SSブログ

サイエンスミュージアム再び [鉱物・パワーストーン全般]

21日、新潟大学五十嵐キャンパス内にあるサイエンスミュージアムを再訪しました。
今回はMy UVライト(Jaxman 365nm)持参。
五十島鉱山産の蛍石の蛍光度を確かめるためです。

IMG_0871.jpg

IMG_0873.jpg

館内にあった全ての蛍石の標本は、このように青味の強い紫色に蛍光しました。
ついでに他の鉱物にもUVライトを当ててみると、いくつか蛍光を示すものがありました。

IMG_0862.jpg

例えばコレ、赤谷鉱山産の苦灰石です。
ただし、ピンク色に蛍光したのはこの個体だけで、他の苦灰石は無反応。
かすかに混じっていたマンガンが反応したのでしょうか?

IMG_0527p.jpg

赤谷鉱山の鉱物は複数個展示されていました。
こちらはヨハンセン輝石。
スカルン鉱床や熱水鉱床に産する鉱物で、美しい水色~青緑色を呈するものがあります。
赤谷鉱山産のそれはまさに色合いが美しく、写真ではお伝えできませんが、原石の大きさが半端ないです。

IMG_0492.jpg

赤谷鉱山産の石をもうひとつ、灰鉄ザクロ石です。
ザクロ石はなかなか種類が多いのですが、色合いはこのように赤褐色~桃色が一般的。
透明度の高いものはガーネットと呼ばれ、宝石としても利用されます。
典型的なスカルン鉱物のひとつです。

IMG_0554_tremolite.jpg

前回は取り上げませんでしたが、館内には糸魚川産の鉱物も多数展示されています。
これは、青海産の透閃石。

IMG_0886.jpg

こちらは糸魚川の代名詞・ヒスイ輝石。

IMG_0881.jpg


こないだ来た時は気にも留めなかったのですが、聞いたことのない鉱山名がいくつか出てきたので、帰宅後ネットで調べてみました。
この緑色の鉱物は、西川鉱山産(阿賀町)の珪孔雀石(クリソコラ)。
銅を含むアルミノ珪酸塩鉱物です。
三川鉱山はじめ結構あちこちで見かけますが、実は新潟市の海岸でも見られます。
溶けたプラスチックみたいで全然美しくないのでブログで取り上げたことはありませんが、この標本より大きな結晶(というか切れ端)を見たことがあります。
さて、くだんの西川鉱山ですが、とてもいい資料を見つけたのでシェアしたいと思います。
昭和26年に作成された資料で、西川鉱山以外にも多数の小さな鉱山情報が掲載されています。

IMG_0525.jpg

最後に、柏崎市米山谷根採石場で採れた菱沸石。
ソーダ沸石なんかも見られますが、菱沸石の結晶の大きさは国内随一ではないでしょうか。
この採取地についても調べてみました。
海側でなく、ちょっと山あいにあるんですね。
とっくに閉鎖された採石場のようですが、グーグルアースで前の道路から見ると、上部の岩壁がいい感じです。
今でも何か採れるのでは?

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。