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ペグマタイト祭り [鉱物(下越)]

27日、前回の記事の場所を再訪しました。
ここは巨晶花崗岩(ペグマタイト)も結構見られるので、今回はそちらに重点を置いて探索。
やがてペグマタイト脈が集中している場所を見つけ、そこでたくさんの写真を撮りました。
今回は写真撮影のみで石を持ち帰る予定はなかったのだけど、最後の最後でお宝級のペグマタイトを発見。
重さ10kgありそうな大きな石だったのだけど、庭石にすべく頑張って持ち帰りました。

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これだけ、マンガン方解石です。
小さいのでこれも持ち帰り、簡単に水洗いしたあとの画像がこちら。

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実は洗っている最中に一部欠けてしまい、それが逆にプラスとなってより新鮮なマンガン方解石が露出。
蛍光色も紅色でした。

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そして、これが問題のペグマタイト。
見た目が他の類似の石よりカラフルであるだけでなく、よく見ると針状の黒い筋があちこちに入っています。

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例えばこのように。
鉄電気石確定です。
ペグマタイト脈ではごく一般的に見つかる鉱物ですが、新潟県下越地方では初めて見ました。

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他の部分のそれを、ピクセル等倍に近いほど拡大してみました。
質感がトルマリンです。

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ホースで水洗いして庭に鎮座してもらいました。
重さは9kgちょうどありました。

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趣味の蛍光実験をしてみると・・・あら不思議、石英と思われた部分の一部が赤とオレンジ色に蛍光しています。
ちなみに、紫に蛍光している部分は斜長石であり、それはわかっていたので驚くことはなかったのですが、特に赤~オレンジ色に蛍光している部分も見られることは意外でした。
肉眼では識別できないけど、方解石が石英と同居しているのでしょう。
(※左下に赤い石がちらっと写っていますが、これはマンガン方解石。ちなみに、カリ長石部分はほとんど蛍光しませんでした。これはセオリー通り。)




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