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オーブが守る聖域 [鉱物(阿賀野市)]

先日、ネットで五頭山系や近隣の山々の登山記録をあれこれ眺めていたら、登山道途中にある鉄塔の下でアメジストの結晶を見つけた人がいて、その写真がアップされているのを見ました。
7~8cmだと思うのですが、粒は小さめながら犬歯状のきれいなクラスター。
その人の記録によると、周囲には他にも似たような小石が落ちていたと。
確かにぼくの経験からも、鉄塔の下は表土が剥がされているので、そこに脈が走っている場合は結晶を容易に拾えることがあります。
で、早速その鉄塔目指して山登り(といっても標高差にして100m弱ですが)してきたのですが、目指す紫色の結晶は見当たらず、小さな乳白色の玉髄が転がっているのみ。
そこに長居はせずすぐに下山し、過去何度も探索活動をしている表五頭の小沢へ移動。

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川幅ほんの50cmくらいの小沢ですが、ところどころ水晶脈が走っており、玉髄を簡単に見つけることができます。
源頭部の方はまだ未開拓だったので、小雨が落ちてきた中、源頭を目指しました。

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やがて沢の水は伏流水となり、写真のような大きめの岩がごろごろしている急斜面に出ました。
伏流水になる直前の落ち込みに多くの玉髄や水晶があり、そこでほんのりと紫がかった水晶を発見。
じっくり写真を撮りたかったのですが、雨脚は強まる一方で、ゴアの雨具を着ているのだけど、雨が微妙に染み込んできました。
ぼくのカメラは防塵防滴ではないので、写真はほんの少ししか写せなかったのが心残り。
上の写真の岩場は横幅7~10m、縦に長さが20~30mほどに渡って連続しており、ほとんどの岩が苔むしています。
時間との戦いだったので、あくまでも地上に露出している岩肌をチェックしたのみ。
なかなか水晶脈が走っている岩はなかったのですが、最後の最後で3~4個、一箇所にまとまっている玉髄地帯を発見。

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まずは沢の源頭部で見つけたアメジストから。
こぶし大より気持ち小さいサイズですが、色合いが絶妙です。
なんだかんだ言って、紫色している玉髄はこのエリアではレア。
色が付いていればいいってもんでもないけど、やはりラベンダーカラーには無条件に惹かれます。

DC_IMG_3008.jpg

こちらは岩場地帯上部で見つけた玉髄。
サイズは10cmほど。
表面の質感と色合いが個性的。

IMG_3050.jpg

同じ場所で見つけたシトリンカラーの、15cmほどのメノウ。
どの石も母岩から切り離されて存在しており、アメジスト以外はよく蛍光もしました。

IMG_2983.jpg

そして、こちらは偶然沢の源頭部で写ったオーブらしき光体(トリミングあり)。
大小4つほど写っています。
この斜面に至るまでは灌木のヤブを抜けなければならず、この上部も同様にヤブが深く、夏場は近寄れません。
また一つ聖域を発見することができ、山の精霊に感謝しながら山を降りたのでした。


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