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3種の紫外線ライトの見え方比較 [鉱物・パワーストーン全般]

昨日の実験の続きです。
ふと思ったのですが、最近はUVカット機能を持ったカメラレンズ用の保護フィルターは少なくなってしまいましたが、紫外線ライトを使って撮影する時、このUVカットフィルターを付けて撮るとかなり色被りが取れるのではないかと。
事実、実験の最中にUVカットグラス(uvカット率100%、ブルーライトカット率60%)を顔から外して、鉱物と紫外線ライトの中間に入れてあげたら、見事紫外線ライトを全面的にカットしたのです。
鉱物の蛍光が止まりました。

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昨日、サーモンピンク色に蛍光した謎の鉱物。
このような質感を土光沢と言います。
単なる方解石かもしれませんが。
今日、紀伊國屋で「岩石と鉱物」化学同人刊という本格的な図鑑を買ってきたので、今週はこの本でじっくり勉強してみます。
ちなみに蛍光灯下では、UVカットフィルターの有無で色合いに違いは生じませんでした。
まずは改めて3種類の紫外線ライトでの見え方の違いを実験してみました(いずれもUVカットフィルター付きでの撮影)。


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JAXMANの365nm紫外線ライトを照射した場合。

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KONTECの375nm紫外線ライトの場合。

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安物の395nmのナンチャッテ紫外線ライトの場合。
最後のケースでは、やはり可視光線を多く含むので彩度が最も強くなり、ケバい感じの色合いになりました。
次はUVカットフィルターの有無での、見え方の違いの実験。

IMG_0002.jpg

9月14日の記事で紹介した石です。
この石もまだ種類を特定できていませんが・・・

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365nmの紫外線ライト照射版(UVフィルターあり)。

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こちらはUVフィルターを外した場合。
14日の写真と似たような色合いになりました。
それにしても、ここまで大幅に色合いが変わるとは予想していなかったです。
できるだけ忠実な色再現を目指すなら、UVカットフィルターは常用した方がいいですね。
一般の風景写真を撮る時も、UVフィルターは常用したいと思います。
表面に撥水撥油コーティングを施した薄型の保護フィルターを、Amazonで買い増ししなければ(K&F Conceptの製品を早速ぽちった)。

IMG_0032.jpg

もうひとつ実例。
フローライト(蛍石)製のイルカです。
写真でおわかりのように、背景はグレーです。
ここでホワイトバランスを取ってもいいのですが、さらに正確を期すためカラーチャート一緒に写し込んで撮影。

IMG_0033.jpg

グレーでホワイトバランスを合わせました(撮影時、UVフィルターも付けています)。
375nmの紫外線ライトに比べ、365nmのそれは3倍くらい明るい。
バッテリーがハイパワーなのと、可視光線カットフィルターが前面に付いているのが効いているようです。





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