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日和山海岸と関屋浜の鉱物 [鉱物(新潟市中央区)]

18日、日和山海岸と関屋浜を歩いてみました。
2箇所合わせて1時間半くらいなので、部分的にしか探索していません。


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日和山海岸は駐車場が少ないので、釣りにしてもそれほど場荒れしていないポイントが多いのではないかと思います。
ここでは防波堤の付け根付近に花崗岩が使われていますが、花崗岩以外の岩石も多く、寄居浜に比べると石英系の石が見られる岩は1/4くらいに少なかったです。
しかしながら最後の最後で規格外の岩を見つけてしまいました。
石英やカルサイトもしくはカリ長石が、60~70cm四方をびっしりと覆い尽くしています。
上の写真はトータルの面積の半分にすぎません。


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アップで撮ってみます。
直射日光が強く、コンデジでは液晶が見にくかったので、今回はデジタル一眼レフカメラを使いました。
さすがに画質がいいです。
トリミングしても画質がほとんど劣化しないので、今回半分くらいの写真をトリミングしてみました。


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次の写真からは、場所を関屋浜に移しました。
関屋浜には短い縦堤が4本あります。
今回探索したのはそのうちの2本。
果たして、海水浴客のメッカである関屋浜にクオーツはあるのか?


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結果、今まで探索した寄居浜と日和山海岸より、ガマが口を開けている岩がひしめきあっていました。
絶対数は少ないのですが、簡単に見つけることができます。
ただし、透明度の低いものがほとんどでしたが。

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透明度はイマイチでも、鉱物図鑑に載っていそうな、絵に描いたような結晶の形がよく現れているクラスターもありました。
高さ20cmくらいでしょうか。
よく見ると、いろいろな鉱物が集まっています。
他のポイントでよく見られるサーモンピンクの鉱物は、ここではやや赤みがかっています。
基本、石英とカルサイトが多く見られるのですが、赤の色合いが菱マンガン鉱に似ているように思います。
菱マンガン鉱はインカ・ローズと呼ばれる、パワーストーンとしても人気のある鉱物なのですが、カルサイト(方解石)のカルシウムをマンガンで置き換えた鉱物なので、カルサイトの鉱脈の中に紛れていたとしてもおかしくはありません。
中程にはチビ水晶のポイントが見られるし、非常に価値ある晶洞です。

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その近くにはこんなガマが口を開けていました。
14~5cmくらいの高さなのですが、岩と岩と狭い隙間にカメラを潜り込ませなければならず(しかも、岩はオーバーハングしている)、ボディの大きなデジイチだと思うようなアングルで撮ることができませんでした。
ピクセル等倍で見ると、驚くべきことにガーデンクオーツが見られます。
クローライトっぽいインクルージョンが見られるので間違いないでしょう。
もしくは煙水晶か。
その下に鮮やか赤っぽい色の小さなつぶつぶが見られますが、これは何でしょう?
そのほかにも黒っぽい何かも見えますし、見とれてしまいます。

IMG_1728p.jpg

別な角度から。

IMG_1736p.jpg

これらの花崗岩地帯はテトラポットと違って歩きやすいので、夜間ブラックライトを持って歩いてみるのも面白そうです。
カルサイトなら光るはずだし、一度試してみる価値がありそうです。

 


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