SSブログ

ハーベストムーンの夜 [天体写真 (下越)]

21日は魚座の満月でした。
ネイティブアメリカンは9月の満月をこう呼びます。
意味は文字通り、収穫の秋の象徴。
日本では中秋の名月と言いますが、魚座の満月がこれだけ完璧に見れたのは数年ぶりのような気がします。
海岸部へ行けば8割以上の確率でグリーンフラッシュを拝むことができたでしょうけど、こういう好条件はまたとない機会なので、まだ未体験の満月のグリーンフラッシュを見るべく県北の山間部へ車を走らせました。
といっても、東の空を水平線は無理だとしてもある程度低いところまで見ることのできる良い場所を知っているわけではありません。
なんとなく思いつきで標高350mに位置するちょっとした道路脇の広場へ行ってみたのですが・・・思ったより東の山並みが高いです。
これなら、新発田の箱岩峠の方がマシかもしれない。
しかし、時間的にもう日没を見るために海岸部へ移動するには遅すぎるし、ここで月の出を拝むことにしました。

IMG_1021p.jpg

EOS 80D + SIGMA 150-600mm F5-6.3 DG OS HSM (600mm)
トリミングあり

稜線から満月が顔を出したのは18時44分。
村上市の月の出が18時5分なので、山並みの高さのせいでかなり遅い月の出となりました。
日没の太陽を撮るのに比べて何かと勝手が違うので、恥ずかしながら最初の1分間は露出オーバー気味の写真を量産。
この写真は、やっと適正露出に変更できた直後の1枚。
上端部が水色~シアンに縁取られています。
露出オーバー気味のそれまでの5枚をピクセル等倍で見てみると、最初の1枚がもっとグリーンがかっており、グリーンセグメントと言えるのではないかと感じました。
それから2分ほど上端部はシアンに縁取られたままで、この写真でもうっすらと確認できると思いますが、下端部はオレンジ色に細く縁取られていました。
まずは、東の低空を見渡すことのできる場所を探すことが肝心。
そのような場所からだったら、或いはこの日、満月のグリーンフラッシュを目撃することができたかもしれません。



nice!(0)  コメント(2) 
共通テーマ:趣味・カルチャー

nice! 0

コメント 2

まるひ

どうもご無沙汰しています。
満月のグリーンフラッシュ狙いですか。面白そうですね。難しそうですが、ぜひ成功してください。私もチャレンジしてみます。
21日は角田山の裏の海岸で夕日のグリーンフラッシュ狙いました。今回は動画で撮ったのですが、残念ながら見られませんでした。沈む瞬間、太陽の上部がのっぺりと横に広がってしまいました。こういう時は経験上見られないと思っています。今年はまだ見ていませんので、天気のいい日はまた海に出てみます。
by まるひ (2021-09-24 13:40) 

carlossato

まるひさん、ご無沙汰しております。コメントありがとうございます。
満月の出を撮るのは、夕日のそれを撮るのより3倍難しいです。
晴れていれさえすれば毎日見れる日没と違って、年に1~2回しか見れる機会はなさそうなので練習もできませんし、だからこそチャレンジのしがいがありますが。
まるひさんの最近の記事で、HD800の1400mmを使っておられるとのことでした。つくづく、ああいう美しい月の写真を見ていると、自分の写真の稚拙さを思い知らされ、がっかりします。
ああいうシャープな月を撮れるよう、精進します。
by carlossato (2021-09-25 11:11) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。