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新発田のグランドキャニオン?にて [星景写真(新発田市)]

もう5~6年前になると思うけど、内の倉ダムの奥にそびえる通称・杉滝岩へ星景写真を撮りに行ったことがあります。
そのときの記事を探してみたのですが、どうもタグをつけ忘れたらしく、見つけることができません。
なので推測になるのですが、確か岩の正面から真上に北の天の川が横たわっていたような・・・
空の条件のいいときに来れば、ここは天蓋高原にも決して引けを取らない星見適地。
逆に暗すぎるので、ある程度月明かりがあった方が岩肌を描出するにはいいかも。
月はもうすぐ半月、天気はイマイチではあるものの頃合い良しと13日、夜の探検に出掛けてみました。

IMGL5634_42P.jpg

EOS R + RF15-35mm F2.8L IS USM (15mm)

20時20分撮影開始。
運良く、北~東の空にかけて晴れており、明るさも理想的で気分が高まります。
だけど、昔は新発田のグランドキャニオンと思っていたこの岩場も、スケールの大きさは感じなくなりました。
近年もっと本格的な岩場を幾つも見てきたので、物足りなささえ感じます。
しかし、車で横付けできる岩場では、下越ではここが最も高度差があるのではないでしょうか。

IMGL5661_72P.jpg

EOS R + RF15-35mm F2.8L IS USM (18mm)

こちらの画像は20時40分~55分にかけての撮影(固定撮影)。
正面の一枚岩はAフェース。
時折薄雲が去来するのですが、まあまあの空です。
でも、背後の南の空は完全に雲に覆われてしまいました。

IMGL5715p.jpg

EOS R + RF15-35mm F2.8L IS USM (18mm)
ISO12800, F2.8, 10秒

いったん撮影を中断して杉滝岩の付け根を歩き回り、鉱物チェック。
この岩は花崗岩の岩壁なのだけど、40年前に比べたらやや風化したと思います。
あまりに多くのクライマーが訪れるので、長年の間に多数のハーケンが打ち込まれ、かなり岩壁が削られてしまったようです。
どこかに晶洞がないか探し回ったのだけど、なかなかありませんね。
川を挟んで対岸の岩壁下部には良質の石英も一部見られるのだけど、杉滝岩サイドは鉱物不毛地帯のようです。
上の写真は1枚撮り。
このカットだけISOを12800にまで上げて撮ってみたけど、さすがに画像は荒れ荒れです。
月は既に沈もうとしており、あたりは真っ暗。
頭上に輝く白鳥座の星々のコントラストが一段と高まってきました。


IMGL5727_46P.jpg

EOS R + RF15-35mm F2.8L IS USM (18mm)

杉滝岩の取り付き部には東屋が2棟建てられているのですが、奥の方の東屋へ行ってみました。
すると、白鳥座がちょうど真上に来ているではありませんか。
見上げる岩壁はBフェース。
足場が狭いので、三脚を一段だけ伸ばしての撮影。
しかし、月が沈むと固定撮影では太刀打ちできません。
暗い、あまりに暗すぎる。
ポラリエUのような、小型軽量タイプのポタ赤があるといいですね。








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katsushi

こんばんは。

内之倉ダムの奥地!凄いいい空ですね。
5~6年前に佐藤さんの記事を見ていました^^
いつか行ってみたいなぁと思っていましたが怖さがあり行けません(汗)
ほんと暗い撮影地へ行ける佐藤さんを尊敬します^^
by katsushi (2021-09-15 20:33) 

carlossato

Katsushiさん、こんばんは。
今回改めてこの場所を見直しました。
北の天の川を撮るには絶好の場所です。谷間なので街明かりの影響が最小限ですし、時計回りに回って、ここよりもう2~3分走ったところの広場もいい場所です。
今回その広場までは行きませんでしたが、西の空以外はイケますので、赤道儀使ってじっくり撮影するのにも向いています。
周遊道路も道幅広いですし、一度出撃してみてください。


by carlossato (2021-09-15 21:22) 

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