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宝珠山周辺のパワースポット [大自然(下越)]

五頭連峰の一角をなす宝珠山(559m)の麓に、立石山神社があります。
古くは真言宗のお寺だったのですが、明治時代に入ると大山祇大神を御祭神とし、立石山神社と名称を改めました。
奥の院に登るとご神体の高さ8mの大岩があるそうなのですが、ほとんど廃道と化しているので今回はパス。

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境内左手に、顔をかたどった石像が多数鎮座しているのですが、そのひとつに紫の玉髄が見られました(上の写真)。
表五頭・裏五頭共に、サイズは小振りながらも紫水晶を産出することで知られていますが、思わず期待は高まります。
宝珠山へ登るには、赤松山森林公園から登るルートと立石山神社から登るルートの二つあります。
ただし、後者はあまり歩く人のない神社左手の登山道を行くのではなく、途中まで舗装された林道を15分ほど歩き、巨岩の林立する御沢経由で登るのが一般的です。
今回ぼくが登ったルートも後者です。
この御沢という所が素晴らしいパワースポットでした。

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高さ30m近くある直立した巨岩です。
左右を同じような巨岩が取り囲んでおり、御沢の広場(岩石広場と呼ぶ人もいます)からの景観は圧巻。
焦点距離20mm以下の超広角レンズでないと全容を写すことはできません。
そして、登山道は写真のこの岩を登っていきます。
鎖とロープ場を通過していくのですが、思ったより歩きやすかったです。
そして、胎内くぐりへと歩を進めます。

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途中、お地蔵山も置かれていました。
合掌してUターン。
そうです、宝珠山の山頂へ行くのが目的ではなく、胎内くぐりが目的でした。
どのような種類の岩からできているのか、巨岩の周辺に水晶の脈が出ていないかを調査したくて。
巨岩自体はかなり風化が進んでおり、特にメノウや玉髄が付いているわけではなかったのですが、岩石広場手前の登山道の真ん中に石英が転がっているのを2~3個見つけました。

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隣を流れる沢の下流を帰りに少し覗いてみたところ、やはり石英質のきれいな石を何個か見かけました。

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今回は一番最後の写真の左に写っている板状のカルセドニーを持ち帰り、夜蛍光実験。

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横幅約9cm、裏面はちょっと汚れていますが、なかなかの質感です。

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475nmのブラックライトを照射すると、白っぽく明るく蛍光しました。
方解石と同じぐらいの明るさ。
純粋な水晶は蛍光現象が見られません。
カルセドニーも水晶系なので、光るとは予想外でした。
それとも違う鉱物なのか、カルセドニーに含まれている物質が蛍光現象を示しているのか、謎です。


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新潟市から最も近い桃源郷 [大自然(下越)]

新潟市から最も近い桃源郷はどこかと聞かれたら、迷わずぼくはここだと答えるでしょう。
ここは、角田山西麓の某沢。

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細い踏み跡が沢沿いに伸びていますが、驚くべきことにこの沢、ひとつも堰堤がありません。
原始の状態のままの沢なのです。
まさに山野草の楽園。沢の水も清澄そのもの。
ほとんど人が入っていないのか、道沿いにも沢にも全くゴミは見当たりませんでした。
終始このように緩やかな傾斜が続き、V字谷というわけでもないので日当たりが良く、歩いていて実に気持ちがいいです。
実はこの場所、今年3月3日の記事で取り上げた場所なんです。
山野草の楽園と思われたので、春の到来を待って4月8日、再訪してみた次第。

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これからもっと色々な花が咲くのでは?

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今回はこの踏み跡が途切れるところまで歩いてやろうと決めていたのですが、歩き始めて45分、とうとうこの先で踏み跡がほぼなくなりました。
踏み跡は沢の左岸に沿って延びており、40分ほど歩いた所で大きな倒木が道をふさいでいました。
なんとかそこをくぐり抜けると細いへつりの連続となり、まもなく道は自然消滅。
石材の切り出し場跡が4~5箇所ほどあったでしょうか。
そこを見るのも目的でしたが、切り出し場周辺や沢沿いには特にこれといった鉱物は見当たらず。

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この沢を強引に詰めてちゃんとした登山道へ抜けることも、ヤブが生えていない今の時期だったら可能かもしれません。

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