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日和山海岸を極める [鉱物(新潟市中央区)]

5日、日和山海岸の最も西港に近い側~新しい埋め立て地の護岸部~をもう一度歩いてみました。

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この辺は100m以上に渡ってこのような小さめな岩石が多く、とても1時間やそこらでは精査できません。
ただし、石の数が多い割には、カメラに収めたくなるような鉱物の見られる割合は低めです。

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横幅70cmくらいの岩ですが、表面がカルサイト(多分)に覆われています。
この種の茶色の岩が最も多く見かけます。
このようにカルサイトが付いているものが多いものの、そのほとんどは風化しきっています。
これなんかはまだみずみずしさがあるので、夜ブラックライトで照らすと蛍光してくれるでしょう。
夏の夜のお楽しみにとっておきましょう。

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次に多いのが沸石です。
これは灰十字沸石。やや風化しかかっているようです。

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ひょっとしたらこないだ来た時写したのと同じ岩かもしれないけど、改めて接写してみました。
ついでに大きくトリミング。これなら結晶の形がよくわかります。

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こんな岩もありました。
工事で青い塗料をかけられたのか、それともこのような色の鉱物なのか。
念のためアップしておきます(多分前者だろうけど)。

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最近1ヶ月、新潟市の海岸で見てきた岩の中で、もっともおどろおどろしい色をしていたのがコレ。
中央にメノウ質の脈が出ています。
近くに同じ岩の片割れでしょうか、幾つか同じ色彩の石が転がっていました。

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質感と色彩の美しさでは、この岩がベスト・オブ・新潟海岸でしょうか。
横幅80cmくらいの大きな岩なのですが、表面の9割が石英に覆われています。
その石英が3種類くらいの色に色づいていて、ちょっとどぎついのです。
ここは色彩がピンクできれいですが。

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同じような色彩の石英がサンドイッチされています。
厚さ3cmくらいあり、これもオンリーワンでした。

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オンリーワンシリーズ最後はこの岩。
水晶の小さな結晶がびっしりと生えています。
オレンジ褐色のこの色は赤サビ。
塩酸やシュウ酸できれいに落とすことができますが、赤サビが落ちたらきれいでしょうね。

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