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(続)謎の蛍光鉱物 [鉱物・パワーストーン全般]

加治川の河原から拾ってきた3個の石で、改めて蛍光実験をしてみました(375nmの紫外線ライト使用)。
いずれもできる限り色被りを取り、正確な色再現を試みています。

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それぞれ上の写真が室内光(蛍光灯)の元で撮ったもの、下が紫外線ライトです。
本当に不思議です。
赤谷鉱山で採取されていた鉱物は多岐に渡り、結晶質石灰岩、珪灰石、ヘデンベルグ輝石、ヨハンゼン輝石、柘榴石、鏡鉄鉱、黄鉄鉱、閃亜鉛鉱、方鉛鉱など枚挙にいとまがありません。
メタル系の鉱石は素人には判別しづらいものが多く、ましてや河原の転石となると余計わからない。
しかし、加治川上流の河原で採取した人は聞いたことがなく、この流域はラストフロンティアと言えるかもしれません。
375nmは長波に属する紫外線ですが、短波ですとまた違う色に蛍光したり、長波で蛍光しなくても短波なら蛍光したりと、グローバルな視野で観ると短波で反応する鉱物の方が多いそうです。
しかしながら国内産の鉱物に限って言うと長波で反応する鉱物の方が若干多いと言う人もいますし、いずれにせよ、蛍光鉱物の世界は奥が深そうです。

※10月8日追記:水に濡れるとうっすらと赤く蛍光する石が、河原や、海水と接している護岸部の岩場でもフツウに見られます。詳しいメカニズムはわかりませんが、完全に乾燥すると、9割方赤い蛍光は消えました(上褐の写真は、水洗い直後に撮影したもの。つまり、表面が濡れている状態です。


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