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次第浜と関屋浜の鉱物 (前編) [鉱物(聖籠町)]

19日、次第浜と関屋浜(こないだ探索できなかった所)を歩き回ってきました。
東港から加治川河口まで何本もの縦堤がありますが、グーグルアースで見るとそのうち4本の付け根部分に花崗岩が敷き詰められているのが確認できます。
4本全て歩きましたが、うち2本に集中して大きな石英があちこちで見られました。


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黒雲母とジルコン(多分)の大きな塊。
花崗岩の主な構成物は、無色鉱物である斜長石(plagioclase)、カリ長石(K-feldspar)、石英(quartz)が90%程度を占め、これに10%程度の有色鉱物を伴います。
有色鉱物は大抵の場合、黒雲母(biotite)または角閃石族(amphibole family)ですが、アクセサリー鉱物(微量ではあるが普通に含まれる鉱物)として、磁鉄鉱、チタン鉄鉱、磁硫鉄鉱、燐灰石、ジルコン、褐簾石、チタン石が挙げられます。ジルコンについては後述します。


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この日は、写真のようにポイントが形成されているものを探して写真を撮りました。
レンズもマクロレンズを使いました。写真によっては大きくトリミングしているものがあります。


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緑色の成分というか鉱物はなんでしょう?


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こちらの濃い緑はマラカイト(孔雀石)だと思います。銅の一般的な二次鉱物です。
決してゴミか何かが付着したものではありません。



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透明なチビ水晶が左側と真ん中に見られます。


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大きな石英の塊。
海岸に見られる、おそらく中国(福建省や四川省)から輸入されたであろう花崗岩では、よくこのような岩を見ることができます。

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