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表五頭の蛋白石 [鉱物(阿賀野市)]

昨年1月から本格的に鉱物趣味を始めたわけだけど、その年の春、五頭山麓で一番最初に訪れたポイントへ行ってみました。

IMG_4920.JPG

いやあ、これほどジャングルになるとは・・・
今年の冬は雪が降らなかったので、昨年の秋に行ったときよりヤブは深くなっているだろうなと予想はしていましたが、予想を遥かに超えるヤブの深さでした。
かろうじて左手から中央にかけて流れ落ちる一条の滝が写っていますが、背後は玄武岩の岩壁なのです。
岩肌が隠れて全く見えない。
右斜上から左下にかけて小沢が流れているのですが、小沢の存在も全くわかりません。
滝と小沢との合流点を中心に、ジャスパーや石英、方解石や蛋白石が見られ、昨年春に訪れたときは随分おいしい思いをしました。
一応完全装備で行ったのですが、あまりのヤブの深さに15分で撤退。
滝の中ほどの岩盤に蛋白石の脈が露出しており、そこから剥がれ落ちたのであろう小石を1個拾ったのが唯一の収穫。

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ここのポイントの蛋白石は、ご覧のように水色がかっているのが特徴。
厚みが1cmあるかないかの小さな石ですが、昨年は厚み2cmで、透明な玉髄と混ざり合っているきれいな石ころを見つけたりしました。
よく探せばもっと大きな石もあると思うのだけど、ヤブが深すぎて戦意喪失。

DC_IMG_4994p.jpg

蛋白石はほとんどが白っぽく蛍光するけど、この石は昼光下で見るのと同じように青白く蛍光しました。
(365nmのUVライトを照射)

IMG_4933.JPG

近くの丘では、山が切り崩されていました。
昨年からこの丘は掘り起こされていたけど、一気に削り取られましたね。
土砂の採取が目的なのか、岩石(五頭特有の、桃色がかった花崗岩)の採取が目的なのかはわかりませんが、やはりいい気持ちはしません。
誰もいなかったのでちょっとばかり岩石の山を調べてみましたが、特に水晶系の鉱物は見当たらず。
付近の林道の路面に赤と緑のジャスパーが結構見られるので、ジャスパーだったらよく探せばあるかも、です。






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