今期ラストのホタルウォッチング

16日、阿賀町のT川上流へ。
ヒメボタルはおおむね7月10日前後で終わるので(新潟県下越地方の場合)、それ以降は例年この川の上流で最後のホタルウォッチングを行うのが慣例となっています。
いつもだったら15～20日まではそこそこゲンジやヘイケの姿が見られるのですが、最近1週間に既に2回訪れているものの、ほとんど姿が見られないでいます。
おそらく例年より7~10日ほど早くピークが来たものと思われ、また最近何度も激しい豪雨に襲われたので、その影響もあるのでしょう。
16日の月の出は21時16分。
条件は決して良くありませんが、明日の天気は夕方から雨予報なのでこの日に来てみました（この記事を書いている今はまた天気予報がいい方へ変わったけど）。



標高約250m、林道はまだまだ川沿いに伸びていますが、この落ち込みのちょっと手前から悪路になるので、ここから奥で撮ったことはありません。
つい数日前に立ち寄った時はホタルの姿はゼロだったけど、この日は数は少ないもののゲンジの姿を見ることができました。



さっきの場所より120mほど手前にある落ち込み。
ここも必ずホタルがいるポイントなのですが、やはり数は少ないもののゲンジの姿がありました。
ほっと一安心。
放置プレイで撮影中、意を決して空身で林道をさらに奥へと歩いてみました。
すると、100mも歩くとコンクリートの舗装が復活し、それが200ｍほど続きました。
怖いもの見たさでどんどん歩いていったのですが、途中ほぼほぼ原生林と思わしき幽玄な雰囲気をたたえた杉林が左右に現れ、森の精霊の気配も感じられます。
地図を見るとあと500mくらい林道は伸びているのですが、さすがにこの辺から再び悪路っぽくなってきました。
今度昼間にハイキングがてら終点まで歩いてみたいと思います。



21時前には渓谷での撮影を切り上げ、上部の田んぼ地帯へ移動。
ここも例年7月上旬までヘイケの姿が見られます。
この鉄塔の下がひとつのポイントで、およそ10年ぶりにここでカメラを構えたけど、奥の林との堺を中心に広範囲でホタルが飛んでいました。



そして、その近くの橋の上からの1枚。
ここまで下ってくるとゲンジの姿は消え、周囲の田んぼも含めてかろうじて光っているのはヘイケばかりでした。
あと2~3日したら完全にいなくなるのでは？
この川へ通い詰めて10年以上になるけど、時期がやや遅かったとはいえ、今年が最もホタルの数が少なかったです。
豪雨の影響がちょっと心配なので、来年はもう10日ほど早く来てみたいと思います。

コメント 2

ご無沙汰しております。最近ホタル観察が中心みたいですね。
埼玉で鉱山のトンネルで事故があったので、またトンネル調査にはご注意ください。
by マイマイ (2022-07-17 20:49) 

マイマイさん、こんにちは。例年6月中旬から7月中旬まではホタル観察に全精力を注ぎ込んでいますので。
親切なお心遣い、感謝します。気をつけます。
by carlossato (2022-07-17 22:36)