大岩壁の水晶

石友のT君に教えてもらった、阿賀町のとある山へ11月4日、ハイキングに行ってきました。



そこは見事な一枚岩の岩壁のポイントで、上に視線をやるとこのような岩場が覆い被さるように威圧しています。
この写真の場所は比較的傾斜が緩かったので取り付きまで登ってみたのですが、足首を少し痛めてしまい、ゆっくりと水晶探しはできませんでした。
幸い足首はねんざまでには至らなかったので、探索再開。



ここは五頭山系ではないのですが、今年五頭山麓で見てきた玉髄やメノウの産状とよく似ています。



柱状に発達した結晶(いわゆる自形の水晶）は見られず、このように犬牙状の結晶がびっしり隙間に張り付いたクラスターがメインです。



3m四方の一枚岩のそこかしこに割れ目やくぼみがあり、そこに水晶が様々な形状で見られます。
色合いは、この写真のような黄褐色のものが一番多かったですが、五頭山系ではほとんど見なかった紅水晶も・・・



そのほか、青紫～赤紫のグラデーションを帯びたものとか。

次の写真のように、部分的に黒っぽかったりとか・・・



この一枚岩の先にも2m前後の岩がどんどん現れたのですが、サイズは小振りになったものの、そこでも同じような玉髄やメノウを見ることができました。



こちらは、五頭でもよく見かけるモコモコくんタイプの玉髄。
この場所だけで1時間近く居座り、夢中で写真を撮りまくりました。
おそらく新潟県内の山間部で、このようにピンスポットでたくさんの水晶系の鉱物が人知れず山中に埋もれている場所ってたくさんあるんでしょうね。
う～ん、なんかワクワクしてきたぞ(笑)

※T君、こないだは連絡先(=メールアドレス)を聞くつもりがすっかり忘れてしまいました。お知らせしたいことがあるので、よかったらメール下さい（プロフ欄からメール出せます）。もちろん有益な情報だよ(^^)/