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大石岩陰遺跡の玉随 [鉱物(新発田市)]

新発田市小戸集落郊外、扉山の麓に早期縄文時代の遺跡である大石岩陰遺跡があります。
この遺跡の存在はかなり昔に知っていたけど、当時は案内板もなく、辿り着くことができないままでした。
今は道路脇に看板が立っているので、簡単に見つけることができます。


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杉林の中に飛び込んでいってすぐ、4~5mの巨石があちこちにあることに気づきました。
これはすごい・・・圧巻です。
1個だけでも存在感があるのに、あっちにもこっちにも、斜面のかなり上の方にも巨石が転がっています。
どなたかブログに書いていましたが、この場所の気の性質は陽性ですね。
気に入りました。

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念のため、岩の表面に玉髄か何か付いていないかチェックしてみたら、なんとありまくりでした。
あちこちに玉髄(カルセドニー)が見られます。
近くにある3個の巨岩を調べてみると、どの岩にも付いていました。

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いろんな形状で付着しているので、写真を撮っていて飽きません。
下に転がっている小石にも要注目。
今回は時間がなく巨岩の写真を撮るだけで終わってしまいましたが、この次来る時は10~20cmの石にこういったカルセドニーやアゲートの脈が付いていないか、あわよくば水晶のポイントが付いていないか、じっくり調べてみようと思います。

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さて、ここが大石岩陰遺跡の入り口。
実はもうひとつ、これよりやや小規模な洞穴を見つけました。
今回はライトを持ってきていなかったので、どちらも内部は細部を見ることができませんでした。
奥行きは思ったより浅く、3mぐらいでしょうか。

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内部のどこからか水がわずかに湧き出しており、こけが非常にきれいです。
ここでかつては土器や石器類が発掘されたらしいですが、その量はごく少ないとのこと。
当時は狩猟時のキャンプサイトとして利用されたのではないかと言われています。
ちなみに、道路脇の看板の近くには湧き水の取水場が設けられており、水を汲めるようになっています。
縄文時代から利用されていた湧き水だと思うと、感無量になりました。

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