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新潟市にある鉱物博物館 [鉱物・パワーストーン全般]

新潟大学の五十嵐キャンパスにサイエンスミュージアムがあります。
このミュージアムの主な展示物は鉱物。
鉱物を展示する博物館と言えば真っ先にクレーストーン博士の館(胎内市)が思い浮かびますが、新潟市にもあったのです。
しかもこちらの展示物は、割と岩石や鉱石が主体のクレーストーン博士の館に比べ、我々一般の鉱物ファン・パワーストーンファンが興味を示すであろう鉱物の結晶がメインであり、興奮すること必至。
当代一流の標本が展示してあり、ピュアな鉱物が放つ本物のバイブレーションを体感することができます。


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館内は入場無料で、しかも写真撮影OKです(クレーストーン博士の館もOKですが)。
新潟県産の鉱物では、間瀬の沸石、糸魚川のヒスイ、三川鉱山の銅の各種二次鉱物、赤谷&飯豊鉱山の黄鉄鉱、持倉&五十島鉱山の蛍石が思いつくのですが、それらの第一級の標本が展示されているのです。

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県内の金属鉱山で採れる石では黄鉄鉱(パイライト)が人気あると思いますが、なかなかどうして、黄銅鉱も非常に美しいですね。
こちらは赤谷鉱山の黄銅鉱。
間瀬銅山の黄銅鉱の結晶は、これよりもっと粒が大きいものが展示されていました。
まさに博物館クラスです。

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こちらは、同じく赤谷鉱山で採れたブルーアラゴナイトの原石。
クレーストーン博士の館には巨大な原石が展示してありますが、こちらの原石も十二分に美しいです。
新潟日報の記事を読んだ方はご存じかと思いますが、ブルーアラゴナイトが見つかった晶洞に、新大の赤井教授も訪れているのです。
おそらくこの原石も、同教授が持ち帰ったものでしょう。

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赤谷鉱山の隣に飯豊鉱山がありますが、これは飯豊鉱山産の黄鉄鉱。

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間瀬の各種沸石類も、実に見事な標本がたくさん展示してありました。
間瀬と言えば、青い魚眼石が採れることでも知られています。
実は昨日初めて間瀬海岸の一角で水色の魚眼石を見つけたのですが、ブルーアラゴナイトの質感とはまた異なりますね。
アポフィライトの独特の輝きに魅せられた次第。
この標本は少し輝きがあせていますが、結晶の大きさはやはり博物館クラスです。

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近年、石好きの人たちの間では蛍石(フローライト)が特に人気を集めてきていると思います。
新潟県で蛍石といえば、阿賀町の五十島鉱山が有名。
そして、ここには伝説の巨大標本が展示されていました(上の写真)。

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蛍石は色の違う石が幾つか展示されており、これは無色のそれ。
結晶の形が崩れておらず、風格さえ感じます。
今度サイエンスミュージアムに来る時は、マイUVライトを持ってこなければ。
(てか、最初に訪れたのが火曜日で、金曜日に2度目の訪問を果たしたのですが、金曜は休館日でした。)

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やはり五十島鉱山産の蛍石の原石になります。
このような縞々模様の産状が最も一般的らしく、今度五十母川の河原を探索する時はこの原石のイメージを保って探すことにします。


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まるひ

私はよくそこに行きます。ただし仕事ですが。
赤い3Dプリンタがありませんでしたか?あれは私が納入したものです。
よく行くわりには館内よく見たことがありません。せっかくなので今度一度じっくり眺めてみようと思います。
by まるひ (2019-11-10 23:17) 

carlossato

え~、そうなんですか!?赤い3Dプリンター、あったようななかったような。でもなんとなく見たような覚えが。また今週中に行く予定なので、今度チェックしてみますね。それにしても新大のキャンパス、雰囲気いいですね。2回目に図書館に調べ物に行った時は、初めて学食でランチしました。ちょっとしょぼかったですけど。量が少ない。
by carlossato (2019-11-11 00:43) 

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