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3つめの大ホール [鉱物 (新発田市・赤谷鉱山)]

赤谷鉱山某鉱区の坑道内で、3つめの大ホールを見つけました。
多分これ以上はないものと思われます。
とりあえず、この鉱区の坑道探査に関してはこれで一区切り。

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坑道内のある風景。

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上の機械の周辺の壁は苦灰石で構成されていました。
結構あちこちに苦灰石地帯があります。

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ピントが後ピンになっているのが悲しいですが、今回初めて水晶を発見しました。
場所はこの苦灰石地帯の一角。
今井直哉氏の論文だったと思うのですが、赤谷鉱山のぼくが今回探索した坑道内は変質スカルンが多く、石英がほとんど見られないとのこと。
確かに石英は全くといいほど今まで見ておりません。
飯豊川沿いの岩場では、小さいですが自形の水晶があちこちで見られますし、もう少し地底世界でも見られると面白いのですが。

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そして遭遇した3つめの大ホール。
厳密に言うと大ではなく中ホールですが。
このホールがユニークなのは、底部へと斜面を降りていくのがとてもラクなこと。
斜度もそうですし、何より石が崩れないのがラクな要因。
このホールは白の洞窟とでも名付けないほどあちこちが白い鍾乳石もしくはアラゴナイトの薄膜で覆われており、それらの液体が多少なりとも流れているところは石と石が密着し、剥がれないのです。

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天井の一部分。
どこを切り取ってもため息しか出ません。

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こんな感じの白壁があちこちに。
残念ながら水色の壁はなかったですが、これはこれで美しいものです。
自然の造形に乾杯!

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対岸に見えていたココの真下へ来てみました。
水がコンコンと流れています。
この坑道はどこへ通じているのか、皆目検討がつきません。

IMG_3379.jpg

ここから来た道を振り返ってみました。
正面上の四角い空間が、ぼくが歩いてきた坑道。
今まで訪れた3つのホールの中では、ここが最も心が落ち着く、静寂感に浸れる空間でした。


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