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飯豊鉱山点描 [鉱物 (新発田市・飯豊鉱山)]

鉱山道の途中から古岐沢へ下降し、対岸の飯豊坑(おそらく下一番坑の入口)を目指しました。

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河原に転がっている茶色い物体はエアータンクのようです。

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この雪渓の下を歩いてきました。
やはり今年の冬は豪雪だったようです。
まだこんな大きな雪渓が残っているとは。
振り返ってみて、右側の支柱?がすごく細いことに驚愕。
いつ崩落してもおかしくありません。

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頭上に太い導管が見えますが、これが坑口の目印。
河床から約50m、その先には大きな坑口(日曹坑)が待ち構えています。
しかし右岸はどこも絶壁で、下からの直登は不可能。
そして、そのワイヤーの先、多分20mくらいで右岸にもう一つの坑口が現れるはずなのですが、ここでリタイア。
膝上までの深さがあり、水流も強い。
こちら側にもまだ雪渓が残っており、危険が一杯です。

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古岐沢の左岸に展開されているのが小岐坑、右岸のそれが飯豊坑です。
帰りに、小岐坑の排水坑と思わる坑口を発見。
しっかり銅の二次鉱物が析出しています(小岐坑では主として銅を採掘していた)。
坑道は一直線に伸び、その長さたるや80~100m。
中~遠距離用のフラッシュライトの光量をMAXにしても、光は届きません。

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帰りに小岐坑へ入ってみました。
こちらは、鉱物マニアの間では黄鉄鉱の産地として有名。
往時は黄鉄鉱脈に付随する黄銅鉱を採っていたようですが、今回まだ銅鉱が少量ながら存在することを確認しました。
さて黄鉄鉱ですが、富鉱帯へ行けばこのような風景が見られるのです。
(ただし現地までの鉱山道は、特に中間部までがジャングル状態で、道の不明瞭さも年々増してきています。10年後には歩けなくなっているかもしれません。)

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3.5~4cmクラスの黄鉄鉱を取り出した跡。
以下、坑道内の景色をお楽しみ下さい(笑)

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