草倉銅山本坑口周辺の坑口群 (後編) [鉱物 (阿賀町・草倉銅山)]
不動沢は上流で三角沢と草倉沢に分かれます。
その分岐点の尾根で、坑口を一つ発見しました。
河原からやや尾根を上がったところにあり、斜面は密な藪だったため、もう少し新緑が茂ると河原からは穴が視認できなくなるでしょう。
近寄ってみると思ったより間口が大きく、言葉を失いました。
右の坑道はどこまで続いているのでしょうか。
入口部分の天井は低いので、四つん這いになって侵入。
3mほど先から一段低くなっており、そこから先は身長180cmのぼくでも背を屈めることなく歩けそう。
約15m先で坑道は緩く右にカーブしているようでした。
改めて明るさを補正した後の写真を眺めてみると、ヌメヌメしていてまるで人間の胎内を見ているかのよう。
さらに焦点距離を伸ばし、35mm換算120mmの画角で写してみました。
カメラ内蔵ストロボは役に立たないので、強力LEDライトを照明代わりにして撮っています。
実はこの坑口の右側に千勝堅坑口があり、その方向に向かって坑道は伸びているようです。
内部を探検してみたい欲求をなんとか抑え、当初の計画通り千勝堅坑を目指します。
ほどなく予想していた位置に差し掛かると、金網で覆われた大きな坑口が出現しました。
ある絵図ではこの場所ではなく、草倉沢のもっと上流に坑口が記されています。
しかしながら、四方沢の旅という沢登り専門のサイトがあるのですが、そのサイト主である長島氏が不動沢を完全遡行しており、長島氏の遡行図の方を信頼して位置を予測しました。
結果、長島氏の遡行図が正しかったです。
内部はかなり縦長になっており、強力LEDライトで照らしてみると、思いのほか深いことがわかりました。
多分底の方が見えたと思うのですが、距離は少なくとも20mはありそう。
これぞ堅坑。
坑口上部の岩壁。
そして、坑口前の河原です。
対岸に石垣がありました。
尚、草倉沢を下降してこの場所へ来るまで、とぎれとぎれに旧道の痕跡は残っていました。
ところがあちこちで路肩が流出しており、長くても6~7mで途切れてしまいます。
通洞坑からここまで沢沿いに遡行しようとすると、通過困難な12mの滝が出てくるのですが、上流の方から下ってくるとこの区間はひたすら優しい渓相が続きます。
残念ながら昨日の記事の場所も含め、坑道内や周辺の岩場では玉髄はもちろんのこと、針水晶は全く見かけませんでした。
まだ滑滝鉱区へは行ってませんが、これで草倉銅山の核心部は一通り歩いたことになります。
個人的にはある絵図に出てくる慶應坑が気になります。
草倉銅山の雰囲気はなぜかしっくり来るところがあり、何度でも来てみたいと思います。
その分岐点の尾根で、坑口を一つ発見しました。
河原からやや尾根を上がったところにあり、斜面は密な藪だったため、もう少し新緑が茂ると河原からは穴が視認できなくなるでしょう。
近寄ってみると思ったより間口が大きく、言葉を失いました。
右の坑道はどこまで続いているのでしょうか。
入口部分の天井は低いので、四つん這いになって侵入。
3mほど先から一段低くなっており、そこから先は身長180cmのぼくでも背を屈めることなく歩けそう。
約15m先で坑道は緩く右にカーブしているようでした。
改めて明るさを補正した後の写真を眺めてみると、ヌメヌメしていてまるで人間の胎内を見ているかのよう。
さらに焦点距離を伸ばし、35mm換算120mmの画角で写してみました。
カメラ内蔵ストロボは役に立たないので、強力LEDライトを照明代わりにして撮っています。
実はこの坑口の右側に千勝堅坑口があり、その方向に向かって坑道は伸びているようです。
内部を探検してみたい欲求をなんとか抑え、当初の計画通り千勝堅坑を目指します。
ほどなく予想していた位置に差し掛かると、金網で覆われた大きな坑口が出現しました。
ある絵図ではこの場所ではなく、草倉沢のもっと上流に坑口が記されています。
しかしながら、四方沢の旅という沢登り専門のサイトがあるのですが、そのサイト主である長島氏が不動沢を完全遡行しており、長島氏の遡行図の方を信頼して位置を予測しました。
結果、長島氏の遡行図が正しかったです。
内部はかなり縦長になっており、強力LEDライトで照らしてみると、思いのほか深いことがわかりました。
多分底の方が見えたと思うのですが、距離は少なくとも20mはありそう。
これぞ堅坑。
坑口上部の岩壁。
そして、坑口前の河原です。
対岸に石垣がありました。
尚、草倉沢を下降してこの場所へ来るまで、とぎれとぎれに旧道の痕跡は残っていました。
ところがあちこちで路肩が流出しており、長くても6~7mで途切れてしまいます。
通洞坑からここまで沢沿いに遡行しようとすると、通過困難な12mの滝が出てくるのですが、上流の方から下ってくるとこの区間はひたすら優しい渓相が続きます。
残念ながら昨日の記事の場所も含め、坑道内や周辺の岩場では玉髄はもちろんのこと、針水晶は全く見かけませんでした。
まだ滑滝鉱区へは行ってませんが、これで草倉銅山の核心部は一通り歩いたことになります。
個人的にはある絵図に出てくる慶應坑が気になります。
草倉銅山の雰囲気はなぜかしっくり来るところがあり、何度でも来てみたいと思います。
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