琴沢橋付近の渓谷美と謎の抗口 [鉱物 (新発田市・赤谷鉱山)]
先日、鉱物の大家から、琴沢(爼倉山登山道入り口を流れる沢)を飯豊川へ下ったところに水晶があるらしいという話を聞きました。
らしいというのは、その方が自分の目で確かめたわけではなく、赤谷鉱山で働いていた人(だったか土地の古老だったか)から聞いた話だったからです。
今年は残雪が多いため加治川治水ダムまで車で入ることは出来ず(昨年は4月29日に入れた)、琴沢橋手前で通行止めとなっています。
その琴沢橋の下を流れるのが琴沢ですが、見るからに両岸とも断崖絶壁で、橋の直下はもちろん、加治川との合流点まではとても行けそうにありません。
しかしものは試し、昔取った杵柄(高校~大学時代、この近くの斜面を降り、本流で何度かイワナ釣りをしたことがある)、超久しぶりに急斜面と格闘してきました。
まず、琴沢橋から10~15mくらい先の林を歩いてみたのですが、なんとなく踏み跡っぽいものが下の方へ続いているのを発見、そこをトレースしてみました。
なるほど、その踏み跡もどきはピンポイントで斜度のゆるい斜面を縫うように付いています。
しかし、水面まであと5mというところで70~75度くらいの急な岩場に出て、そこでジエンド。
ザイルがあったら猫の額ほどの河原に降下できますが、ひたすらゴルジュが続いているので、前にも後にも進めません。
周囲の岩場を見渡してみましたが、木の枝が邪魔でよく見えないため、その場からすぐ離れました。
次に向かった先は、琴沢橋の真下です。
しかし、ここも水面まであと3~4mというところで進退窮まりました。
その地点から撮ったのが上の写真。
ここもザイルと言わないまでも、10mの補助ロープがあれば河原に降りられたのですが、やはり前後には移動することは不可能。
写した写真を帰宅後ピクセル等倍で見ても、水晶や玉髄はなかったです。
目の前には赤谷鉱山鉄道の遺構が・・・
よくこんな急斜面に作ったものだと感心。
次に向かった先は、2012年5月以来の訪問となる、琴沢橋から400~500m下流にある岩場です。
ここは道路からなんとかロープなどを使わずに河原へ降りることができ、この30数年間の間に7~8回は降りたと思います。
ところが、10年振りに行ってみたら、かすかな踏み跡が続いていた斜面がそっくり崩落していました。
自然の猛威を目の当たりにして、しばし立ち尽くしました。
気を取り直して、周囲の地形を改めて観察。
対岸の岩場に変化はないようです。
10年前に写したこの岩場の写真と見比べてみると、全く同一。
いかにも堅牢そうなので、崩壊するわけはないですが。
こちらがちょうど10年前の5月下旬に写した、同じ河原の写真。
ここから、左岸を50~80mほど遡行することができたように記憶しています。
同じく10年前の撮影。
左岸の近くの岩壁。
水晶は見られませんね。
さて、戻る時かすかな踏み跡を見つけたので、滑落しないよう気をつけながら崖の先端へ出てみると・・・
なんと、抗口のような間口1~1.5m程の穴が待ち受けていました(左側が川側)。
足場が40cmしかないので体勢を入れ替えることもままならず、不自由な姿勢のままなんとか洞窟内部を撮影。
ゆるく左方向にカーブしているようです。
地図を見ると道路を挟んで南側に溜池のようなものがあるのですが、それの排水を目的として作られた穴でしょうか?
それにしては結構天井が高いような気もするし、近くを赤谷鉱山鉄道が走っているので、それと関係する何かの洞窟でしょうか?
果たして??
なにげに対岸を写してみると、なんと抗口のようなものが写っています。
実は現地ではこの事に気づかず、あとで気づいたのです。
現地で気づいていれば望遠側にズームして写すところなんだけど・・・
怪しい・・・
らしいというのは、その方が自分の目で確かめたわけではなく、赤谷鉱山で働いていた人(だったか土地の古老だったか)から聞いた話だったからです。
今年は残雪が多いため加治川治水ダムまで車で入ることは出来ず(昨年は4月29日に入れた)、琴沢橋手前で通行止めとなっています。
その琴沢橋の下を流れるのが琴沢ですが、見るからに両岸とも断崖絶壁で、橋の直下はもちろん、加治川との合流点まではとても行けそうにありません。
しかしものは試し、昔取った杵柄(高校~大学時代、この近くの斜面を降り、本流で何度かイワナ釣りをしたことがある)、超久しぶりに急斜面と格闘してきました。
まず、琴沢橋から10~15mくらい先の林を歩いてみたのですが、なんとなく踏み跡っぽいものが下の方へ続いているのを発見、そこをトレースしてみました。
なるほど、その踏み跡もどきはピンポイントで斜度のゆるい斜面を縫うように付いています。
しかし、水面まであと5mというところで70~75度くらいの急な岩場に出て、そこでジエンド。
ザイルがあったら猫の額ほどの河原に降下できますが、ひたすらゴルジュが続いているので、前にも後にも進めません。
周囲の岩場を見渡してみましたが、木の枝が邪魔でよく見えないため、その場からすぐ離れました。
次に向かった先は、琴沢橋の真下です。
しかし、ここも水面まであと3~4mというところで進退窮まりました。
その地点から撮ったのが上の写真。
ここもザイルと言わないまでも、10mの補助ロープがあれば河原に降りられたのですが、やはり前後には移動することは不可能。
写した写真を帰宅後ピクセル等倍で見ても、水晶や玉髄はなかったです。
目の前には赤谷鉱山鉄道の遺構が・・・
よくこんな急斜面に作ったものだと感心。
次に向かった先は、2012年5月以来の訪問となる、琴沢橋から400~500m下流にある岩場です。
ここは道路からなんとかロープなどを使わずに河原へ降りることができ、この30数年間の間に7~8回は降りたと思います。
ところが、10年振りに行ってみたら、かすかな踏み跡が続いていた斜面がそっくり崩落していました。
自然の猛威を目の当たりにして、しばし立ち尽くしました。
気を取り直して、周囲の地形を改めて観察。
対岸の岩場に変化はないようです。
10年前に写したこの岩場の写真と見比べてみると、全く同一。
いかにも堅牢そうなので、崩壊するわけはないですが。
こちらがちょうど10年前の5月下旬に写した、同じ河原の写真。
ここから、左岸を50~80mほど遡行することができたように記憶しています。
同じく10年前の撮影。
左岸の近くの岩壁。
水晶は見られませんね。
さて、戻る時かすかな踏み跡を見つけたので、滑落しないよう気をつけながら崖の先端へ出てみると・・・
なんと、抗口のような間口1~1.5m程の穴が待ち受けていました(左側が川側)。
足場が40cmしかないので体勢を入れ替えることもままならず、不自由な姿勢のままなんとか洞窟内部を撮影。
ゆるく左方向にカーブしているようです。
地図を見ると道路を挟んで南側に溜池のようなものがあるのですが、それの排水を目的として作られた穴でしょうか?
それにしては結構天井が高いような気もするし、近くを赤谷鉱山鉄道が走っているので、それと関係する何かの洞窟でしょうか?
果たして??
なにげに対岸を写してみると、なんと抗口のようなものが写っています。
実は現地ではこの事に気づかず、あとで気づいたのです。
現地で気づいていれば望遠側にズームして写すところなんだけど・・・
怪しい・・・
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