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めくるめく坑口群 (1) [鉱物(下越)]

近代の鉱山(閉山の時期が昭和30~40年代)なら坑内図などの詳細な資料が残っている場合がありますが、全く残っていない鉱山もあります。
そのような鉱山跡での坑口探しは文字通り足で稼ぐしかありません。
しかし盲滅法に歩いても効率が悪いし、入念な下調べをした上で、ある程度目星を付けてから探索します。
某鉱山MA坑に関しては、昨年から少しづつ探索を実施しており、だいぶデータが揃ってきたので、この日はエリアをさらに絞っての探索。
予想は的中、次から次へと坑口が現れ、興奮を禁じえませんでした。

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一見入れそうですが、どの坑口も(明治~大正期のもの)土砂の流入が激しく、或いは崩落しており、3m以上進めた坑口はありませんでした。

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この坑口は、本来はかなり大きかったと思います。
坑道の佇まいからもかつての規模を想像できます。

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右にカーブしているようですが、這いつくばらないと入れないのでパス。

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この坑道も右にカーブしており、その先も続いているようです。
どの坑道も完全な水平坑道ではなく、やや下ってから水平に伸びているようです。
なのでそれなりに土砂が流入しており、高さが30~40cm前後しかない坑口がほとんど。

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この坑口は入口は小さめだったものの、例外的に13~15mほど進めました。
ただし天井は低く、四つん這いになる必要があり、一苦労。
最後は坑道が水没して終了。
この先、水没がなければ通洞坑からの坑道に接続していたのだろうか?



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