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内ノ倉川の巨大石英 [鉱物(新発田市)]

28日、大石ダム(関川村)の上流にある彫刻公園から40分ほど東俣川沿いの林道を歩きました。
昭和55年に作られたという東俣橋を過ぎ、200mも歩くと大きな雪渓が道をふさぎ、そこでUターン。
新潟県の地質図にあった通り、この辺は花崗岩が目立ちます。
しかしながら、石英だけの石やメノウ脈が走った岩石は皆無。

ということで早めに東俣川には見切りを付け、内ノ倉ダム(新発田市)へ移動しました。
林道終点の杉滝岩では、新大探検部の人たちがロッククライミングの練習を終え、帰るところでした。
最初、内ノ倉川右岸の道を歩こうとしたのですが、なんと100mも歩かないうちに、路肩が崩壊したのか道がほぼ途切れており、そこでUターン。
1/2.5万地形図の右岸の破線は、今や幻となったようです。
仕方なく左岸の道を歩き始めたのですが、ここ30年の間にすっかり荒れてしまったようで、途中沢歩きと言ったほうが似つかわしいような箇所もありました(次の写真)。

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地形や地質的にはいい感じです。
いつ石英質な石が出てきてもおかしくない感じ。

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しかしながら、30分歩いてカメラに収めたのはこの珪岩だけ。
石英と珪岩の中間のような感じの石を、右側から合流する小沢で拾いました。
もっとも、残雪がまだまだ多くて奥には行けなかったので、5月中旬からが本番でしょうか。
渓流釣りも鉱物探しも。
サプライズは帰り道に待っていました。

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五頭山麓でこのような感じで露出している石英やアメジストを何度か見ましたが、それとよく似た光景です。
よく見ると透明な部分もあり、ほのかにピンクがかっているようにも見えます。
試しに引っ張ってみたら、母岩とは切り離されていたようで簡単に引き出すことができました。
あとで重さを量ってみたら、4.1kg、幅約20cmの大きな石英でした。

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タワシでごしごしやっただけで結構キレイになりました。
アメジストとローズクオーツ、そして普通の石英を足して3で割ったような感じでしょうか。
30年ほど前、一度七ツ滝まで遡行したことがありますが、あの時の情熱が蘇ってきたような気がします。
内ノ倉川は流域も長く支沢も多いので、きっとどこかに水晶の楽園があるに違いありません。
行きたい場所が一気に増えてきました・・・

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