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次元上昇 [ヒメボタル 2021 (下越)]

25日、2年ぶりに村上市管内のある林へ行ってみました。
そこへ行くのは、下見を別にすればこれで2回目。
前回訪れたときもそこそこヒメボタルを見たのですが、かなり遅めの時期に訪れたので、もっと早い時期に行けば数はまだまだ増えるはずと思いながら、昨年は行かずじまいでした。
そんな場所。

IMGL08220_0875p.jpg

EOS R + RF15-35mm F2.8L IS USM

総露出時間20分
今はほとんど使われていないデッドエンドの林道脇を小川が流れています。
前回はなんだかんだ言って林道を横切るホタルが最も多かったのですが、この小川はとてもいい雰囲気なので、多少なりともこちらに流れてきてくれないかなあと、そんな思いで最初はこちらにカメラを構えました。
しかし、サッパリです。
一方、くだんの林道脇では19時45分最初の一匹が光り始めたのを皮切りに、どんどんチカチカが始まっています。
結局20時15分、いても立ってもいられず林道上にカメラを移動させました。

IMGL0878_0956ap.jpg

EOS R + RF50mm F1.8 STM

総露出時間40分
ぼくはまだ県外でヒメボタルを観察したことはありません。
ですから下越地方限定ですが、今まで見てきた中で一二を争う乱舞を目撃したのでした。

IMGL0957_0980p.jpg

総露出時間9分
この日の月の出は19時57分。
昼間でも薄暗い鬱蒼とした林内のため、21時まではほぼ真っ暗でした。
木々の隙間から月明かりが差し込んできたのが21時15分くらいだったでしょうか。
驚くべきことに、ピークはその直前、20時55分から21時15分にかけてでした。
この間、通常の点滅間隔の3倍早い速度で、狂ったように発光を繰り返す個体がいたりと、明らかにヒメボタルの活性度は急上昇したのでした。
21時20分を過ぎると、文字通り潮が引いたように林内から黄色い光が消え、25分撤収。
撮影中、林道を歩き回って観察した結果、どこにでもヒメボタルはいるわけではなく、やはり限られた場所で生息しているようでした。
最初カメラを向けた沢、及び沢の右岸の林にはほとんどおらず、早めに場所移動して正解だったこと。
おととし、やはり村上市管内の別の生息地からいきなりヒメボタルが姿を消したことがあります。
そこもここと同じく廃林道で、道がふわふわの土で覆われ(その分、草も結構生えている)、道の上に産卵して繁殖しているのではないかと。
ところが、その林道が復活したのです。
道幅もやや広くなり、路面は締まったダートになり、そしてその年からヒメボタルがいなくなりました。
この林道もいつかは再びダンプが行き来するようになる可能性無きにしもあらずだけど、どうかこのまま自然に還って欲しい・・・






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コメント 2

hosio

イヤー凄いですね
県内にもこんな所が有るんですね
良いものを見せてもらいました
 さすが探検部‼︎
by hosio (2021-06-26 14:56) 

carlossato

hosioさん、お元気ですか?
紫陽花ロード、懐かしいですね。そうですか、やはりホタルは少ないままでしたか。
県北はとにかく林道だらけで、あまり使われていない林道沿いにいることが多々あります。
ひょっとして、満月の前日や当日の、月の出の直前1時間は高確率で乱舞が見られるのかもしれません、ホタルの種類を問わず。

by carlossato (2021-06-26 22:31) 

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