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オリオンを追って [星景写真(下越)]

今年は全く天体写真を撮っていません。
ポタ赤を使わない星景写真は何度か撮ったけど、今年は鉱物探しを始めたせいで、最近10年で最も星見に出かける回数が少なかったです。
ポータブル赤道儀を持ち出したのは、今回が今年初めて!
快晴の26日、最初に向かった先は高坪山の東麓でした。
ところが、ステライメージでシミュレーションしたとき、現地の座標を間違えたのか、オリオン座が予想よりはるか左手から上ってきました。
その位置だとオリオンが半分尾根に隠れてしまうので、急遽ロケハン開始。
30分ほど近くの山林をさまよった挙げ句、かつて天体写真をやり始めた頃、胎内平のサブ地としてたまに通っていた持倉集落近くの田んぼに落ち着きました。
ここは以外と空が広く、細かいこと言わなければ全方向OKです。
5~6年前に比べると集落の外灯が増え、明るさも増していましたが、東の空は真っ暗です。

IMG_8693_8726p1.jpg

EOS80D改 + SIGMA 18-35mm F1.8 DC HSM (23mm)

地上部3枚、星空部(追尾)28枚で、総露出時間約1時間。
完全に勘が失われており、天体写真の画像処理のやり方も忘却の彼方へ。
もっとISOを上げるべきだったなどと、毎年同じ後悔を繰り返しています。
なかなかオリオンから下の星座をじっくり鑑賞する機会はないので、初冬のこの時期の快晴はありがたいです。
でも、あまりに寒くてこのあと撤収せざるをえませんでした。
これもいつものパターンです(^^;)


※28日、再処理しました。

IMG_8693_8726str_p.jpg

前日に速攻処理した画像ですが、実は星の位置合わせをSequatorで行いました。
今まで固定撮影の画像処理専用に使ってきたこのソフトですが、追尾撮影した画像の位置合わせをどのくらいの精度&スピードで処理してくれるのか実験してみたかったのです。
結果、精度も問題なかったし、スピードは爆速。
しかし、なんとなく色乗りが薄いような。
そして、何機も飛行機が通過したのですが、それらの光跡を完全に消してくれません。
そこで今日は位置合わせにステライメージver7で行ってみたのですが、色乗りが全然違います。
飛行機の光跡消しもパーフェクト(αクリッピング利用)。
Sequatorにも弱点があるということですね。
最近は星消し画像を作るのにstarnet++がよく使われていますが、このソフトもそのうち試してみたいです。
ぼくの今までのやり方だと、どうしても強調処理する過程で若干星像が肥大しますので。
あと、コントラストを強調すると左斜め下が極端に明るくなったので、その辺も少し補正をかけました。
関川村の光害も近年明るさを増しているようです。




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ちーすけ

待ってました~!
Satoさんの撮られる星空、好きなんですよね。すっきりとした空の色と、そこに浮かぶ良い塩梅の赤い星雲、とても美しいです。
また星もたくさん撮ってください。お待ちしておりま~す。

by ちーすけ (2019-11-28 13:30) 

carlossato

ちーすけさんだけですわ、褒めてくれるの。嬉しい~。
でも、ここ数年進歩がありません。それに引き替え、ちーすけさんの進化はスゴイ。どんどん格調が高くなっていく。同じ人類とは思えない。やっぱりちーすけさんは○○星から来ているのでは??
実は80D改による撮影はこれで最後になります。
ドナドナ決定!
今後は手持ちの6D Mark IIをハヤタさんのところで改造し、使う予定。
でも、ここにきてちょっと迷いが。
EOS RPを買って、それを改造した方がいいかなと。
この場合は思い切って星景用にくそ高いRF15-35mm F2.8をセットでは買わないといけませんが。う~ん、迷う。
これから冬に入りますから、春までには方針を決めないと。
by carlossato (2019-11-28 20:38) 

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