でホタルが活発に行き交っていた林道を中心に捉える構図に変更。
その後、谷側の斜面もそこそこホタルが回遊してくれたのでそのままにしておくべきだったかなと少し後悔。
それにしてもこの日の乱舞はすごかった。

EOSR9364_9516p.jpg

翌日も同じ森へ。
ただし、この林道(今は使われておらず、入口にロープが貼ってあるためそこから歩きになります)のさらに上部の山側斜面に向けてカメラを設置。
昨夜はここまで撮影中に歩いて下見しており、この辺りまで回遊していたのです。
ところが不思議なことに、7日は昨夜乱舞が見られたもっと下手の方の林も含め、ホタルの数は5~6割減っていました。
同じポイントへ通い詰めると、日によって毎回異なるドラマが繰り広げられるので、それはそれで非常に勉強になります。
2回通っただけじゃダメ。
3回通うとかなり”学び”があります。

IMGR2910_3127p1.jpg

もう1台のカメラはこれまたお初の、背後の谷側へ向けてみました。
ここは先日もほとんどホタルの光は見られなかった場所なのだけど、川まで結構距離も高度差もあるため、カメラだったら肉眼では見えなかったホタルの光跡も捉えられるかもしれません。
7日は生息調査というスタンスでしたが、このように思ったより多くのヒメボタルの光跡が写ってくれました。
谷側はビジュアル的にも美しく、ここをホタルが飛ぶだから最高です。
来年もまた来たい。



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嵐の後のプチ乱舞 [ヒメボタル 2023 (下越)]

5日の夕方、下越をちょっとした低気圧が通過しました。
気圧配置を見て、行きたかった第一志望の地を取りやめ、急遽昨夜と同じ場所へ。
18時半~19時には雨が止むだろうと予想してのことです。
高速を村上市へと走っている時はなかなかの風雨でしたが、夕食の弁当を買いに村上市内の原信に立ち寄ると雨はほとんどやんでいました。
これならなんとかなるさと現地へGO。

EOSR8861_9177p.jpg

撮影開始20時10分~終了22時6分

20時台前半まではゴォーゴォーと林が大音量でうなりを上げており、気が気ではありませんでした。
一応地表には時折そよ風プラスアルファの風が吹き渡っていましたが、実際にホタルたちが飛び交っている一段低い草原はそれほどでもなかったはずで、実際昨日より2割程度少なかったものの、そこそこヒメボタルたちが現れてくれました。

IMGR2569_2905p.jpg

撮影開始19時55分~終了21時59分

こちらはお気に入りの大斜面。
先日とは別角度で。
そして、レンズはこの大斜面で使ってみたかった20mm F1.4の単焦点広角レンズをチョイス。
1枚目の場所の第一声?は19時40分と非常に早かったものの、こちらの大斜面がにぎやかになったのは20時20分以降。
現地入りした時はまだ小雨もぱらついてたけど、20時半には完全にやみ、22時近くになっても一定数のホタルがまったりと斜面を行き来していました。


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大斜面を行き交うヒメボタル [ヒメボタル 2023 (下越)]

7月4日、前回の記事の場所へ4度目の訪問。
もうピークは過ぎていると思いつつも、大斜面を広角レンズで全面的に捉えた構図で撮りたくて再訪。

IMGR2374_2559p1.jpg

総露出時間64分

画角は24mm。
20mmでもよかったかもしれない。
やはり前回より数は3割ほど減っており、20時40分を過ぎたら森は静かになりました。
これだけ広い面積を一斉にヒメボタルが飛び交うさまは圧巻。
乱舞を撮るだけならもっとホタルが密集する、ちょっとした茂みへレンズを向ければいいのだけど、できるだけ奥行きのあるパースペクティブで撮りたいという願望が根幹にあるのです。

EOSR8605_8795p1.jpg

総露出時間62分

もう1台のカメラは、今まで撮ったことのないうんと下手の林へ設置。
前回はここで多くのホタルが行き交っていたのだけど、今回は交通渋滞?は起きませんでした。
それでも多くのゲンジが写ってくれ、彩りを添えてくれました。

EOSR8796_8854p1.jpg

総露出時間20分

下手の林は20時半には飛ばなくなったので、思わず終始ヒメボタルが滞空していた、ちょっとした道端の茂みへカメラを移動。
やはりすごいの一言。
この茂みは地形的に月明かりの影響を受けにくい場所なのですが、基本的にヒメボタルはよその地域はいざ知らず、暗さがより長く続く空間を好むようです。



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満月期のヒメボタルについて感じたこと [ヒメボタル 2023 (下越)]

6月27&29日に行った場所を7月2日、再訪。
ほぼほぼピークのはず。
今シーズンは7月頭にピークが来る、比較的標高のある山間部のポイント満月期が重なったわけだけど、ひとつ気付いたことがあります。
天候の加減によるものもあったかもしれないのですが、ヒメボタルが活発に活動を開始する20時~21時の時間帯は、満月前日の7月2日より6月29日の方が明るかったような・・・
6月29日の月の出は14時39分(村上市)、7月2日は18時15分。
もっと遅い時間帯になってくると7月2日の方が明るくなりますが、20~21時限定で話をすると、半月をちょっと過ぎた辺りがもっとも明るさを感じます。
今日(7月3日)の月の出は19時22分。
満月だからといって躊躇する必要はないのです。

EOSR8326_8415p.jpg

総露出時間23分

今回の失態。
リモートスイッチを1個忘れてきました。
我が愛用のカメラEOS-Rにはインターバルタイマー撮影昨日が搭載されていないので、自動的に連射をするのは不可。
仕方なく、こちらのカメラはカメラの前に仁王立ちになり、その都度シャッターボタンを押しました。

