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表五頭・大荒川の下見 [鉱物(阿賀野市)]

先日、ネットで五頭の水晶について書かれた興味深い文章を読みました。
それによると、五頭連峰では松平山付近が最も花崗岩の変成作用を受けていて、水晶が形成されやすい理想的な条件を備えているのだとか。
そして、地形図の記号でいうところのガリ(雨裂)で水晶のポイントが見つかることがあると。
ぼくの今年の目標は、そうです、新潟県内でポイント水晶、すなわち柱状に発達した細長い形状の水晶を見つけること。
一番可能性の高いのは五頭連峰だと思っているので、それを裏付ける情報でした。
とはいえ、ぼくが最も慣れ親しんでいるのは流紋岩地帯の玉髄であり、花崗岩地帯の水晶の産状はまだ一部しか知見がありません。
まずは、とにかく現場を数多く訪れること。
というわけで、先日五頭少年自然の家から魚止めの滝にかけての区間をざっと歩き回ってきました。

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大荒川本流は、今が雪代水の真っ最中。
水量が多いので対岸に渡ることもままならない状況だったため、魚止めの滝から200mくらい下流の支流をちょっとだけ遡行してみました。
50mほど遡行して、靴を登山靴に履き替えてくればよかったと後悔。
なんかイメージ通りの沢で、しかも歩きやすいのでもっと上流へ行きたくなります。
しかし、スニーカーではこの辺りが限界。
ここからいよいよポイント水晶にしろ玉髄にしろ、立派なものが現れそうな気配が漂っていたのですが・・・

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時間がなかったので早々に切り上げ、もう一つの調査地である秋取山へ向かいました。
地形図を見ると、登山道を時計回りに登った場合、標高200m付近で登山道の両側に崖らしきものが現れるはず。
そこを見てみたかったんです。
ところが行ってみると、単なる急斜面にすぎず、岩場はなし。

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最後に立ち寄ったのが、この沢です。
五頭少年自然の家の炊事場裏を流れる小沢。
100mほど歩いてみたのですが、一定の割合で石英が見られます。

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中にはこんなものも。
あまり大物が現れそうな雰囲気はなかったのですが、もう少し上流へ行くと雨裂記号が出てくるし、尾根をひとつ挟んで東側にはもう1本の小沢があり、そちらも良さそう。
当方、松平山(954)はおろか、山葵山(693)までも登る自信がないので、標高150~300mの辺りを探そうと目論んでいるのです。



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