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マンニモ山山頂からの天の川 [星景写真(下越)]

これ以上ないほどの快晴に恵まれた8月10日、まずは今年まだ見ていないグリーンフラッシュを見るべく笹川流れ方面の海岸へ行きました。

FOSR2292.jpg

薄雲に隠されることなく水平線に沈んでいったのだけど(形も完璧)、なぜかグリーンフラッシュは現れずじまい。
普通はここまで太陽が黄色いまま沈んでいけば、少なくともグリーンの縁取りが現れるはずなのだけど、グリーンセグメントでさえ見られなかったです。
残念。

IMGR4601p.jpg

EOS R改 + SIGMA 20mm F1.4 Art DG HSM (共通)

その後、急いでマンニモ山(村上市)方面へ移動。
山頂からの天の川を狙いました。
山頂に大きな鉄塔が立っており、そこからの送電線が天の川の中心部に向かって伸びているように見えます。
夜に来たのはこれが2回目。
今回はうまい具合に、送電線の方向と天の川の中心部が重なってくれました。
上の写真は10秒露出のワンショット画像。
画面右半分の山の稜線上部がほんのり青みがかっていますが、これは村上市街の光害になります。
ここ数年で一気にLEDライトが増え、光害の様相が変わりました。
中央部の黄色っぽい辺りは胎内市や新発田市方面の光害。
こちらは以前よりやや寒色に転んでいるとはいえ、まだ従来の光害の色合いをキープしています。

IMGR4595p.jpg

こちらもワンショット画像。
赤く写っているのは白鳥座の散光星雲です。

IMGR4587_93p.jpg

こちらは10秒X8枚を合成させた画像。
山頂付近はかなりの風が吹き荒れており、木々がぼやけて写っているのはそのためです。
北の天の川、最高です。
しかしここにも異変が・・・
右半分の低空の青み(かなり補正してはいますが)、これは山形県の長井市や南陽市の光害の影響かと。
随分距離は離れていますが、ここまで届くのですね。
7~8年前はこっち方面は光害皆無の虚空だったのですが。
付け加えれば、この日は若干低空で大気光が見られました。
それも多少混じっていると思います。
ところで、久々に訪れたマンニモ山山頂、ピークの30m手前までは登山道は全くヤブ化しておらず蜘蛛の巣にもかからなかったのですが、山頂一体は1~2mの壮絶な藪と灌木に覆われており、愕然としました。
ここまで来て撮らないで帰るのもシャクなので、強引に藪こぎしてなんとか撮影したけど、長居はしませんでした。




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