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赤い河原 [鉱物(新発田市)]

新発田市の一級河川・加治川の河原では、実に多くの岩石を見ることができます。
新発田市郊外、五十公野山裏の河原でメモってきた岩の種類を列挙します。
花崗岩、花崗斑岩、けつ岩、チャート、安山岩、緑色岩、凝灰岩、ひん岩、閃緑岩、千枚岩、黒色片岩、碧玉(赤・緑)・・・
以前に2回ほど375nmのUVライトを持って夜の加治川の河原(有田病院の近くの水泳場)で光る鉱物探しをしたことがあるのですが、9月19日、今度は365nmのUVライトで見参。

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先日、滝谷森林公園前の河原を100mほど375nmのUVライトを携えて散策した時は、ここまで派手に光りはしないものの、赤く光る石を幾つか最後の最後で見つけたのでした。
ところが、365nmのJAXMANのUVライトで水際を照らすと、このようにことごとく赤く光るのです。
最初は、赤く蛍光する鉱物を大量に見つけたと有頂天になりましたが、あまりに河原のあちこちでこのような光景が展開するので、ひょっとしたら水に含まれる何らかの因子が赤く光らせているのではないかと。

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まるで地獄絵図のような、血の海を彷彿とさせる光景が展開します。
ちなみに、半分水に浸かっている石を拾い上げ、ごしごし赤く光る部分(=水に浸かっている部分)をこすり上げても光る度合いはほとんど変化がなかったです。
しかし、何個か持ち帰った石のいずれもが2日後には当初の3~5割程度にまで赤く光る度合いが減ったので、やはり水に含まれる何かの成分が作用するのだと推測します。
ちなみに、9月20日日和山海岸へ夜行った際、新しく生まれた埋め立て地の水際でUVライトを照らしてみたら、同じように水中の浅い部分と、水に浸かっている岩が赤く光りました。
間違いなく岩石の成分ではなく、淡水海水問わず、水分に含まれる物質が因子となって引き起こす現象のようです。
ネットで探しても同様の現象に言及している記事は見つからなかったのですが、このようなこともあるということで。

*ユーパーライトという蛍光鉱物がありますが、加治川の河原にもユーパーライトもどきの光る花崗岩がありました。
ただしオレンジ色に蛍光するのではなく、青白い白でしょうか。
強蛍光ではなく、一般的な方解石と同じ程度か、ややそれより弱め。
3~4cmくらいと小さいですが、クリーム色に蛍光する犬牙状の玉髄も見つけたし、UVライト片手の夜の河原歩きは楽しすぎます。

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コメント 2

とおりすがり

赤く蛍光するのは、
藻に含まれるクロロフィルか、ポリフェノール類かとおもいます。
by とおりすがり (2022-01-26 01:15) 

carlossato

教えてくださり、ありがとうございます。
ぼくもその通りだと思います。クロロフィルはよく反応するので、それっぽいですね。
by carlossato (2022-01-26 12:11) 

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