八前沢銅山付近の露天掘り跡 [鉱物 (弥彦山周辺・八前沢銅山)]
かつて弥彦山山麓には6箇所前後の鉱山があったのですが、いずれも情報が少なく、坑口の位置が不明な鉱山がほとんど。
それでも鉢前鉱山に関してはおおよその位置をつきとめたのだけど、まずは現地に行って調査してみないことには何とも言えません。
珍しく晴れ間が覗いた2月2日、弥彦山麓を訪れました。
1時間ほどあっちの沢、こっちの尾根という具合に心当たりの場所を歩き回ったのですが、成果なし。
少し場所を変え、改めて道なき道を歩き始めたら、すぐ大きな岩場が目の前に出現。
これは怪しいと裏側に回り込んでみたら、ようやく露天掘りの跡を見つけました。
結構高さがあるので、縦アングルで撮影。
ちょっと感動です。
これが鉢前鉱山のものかどうかはわからないけど、かなり古そう。
鉢前鉱山の歴史もあまり正確なことはわかっておらず、明治~大正年間にかけて稼働していたと思うのですが定かではありません。
奥行きは3mくらいでしょうか。
ストロボを焚いて内部を撮影。
基本的には銅を採っていた鉱山なのですが、ところどころ写真の緑色凝灰岩が見られました。
ある資料によると、間瀬の銅山産業が衰退し始めた頃、ある事業家が鉱山技術を生かして新しい事業を画策。
そこで考え出したのが、山中で見られる緑色の硬い材質の石を加工し、水石として売り出すこと。
この石の学名を緑色凝灰岩という、と資料には書いてあるので、多分これがそれではないかと。
要はグリーンタフのことなのですが、この岩場のそれは日本海側の田野浦海岸あたりに見られるグリーンタフとは違い、とても硬かったです。
また、壁面のところどころに、ちょっと見づらいですが数ミリの針状の結晶が生えていました。
多いところでは何十本も。
触ると硬く、何かの鉱物だとは思うのですが、調べてもわかりませんでした。
この洞窟、動物のすみかになっているみたいで、入り口にはこのような排泄物が・・・
弥彦山系には熊は生息しないので安心なのですが、何の動物かな?
周辺の風景です。
そこからやや上がったところに、もう一箇所の露天掘り跡がありました。
大きさは先の洞窟の1/3に満たないですが。
岩の種類は全く同じでした。
※2022/04/13追記:
おそらく鉢前銅山=八前沢銅山だと思います。
それでも鉢前鉱山に関してはおおよその位置をつきとめたのだけど、まずは現地に行って調査してみないことには何とも言えません。
珍しく晴れ間が覗いた2月2日、弥彦山麓を訪れました。
1時間ほどあっちの沢、こっちの尾根という具合に心当たりの場所を歩き回ったのですが、成果なし。
少し場所を変え、改めて道なき道を歩き始めたら、すぐ大きな岩場が目の前に出現。
これは怪しいと裏側に回り込んでみたら、ようやく露天掘りの跡を見つけました。
結構高さがあるので、縦アングルで撮影。
ちょっと感動です。
これが鉢前鉱山のものかどうかはわからないけど、かなり古そう。
鉢前鉱山の歴史もあまり正確なことはわかっておらず、明治~大正年間にかけて稼働していたと思うのですが定かではありません。
奥行きは3mくらいでしょうか。
ストロボを焚いて内部を撮影。
基本的には銅を採っていた鉱山なのですが、ところどころ写真の緑色凝灰岩が見られました。
ある資料によると、間瀬の銅山産業が衰退し始めた頃、ある事業家が鉱山技術を生かして新しい事業を画策。
そこで考え出したのが、山中で見られる緑色の硬い材質の石を加工し、水石として売り出すこと。
この石の学名を緑色凝灰岩という、と資料には書いてあるので、多分これがそれではないかと。
要はグリーンタフのことなのですが、この岩場のそれは日本海側の田野浦海岸あたりに見られるグリーンタフとは違い、とても硬かったです。
また、壁面のところどころに、ちょっと見づらいですが数ミリの針状の結晶が生えていました。
多いところでは何十本も。
触ると硬く、何かの鉱物だとは思うのですが、調べてもわかりませんでした。
この洞窟、動物のすみかになっているみたいで、入り口にはこのような排泄物が・・・
弥彦山系には熊は生息しないので安心なのですが、何の動物かな?
周辺の風景です。
そこからやや上がったところに、もう一箇所の露天掘り跡がありました。
大きさは先の洞窟の1/3に満たないですが。
岩の種類は全く同じでした。
※2022/04/13追記:
おそらく鉢前銅山=八前沢銅山だと思います。
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