IMGR2142_2342p.jpg

総露出時間1時間5分

毎回違うところにカメラを構えていますが、この森全体的にこないだよりは2割ほど少なかったでしょうか。
20時40分を過ぎるとうっすらと空は明るさを増してきたのですが、それと同時にホタルは減っていきました。
ということで、21時撤収。




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The Day [ヒメボタル 2023 (下越)]

毎年6月末~7月頭にかけて乱舞が見られる、ヒメボタルの数少ない聖地での記録です。
まず、6月23日。
まだちょっと早いかなと思いつつ、ホタル好きなファミリーを連れて行ったけど、やはり早かった。
飛翔数ゼロ。
次に行ったのが6月27日。

EOSR7651_7811p1.jpg

総露出時間50分

ヒメボタルは一応現れたことは現れたけど、数は少なかったし、引けも早かったです。
それでも、昨年8月の豪雨にも関わらず、今年も現れてくれたことに感謝。

IMGR1830_1855pp.jpg

総露出時間6分

そして6月29日。
光り始めはなんと19時42分!
そして、50分過ぎには乱舞の序章が始まりました。
上の写真は19時54分~20時00分までの比較明合成です。
早い時間帯なのでホタルの軌跡はうっすらとしか写っていませんが、肉眼では十分楽しめました。

IMGR1856_2136p.jpg

総露出時間1時間35分

曇ってはいたものの、半月~満月の中間ぐらいの月が頭上には隠れています。
雲の厚さが時折変化したのですが、林内の明るさが極端に上下するため、ホタルの軌跡が白飛びする場合もありました。
一番奥にホタルが群れていますが、この伐採道はヤマビルがいるので入っていくのに躊躇します。
長靴履いて忌避剤塗っていけば大丈夫なのだけど、ここからで十分です。

EOSR7832_8119p.jpg

総露出時間1時間40分

もう1台のカメラはお気に入りの大斜面へ向けました。
まだ波があり、ピーク時の8割程度しか現れていなかった様子。
もっとも、これがMAXで、その差2割は昨年の豪雨の影響であることも考えられますが。






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祭りの日 [ヒメボタル 2023 (下越)]

6月26日のことです。
ここの林は昨年初めて訪れ、昨年は3回、今年はつい先日1回の、計4回訪れています。
林の入口に地図に載ってない古い木の鳥居があり、その奥には御神体と思われる縦長の岩と小さな石の祠が設置されています。
いつもここへ来る度に手を合わせていくのですが、この日はいつになく長いこと両手を合わせ、佇んでいました。
ある瞬間、眉間にルーシュと思われるほのかな光が飛び込んできて、メッセージを受け取りました。
どうやらその岩に宿っているのは磐長姫命(イワナガヒメ)のようで、彼女が言うには今夜ここで祭礼が行われると。
近隣のヒメボタルたちが集まってくるので、ぜひ見学していきなさいとのことでした。
実はまだ鳥居の前にカメラを構えたことはありません。
そもそもその辺りはほとんどホタルの姿を見ないからです。
さて、この日はどうだったでしょうか。

EOSR7271_7642p1.jpg

総露出時間約1時間40分

26日はちょうど半月。
一番フシギだったのはホタルが多く現れたことではなく、終始月光が全く差し込まなかったこと。
奥の御神体を中心に、盆踊りでも舞っているのでしょうか。
ゆるやかな踊りの輪は途切れることなく、深夜まで続きました。

IMGR1526_1822bp.jpg

総露出時間約1時間10分

もう1台のカメラは、普段あまり行ったことのない奥の林の開けた部分に設置。
月明かりに思い切り照らされそうな地形だったのですが、こちらも割と早い時間に月光が差し込まなくなりました。

IMGR1526_1822pp.jpg

さっきのは前撮り画像なしで仕上げた写真、こちらは定石通り前撮りありで仕上げた写真。
どっちがいいか決められないので、両方掲載。




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木漏れ日舞うヒメボタル [ヒメボタル 2023 (下越)]

25日、前日に引き続き、もう一つの全く新規の場所へ来てみました。

EOSR7176.jpg

山あり谷ありの地形なのですが、どうしても谷へカメラを向けてしまいます。

EOSR7178_7252p.jpg

総露出時間約30分

ホタル君、目の前を横切ってくれてありがとう!
なんか今日出てきたばかりのような気がする・・・
山側の、ちょっと開けたた斜面では10匹前後飛び交っていました。
ビジュル的にとても美しい谷間で、気に入りました。
また来年。


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初めましてのヒメボタル [ヒメボタル 2023 (下越)]

まだあまり探索したことのない地域で、24日、初めてヒメボタルの姿を見ることができました。

IMGR1255.jpg

その日の午後下見したら、あまりに美しい風景だったのでついつい来てしまいました。
扇形に谷間が拡がっている地形なのだけど、どうしても沢筋にカメラを向けてしまいます。
沢が好きなんです。
これなら昨年8月の豪雨の影響もないだろうし、期待が高まります。

IMGR1292_1381p.jpg

総露出時間約35分

うっかりして最初の10分間、レンズフードをしたまま撮影を始めてしまいました。
その間2匹ほど正面を飛んでくれたのだけど、こんなものです。
一応生息は確認したけど、数的には少なかった。
標高から判断するとこれから上り調子になると思われますが、ホタルが現れたのもほんの一角だけ。

EOSR7091_7175p.jpg

総露出時間約30分

もう一台のカメラの前は15分過ぎても全然飛ばなかったので、途中でこのエリアで最もピカピカしていた場所へ設置し直し。
三日月の月明かりが徐々に差し込んできて、それはそれで肉眼で見ると幻想的でした。
20時35分を過ぎると森から黄金色の光が消えました。
やはりヒメボタルは発生したばかりだったのか?




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