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7月8日の場所を再訪 [ホタル (阿賀町)]

9日、旧三川村の渓流ポイントを再訪しました。
あいにく気温が低く(20℃を下回った)、全体的にホタルはこないだより少なめ。
今回、田んぼと山との境の、ホタルの聖地っぽい場所へ初めて足を踏み入れました。
特に農道があるわけではなく、あぜ道を歩いて行くしかなかったです。
林がちょうど月明かりを遮ってくれるので、満月期でもそこそこホタルは見られるのでは?
湿原が連続しており、ホタルにとっては理想的な環境。
思わず、3年前から始まった溜池工事で今は消滅してしまった、松岡集落(新発田市)裏の広大な田んぼを思い出しました。
あそこも林との境に湿原が拡がっており、たきがしら湿原並のホタル天国だったのです。
こちらの田んぼは除草剤は全く使っていない様子で、あぜ道は部分的に40~50cmほどの草に覆われており、変色した草は皆無でした。

IMG_0818_0908p.jpg

おとといかなりの乱舞を見た渓流にはホタルはほとんど飛んでおらず、今回初めて足を踏み入れたこのあたりだけホタルが飛び交っていました。
20時30分、早めに現地を離れ、昼間下見したばかりの臼が森山(新発田市)の林道へ移動。
林道入り口に電気柵がありますが、登山者は自由に開けて入っていいことになっているのでカギはかかっていません。
500mくらい走ると登山道入り口が左手に現れ、そのさらに200m先に鎖があり、車は進入できません。
登山道入り口の広い路肩に車を停め、林道終点まで歩いてみました(徒歩約30分)。

IMG_2362.jpg

途中よさそうな(つまり、ヒメボタルのいそうな)杉林が2ヶ所現れてきたのですが、どちらの林にも、写真のような熊はぎの跡が1ヶ所ずつ見られました。
噂には聞いていたものの、間近で見たのは初めて。
斜面の下を小沢が流れており、水を飲みにくる熊の通勤ルート?なのでしょう。
鎖に近い方の杉林は鎖から300m未満の距離だったので、旧三川村の渓流ポイントからの帰りに立ち寄り、おそるおそる行ってみた次第。
結果的にヒメボタルはいなかったし、熊にも遭遇しませんでした。
標高160mくらいあるので、時期的には今なんですけどね。
やっぱり新発田市周辺では、とっくの昔にヒメボタルは絶滅しているのでしょうか?




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通りすがり福島人

連日の開拓お疲れ様です

まだこんなにゲンジが飛ぶのですね
段々田んぼの一番奥、みたいな所でしょうか
脇の水路にもヤゴなどがたっぷり居そうな、まさに適地ですね
これが圃場整備で3面護岸化されたりすると、テキメンですからね…
いつまでも残って欲しいものです

ついに熊はぎ見ちゃいましたかw
近寄ってみると、丁寧に歯で幹と皮の間をこそぎとって蜜の含まれた
層を食べてしまっているので、林業の方々には嫌われるようです

自分も相当な回数の探索空振りをしてます
居るところと居ないところの違いは、いまだによくわかりませんが
自分の撮った写真と管理人さんのとを比べると、森の植生構成は
兄弟のように似ています
ぶな等原生林、杉の植林(比較的古いところ)、足元はシダ等に覆われている、すぐ近くに沢、もしくは奥に水芭蕉が咲く湿地とか、神社の鎮守の森(長年伐採されていない)
自分の場合は、これに加えて近くにモリアオガエルの沼がある、というのを目安にしています
気温などの好みが似ているのだと思います
昨日、もっちゃんさんにレスした栃木の沼も産卵地です

打率は低いですが、見つけたときの喜びは格別ですね
そこまでが9割で、写真は記念みたいな感じですw



by 通りすがり福島人 (2019-07-10 15:59) 

carlossato

この田んぼは実は入り口に近く、まだまだ奥があるのですが、奥の田んぼで写真を撮ったことはないんです。平行して流れている渓流の方がゲンジはいるので、今までは渓流でばかり撮っていました。渓流も、どのくらい上流部までいるのか極めたい思いもありますが、あまりに手持ちの場所が増えてしまって開拓できていません。森の植生は、ぼくも同じような感触を持っています。下越のポイントですと、ほとんどが杉の植林地ですね。原生林に近い広葉樹林帯も1ヶ所ありますが。その地で杉を植林した際、それまで生えていた樹木をどのように伐採したかを我々は知るよしもありません。
比較的新しい杉の植林地の生息地もあるので、伐採方法が彼らの生存の命運を分けている部分ってあると思うのです。
グーグルアースで空から観察すると、とことん山奥まで林道が伸びていたり、森がずたずたになっていたりするのがよくわかります。
ああいうのを見ると、地元の新発田や胎内市の山間部では無理なのかなと思ってしまいます。
モリアオガエルの沼があるかどうかですか。これは良い視点かもしれません。県北にはあちこちにあるけど、新発田周辺の山間部にはほとんどないかも。でも、今度探してみます。
ぼくにとっても探索する楽しみが大半を占め、写真は記念写真です。

by carlossato (2019-07-11 01:14) 

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