SSブログ

ヘイケの聖地が復活した [ホタル (村上市)]

県北に大好きな棚田があり、そこのある一角で毎年ヘイケの乱舞が必ずと言っていいほど見られました。
ところが5~6年前から突然数が激減し、寂しく思っていました。
原因として考えられることは、除草剤の使用です。
そこへ通い始めた当初は畦に結構草が生えていたのですが、いつしかスッキリするようになりましたから。
でもそれくらいで、あとは思い当たる点はありません。
6月30日、その近くのヒメボタルのポイント~そこも数年前からホタルが姿を消したところ~へ、今年はどうかなあと撮影に行ってみました。

IMGL1390.jpg

ここからヒメボタルが姿を消した原因はわかっており、この廃林道が再び使われるようになったからです。
おととしから道幅が1.5倍になり、路面は固くなり、一部路肩の木も伐採されてしまいました。
しかしその後はまた林道が使われなくなったのか、路面には杉の落ち葉が堆積し、ここに至る農道も草丈が高くなりつつあります。
これならある程度見られるのではないかと期待したのですが、20時20分まで粘ってヒメボタルの姿はゼロでした。
あきらめて車を停めた地点に戻り、くだんの田んぼに目をやると、ヘイケがそこそこ乱舞しているではありませんか。
まだまだ往時のピークには及ばないけど、十分見ごたえがあります。
早速カメラを向けました。

IMGL1456_1559P.jpg

撮影開始は20時45分で、総露出時間40分。
よくよく地形を観察してみると、田んぼが休耕田になっていました。
そして、左手に池があり、右手にかけて湿原が拡がっており、かつての畦道にも土の柔らかさが戻ってきていました。
実はここのヒメボタルは例年7月上旬に現れるので、まだ早かったのかもしれません。
撤収後、念の為ヒメボタルの林道をもう一度チェックしてみたのですが、今度は7~8匹見ることができました。
ただし、いつも現れる林の奥ではなく、その林道の入口付近の草原や広葉樹の裾野を舞っていたのです。
そこはホタル発生の初期に姿が見られる場所なので、やはりこれから本隊は出てくる~多分2~3日後から~と確信した次第。
この田んぼの背後の棚田もヘイケやゲンジがかなり舞っており、こちらでも休耕田がやや増えているようでしたが、そこは軒並みいい感じの湿原になっていました。
ということで、ヘイケにとっても理想的な環境が増えてきたので、適切な時期さえ選べば間違いなく乱舞が見られるようになるでしょう。



nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。