中ノ沢川支流2本 [鉱物 (阿賀町)]
去る5月29日、裏五頭を流れる中ノ沢川の某支流を遡行し、2回に分けて記事を掲載しました。
ぼくの好きな玉髄天国の川だったのでさらに極めたく、6月1日、今度は前回の入渓地点から下流部を遡行してみました。
地図の等高線が上流部より混み合っていたのでさぞかしダイナミックな渓谷美が現れるのではないかと予想していたのですが、予想を上回る絶景が連続しました。
新発田に近い五頭山録に剣竜峡という景勝地がありますが、あそこよりスケールが大きいです。
残念ながら玉髄などの水晶系の鉱物は前回歩いた上流部より少なく、下流へ下れば下るほど脈は消えていくような状況でした。
この沢(名前はないようです)の玉髄は、上流も下流もこのような色合いのものが主流でした。
もともとは錐面がびっしりと並んだギザギザな表面だったんでしょうけど、このように摩耗して丸みを帯びているものがほとんど。
次から次へ現れる小滝はどれも簡単に直登、ないしは巻けるものばかりで楽しい沢歩きを満喫。
上流部では一抱えもあるような岩が全面的に石英だったり、大物が連続しましたが、下流部ではこの写真の石英が最大。
重量5kg前後といったところ。
やはり端っこのほうが茶色になっています。
翌2日、もう1本新しい沢を遡行してみました。
上の写真がそれで、沢の名前は幸地蔵沢。
中ノ沢渓谷森林公園の管理棟の西側を流れる沢です。
しかしながら、この沢はハズレでした。
地質的にはこちらは花崗岩の沢でして(玉髄天国の沢は流紋岩の沢)、あわよくばポイント水晶との出会いを期待したのですが、そもそも半透明な石英が見当たらない。
代わりに、写真のような鉄石英(=赤い碧玉、もしくはレッドジャスパー)がやたら目立ちます。
渓相的にも平凡で、100mも歩かないうちに大きな転石はなくなり、水量もめっきり減ったのでした。
五頭山麓を流れる沢は、1本1本そこで見られる鉱物に特徴があります。
基本的には流紋岩地帯であるなら高確率でたくさんの玉髄やメノウを見ることができるのだけど、まだ花崗岩地帯ではそのような鉱物との出会いがありません。
つい最近、知人が福島県のとある山間部を流れる沢でたくさんの紫石英を拾ってきたのですが、五頭山にだって、無数にある沢の中には紫色した石英が主体となる沢があるかもしれない。
結論を急ぐことなく、地道に沢の探索を続けていきたいと思います。
ぼくの好きな玉髄天国の川だったのでさらに極めたく、6月1日、今度は前回の入渓地点から下流部を遡行してみました。
地図の等高線が上流部より混み合っていたのでさぞかしダイナミックな渓谷美が現れるのではないかと予想していたのですが、予想を上回る絶景が連続しました。
新発田に近い五頭山録に剣竜峡という景勝地がありますが、あそこよりスケールが大きいです。
残念ながら玉髄などの水晶系の鉱物は前回歩いた上流部より少なく、下流へ下れば下るほど脈は消えていくような状況でした。
この沢(名前はないようです)の玉髄は、上流も下流もこのような色合いのものが主流でした。
もともとは錐面がびっしりと並んだギザギザな表面だったんでしょうけど、このように摩耗して丸みを帯びているものがほとんど。
次から次へ現れる小滝はどれも簡単に直登、ないしは巻けるものばかりで楽しい沢歩きを満喫。
上流部では一抱えもあるような岩が全面的に石英だったり、大物が連続しましたが、下流部ではこの写真の石英が最大。
重量5kg前後といったところ。
やはり端っこのほうが茶色になっています。
翌2日、もう1本新しい沢を遡行してみました。
上の写真がそれで、沢の名前は幸地蔵沢。
中ノ沢渓谷森林公園の管理棟の西側を流れる沢です。
しかしながら、この沢はハズレでした。
地質的にはこちらは花崗岩の沢でして(玉髄天国の沢は流紋岩の沢)、あわよくばポイント水晶との出会いを期待したのですが、そもそも半透明な石英が見当たらない。
代わりに、写真のような鉄石英(=赤い碧玉、もしくはレッドジャスパー)がやたら目立ちます。
渓相的にも平凡で、100mも歩かないうちに大きな転石はなくなり、水量もめっきり減ったのでした。
五頭山麓を流れる沢は、1本1本そこで見られる鉱物に特徴があります。
基本的には流紋岩地帯であるなら高確率でたくさんの玉髄やメノウを見ることができるのだけど、まだ花崗岩地帯ではそのような鉱物との出会いがありません。
つい最近、知人が福島県のとある山間部を流れる沢でたくさんの紫石英を拾ってきたのですが、五頭山にだって、無数にある沢の中には紫色した石英が主体となる沢があるかもしれない。
結論を急ぐことなく、地道に沢の探索を続けていきたいと思います。
2021-06-05 21:58
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