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タムロン SP35mm F1.8 VC 対 EF-S 35mm F2.8 IS MACRO [撮影機材関連]

M6 Mark IIのフォーカスシフト機能は、鉱物の結晶の撮影にとても効果的。
しかし、EF-Mシリーズのレンズは光学性能がプアなものばかりで、ピクセル等倍で見るとがっかりします。
ということで、以前から80D用に目を付けていたEF-S 35mm F2.8 IS MACROを入手。
このレンズは一部では神レンズとも呼ばれ、評判は上々。
Lenstip.comのテスト結果を見てもコマ収差が少なく、開放から周辺部では点が点として写ります。
焦点距離的にもAPS-C機とのコンビでは、35mmは好み。
既に入手しているEF->EF-Mレンズアダプターを介して、M6 Mark IIに装着、タムロンSP35mmと写りを比べてみました。

IMG_0415_m6.jpg

絞り開放(F2.8)での、EF-S 35mmです。ボディはM6 Mark II。
ISOは800、ピクチャースタイルは忠実のデフォで統一しています。
撮って出し。一切微調整は加えていません。

IMG_3815_80d.jpg

こちらはタムロンSP35mm F1.8 VC(ボディはEOS80D)。
絞りはF2.8。
最大撮影倍率0.4倍まで寄れるので、発売時から愛用しているお気に入りのレンズです。
EF-S 35mmの方は等倍マクロレンズなのでもっと寄れるのですが、今回はタムロンの倍率に合わせています。
タムロンの撮影倍率は0.3倍くらいでしょうか。
タムロンのそれはフルサイズ用のレンズですから、周辺光量もコントラストの高さもこちらが一段上な印象。
しかも、あとで気付いたのですが、タムロンのレンズは光学補正が効かないのでオフにしてあるのですが、M6 Mark IIの方では光学補正をオンにしたまま撮影してしまいました。
にも関わらず、タムロンの方が写りは上です。

IMG_0416_m6_5.6.jpg

次に、F5.6まで絞って写してみました。
こちらはEF-S 35mm。

IMG_3816_80_5.6.jpg

こちらはタムロン35mm。
違いは薄れてきましたが、やはりタムロンの方が全体的に先鋭度が高いです。

DC_IMG_0434.jpg

最後に、EF-S 35mmで写したスピネルの結晶写真。
M6 Mark IIのフォーカスシフト機能を使って写してみました(枚数は8枚)。
ややトリミングを加えています。
やっぱり感動です。
F18とかに思い切り絞っても、ここまで全体にピントは来ませんし、何よりF10以上に絞ると回析の影響で絵がゆるくなってしまいますから。
最後にスピネルの紹介。
スピネルは外観も含めてほぼルビーと同じです。
燃えるような赤に蛍光する現象も、やはりどちらの石にも共通しています。
これはミャンマー産のスピネル。
結晶部分を切り出して研磨し、宝石に加工すると価格は10倍以上にはねあがりますが、母岩付きの原石はそうでもありません。
サファイヤやアクアマリンなども、むしろ母岩付きの原石の方が美しく、圧倒的な存在感があります。
来年はこのような原石をもっと収集しようと思います。

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