もう一つのヘイケの楽園

昨日のヘイケの聖地は村上市だけど、こちらは新発田市の聖地。
標高が200m近くあるので、例年6月末からやっとホタルたちが出てきます。
7月1日、最初は尾根を隔てて向こう側の田んぼへ行ったのだけど、とにかく西風が強い。
この場所は全体として西風に弱く、どこに行っても風が当たります。
少しでも風が弱いところを探していたらあっという間に19時50分を過ぎ、あわててエイヤッと撮影開始。



なぜかこの田んぼはヘイケばかりで、ゲンジが極端に少ないのです。
それでもヘイケはそこそこ現れてくれ、20時台前半には線香花火のような、淡い乱舞が始まりました。



風が強いので雲の流れが早く、そのうち雲が切れて天の川が見えてくるではないかと期待。
そんなわけで20時25分、同じ田んぼなのですが、左側の、田んぼを見下ろす高台へ移動。
ところが一向に南～南東にかけての空は雲が取れず、なかばあきらめかけていたのだけど・・・
21時を過ぎたところで雲が切れ始め、なんとか天の川の輪郭を収めることができました。
地上風景は20時25分から21時12分までの比較明合成、星空部は21時12分から12秒X4枚の画像を使って合成しております。
昼間、遠くの山々がとてもはっきり見えたので、夜星が見えるとしたら第一級の星空が拝めるのではないかと思ったのですが、まさにその通りになりました。
星の輝きが強く、コントラスがとても高かった。
このあとすぐ撤収したのですが、つかの間今年最高の星空を拝むことができました。