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原野の奥へ [ホタル (新発田市)]

限りなく原野に近い地形が、幾つか新発田市の山あいにあります。
ここはそのうちの一つで、地下水が豊富なのか、広場の端っこには柳の木が多数生い茂っており、そこはホタルの楽園となっております。
小さな水路が原野の入り口を流れており、その50mほどの区間は特にホタルの密度が高く、阿賀町のホタルの楽園・たきがしら湿原に負けないほどでした。
過去形で言うのはわけがあり、昨年からその水路でのホタルの数が激減してしまったからです。
感覚的には1/5に減ったと思います。
原因はわかりません。
今年も既に2回下見を重ねたのだけど、原野の植生そのものは例年と同じで変化がなく、ホタルが減った理由は未だに不明のままです。
22日に3回目の訪問をしたのですが、やはりホタルは例年より少ない。
この原野の近くにホタルの保護地があり、そちらの方では既に乱舞一歩手前の状況になっているので、やはりこの場所では今年もホタルの数は少ないままなのです。
しかし、考えてみればこの原野の入り口付近しか過去撮ったことはなく、奥の方(70~100m先の山際にも湿原がある)は未開拓。
これを機会に、奥の湿原地帯でホタルを観察しました。

IMG_9824_67p.jpg

奥の湿原地帯の、入り口に近い部分。
奥の方はここも含め、例年に比べ数が少ないということはありません。
まだピークにはほど遠いですが、ピークの時期でもこの2~3倍程度でしょうか。

IMG_9869_9935p.jpg

ここが今回初めて足を踏み入れた奥の湿原。
もう少し奥へ行きたかったけど、ここから先は長靴必須。
思ったより快晴になり、天の川も見えてきました。
明るい恒星は木星です。

IMG_9936_56pp.jpg

右奥の山際まで来ました。
時刻は21時ちょうどぐらい。
白鳥座が大木の向こうに横たわっています。
ここのホタルはまだ活性度が低く、20時半を過ぎたらほとんど飛ばなくなったのですが、粘って近くを飛んだ時にシャッターを開けました。
このアングル気に入ったので、今度は天体仕様のEOS80Dを持ってこようと思います。
やはり白鳥座は赤の散光星雲の色をあぶり出したいですから。

IMG_9982_0003p.jpg

EOS80D + SIGMA 18-35mm F1.8 DC (共通)

最後に天の川の全体を撮って終了。
ポタ赤は使っておりません。
Sequator利用前提の固定撮影です。
それほど色被りがなかったので、かなりいい空だったようです。
やはり人工光源が一切視界に入らない場所はリラックスできます。
いつまでもこの原野が原野のままであり続けますように。


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