SSブログ

長波の紫外線で見る世界  [鉱物・パワーストーン全般]

今ではKONTECのブラックライト(日亜化学製375nmLED使用)を使ってきたのですが、若干可視光域も含みます。
蛍光現象に興味を持っていろいろ調べてみると、365nmのLEDを使ったブラックライトになると、可視光線をカットするフィルターが付いているものが多いことを知りました。
具体的にはH2Tと、JAXMANのUI UVと主に二つの製品があります。

jaxman365.jpg


値段は前者が12000円、後者がショップにもよりますが、ぼくが購入したAmazonのサイトだと6000円です。
これらの製品はバッテリーに充電式リチウム18650を採用していることが共通点。
バッテリーと専用充電器は別売りなので(価格はピンキリですが、安物はやばいらしいのでちゃんとしたメーカーのそれを買いました。合わせて約4000円也)、それなりの金額になります。
つまり、375nmのそれは機種も多いし価格も様々ですが、365nmのものは選択肢が一気に狭まり、価格も倍以上に跳ね上がります。

今日、後発で注文していた18650のバッテリーが届いたので早速試用してみました。
まず、出力が全然違うことに驚きました。
ナンチャッテ製品ではなく、本格的な紫外線ライトです。
どのサイトでも、UVカットグラスを着用して使用するように、でないと目を痛めると注意書きがありますが、確かにこのパワーだと目を痛めやすいですね。
もともとUVカットグラスを持っていたので、これをかけて実験しのたのは言うまでもありません。

IMG_2701.jpg

テレビ台の中に、拾ってきた様々な石を保管しているのですが(小さな奴のみ)、これに新しいブラックライトを照射してみました。

IMG_2703.jpg

なんですか、これは。
後ろの白く光っている石はカルサイト(方解石)なのですが、こちらは375nmのブラックライトでもここまで明るくはないですが、白っぽく蛍光します。
前列右端の蛋白石もそう。
ところが、中央の赤っぽく光る石は375nmのそれではほとんど無反応なのです。
この石は拾ってきた日に写真を撮らなかったので、ぼくはマメに採取日記を付けているわけでもなし、今となってはどこで拾ってきた石なのかわかりません。
多分、新潟市の寄居浜か日和山浜じゃないかと思うのですが。
似たような質感の小石は日和山海岸で拾ってきているのでその石にも365nmの紫外線を照射してみたのですが、黄色っぽく淡く光るものの、このような赤みを帯びた色合いにはなりません。
この鉱物は何?
非常に美しい色合いなので、この石単独でも写真を撮ってみました(後日アップします)。

IMG_2710.JPG

こちらは2ヶ月ぐらい前に、五頭山麓で拾ってきた水晶。
10cmにも満たないクラスターですが、ぼくにとってはお宝的石。

IMG_2712.JPG

375nmだとかすかに白っぽく蛍光するだけなのですが、暖色系のグラデーションがはっきりとわかる強めの蛍光を示しました。
撮って出しではもうちょっと寒色気味の色だったのですが(つまり、365nmでもわずかに色被りはします)、色温度をいじって見たまんまの色を再現しました。

IMG_2704.JPG

こちらは玄関に飾っているブラジル産のアメジストのドーム。
家にある鉱物全てにこのブラックライトを照射してみたのですが、365nmの強力な紫外線だと375nmのそれでは気づき得なかった斬新な発色をする石が幾つかありました。
このアメジストもその一つ。

IMG_2705.JPG

ちょっと白飛びしていますが、その部分が実際は明るいオレンジ色に光っているんです。
それにしても、3Wの高出力なので、夜の家の中をあちこち照らしてみると、家中が蛍光しまくりで、いかに汚いか思い知らされ愕然とします(^^;)
今回買ったJAXMANのブラックライトはスポット光なので、余計明るく感じます。
拡散光とスポット光の切り替えができる6Wのタイプもありますが(ついでに言うと、日亜化学製でない、中国製LEDを採用した2千円安いタイプも販売されている)、あちこちのレビュー記事を読み漁ったところ3Wで十分と言っている人が大半を占めていたので、もちろん予算の関係もあり、今回は3Wタイプを購入した次第。
でも、これで十二分に遊べます。
夜の河原での蛍光鉱物探しでも活躍してくれることでしょう。


nice!(0)  コメント(0) 

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。