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石瀬から麓にかけての見所 [鉱物 (弥彦山周辺)]

17日、弥彦山東麓、石瀬集落から麓集落まで、改めて鉱物探しを兼ねて散策してきました。

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石瀬周辺は来る度に発見があります。
多宝山の東が石瀬で、西が間瀬銅山。
多宝山のピークを中心に東西を結ぶラインは、水晶の脈がありありですね。
これは今回新たに発見したメノウ質の水晶。
メノウ部分が青白い色をしているのが特徴です。

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この日の最大の発見は、この5cmほどのメノウ。
近くに同類と思わしき2cm前後の破片が散らばっていました。
汚れがなく、清楚な佇まい。
ちなみに、長波のUVライトで白っぽく蛍光しました。

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来年の春、多宝山東麓に源を発する沢を1~2つ遡行してみるつもりなのですが、その下見も行いました。
これはかなり下流の方ですが、沢の右岸に今は廃道と化している林道が伸びており、その林道沿いに岩場が幾つか出てきました。
見上げるとさらに上の斜面にも大きな岩場があったり、こういう岩場を丹念に探っていくのも面白そう。

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紅葉渋滞の弥彦神社周辺を抜け、今度は麓集落へ。
最近麓集落内の道路に迷い込んだ時、あまりに雰囲気がいいので今度ゆっくり散歩してみようと思っていたのです。
ここは弥彦村ふるさと学校。
旧麓小学校の校舎を民族資料室として開放しています。
麓小学校が閉校してからもう50年がたつとのことですが、ぼく自身これとそっくりの木造校舎に通っていたので、当時の記憶が鮮やかに蘇ってきました。

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もう一軒、観光したいと思っていたのがここ旧武石家住宅。
約300年前の、江戸時代中期の農家です。
実は麓集落に惹かれたのは、昭和40年代あたりの雰囲気を残す民家の佇まいだけでなく、通りに面した石垣の素朴さでもあったのです。
石瀬集落もそうでしたが、この辺の石垣はラフカットされた流紋岩が主体。
青龍寺の境内に見事なたんぱく石がありますが、その母岩が流紋岩です。
なので、メノウや玉髄が付いていないかなあと見て回るのが楽しい。
旧武石家住宅もご多分にもれず、流紋岩が土台部分に使われていました。
残念ながらここでは特に水晶系の鉱物は見当たらなかったけど、すぐ隣の興善寺で水晶発見!

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興善寺の境内です。
弥彦の紅葉谷同様、こちらも紅葉がピークでした。
水晶が見られたのは、左側の石塔下部です。

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かなり風化が進んでいるけど、面積の広い立派な玉髄。
雨乞山から国上山にかけても、探索してみたいポイントが沢山あります。
例えば、麓集落西の黒滝。
粗粒玄武岩からなる滝だそうで、剣が峰砦(標高292m)と共に一度訪れてみたい場所。
あと、国上山北麓の蛇崩(じゃくずれ)も要チェックですね。
1/2.5万地形図の等高線や記号を見ると、何かありそうな雰囲気プンプンです。

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