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方沸石の美晶 [鉱物 (弥彦山周辺)]

新大のサイエンスミュージアムを見て、初めて沸石ってきれいだなあと思いました。
今年の春から鉱物趣味を始めたばかりなので、それほど場数を踏んでいるわけではありませんが、それでも沸石の有名産地である間瀬海岸には2~3回行ったことがあります。
しかし、いつ行ってもごく小さな沸石しか見ることができません。
なので今までは興味がわかなかったのですが、このミュージアムに展示されているような結晶サイズだと十分見応えがあり、その良さが初めてわかった気がします。
それに触発され、その3日後に間瀬海岸、及びその近辺で方沸石と青い魚眼石探し。

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そして、幸運にも幅14cm、質量920g(もっと大きかったけど、現地で整形しました)の、方沸石がびっしり付いている石を見つけることができました。
ちなみに、この石は岩をハンマーで割り、中から出てきた結晶ではなく、表面採取になります。
ちょっとした死角にあった岩だったので、今まで誰の目にも触れずに生き残れてきた?のだと思います。
ところどころ拡大してみます。

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基本的には方沸石が大半を占めていると思うのですが、次の写真に見られるように菱沸石も混在しているようです。
実は新潟市の海岸の護岸地帯でも方沸石は見ることができるのですが、薄汚れているものが多く、それほど感動はありません。

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どうも魚眼石とは縁が無いようで、今回も青い魚眼石はおろか、無色のそれにもお目にかかることはできなかったのですが、自形結晶の形はしていないものの、水色の魚眼石らしき鉱物が岩場のそこかしこに見られるポイントを発見しました。

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海面から5~6mくらいあるでしょうか。
ある場所からよじ登ったのですが、その取り付きにたどり着くのは干潮時でないと難しいのでは?
この辺に、形状だけだったら沸石系のような白っぽい水色の鉱物が散らばっているのです。

IMG_0680.JPG

水色の鉱物を見かけたら、まず魚眼石と思って間違いないと鉱物に詳しい方のブログで読んだことがあるのですが、そうだとしたら魚眼石なのでしょう。
ここからさらに上にも登っていけますが、ザイルなどの登攀道具がない限り一方通行になります。
尾根上にそのままエスケープして200~300mほど尾根を縦走し、適当なところからヤブこぎをして降りてくるしかない。
そこまでする気はありませんし、ここからでも下に降りる時はすごく神経をすり減らしました。
安全第一で鉱物ウォッチングを楽しみたいものです。


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