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探検!飯豊鉱山 ② [鉱物 (新発田市・飯豊鉱山)]

飯豊鉱山の坑口群は、思ったより山奥に控えていました。
ただ、あとで改めて地質図を見るとおおよそその通りなので、もっと地質図を精査すればよかったのかもしれません。
最初に鉱山道沿いで最初に見つけた坑口へ入ろうとしたところ、なんと懐中電灯のバッテリーが上がっていることが判明。
この強力LEDの懐中電灯、1ヶ月位前にアマゾンで買った中国製のものなのですが、サイドスイッチが軽くてちょっと触れただけでオンになってしまうことがあるのです。
今回もラフにザックに放り込んでいたので、いつの間にかスイッチがオンになっていたのかもしれません。
それか、安物の中国製の懐中電灯はとにかくバッテリーの不具合が多いので、この懐中電灯のリチウム充電池(26650)に問題がある可能性もあります。
ヘッドライトはうっかり車の中に忘れてきたし、万事休す。
なので今回は坑口の中へは入らず、ひとつでも多くの坑口を見つけることに専念しました。

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鉱山道は中間部の難所(踏み跡が不明瞭で足元があまり良くない)を過ぎると、急にヤブが薄くなり、気持ちのいい森の中を散歩している気分に変化。
草丈も総じて低く、見通しも利くようになり、普通の登山道を歩いているのとなんら変わらなくなりました。
一度正規のルートを外れてしまうと地獄を見ますが、正しい踏み跡を選べばそれほど体力の消耗もありません。

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坑口の多くは鉱山道は沿いに出てきました。
例外は2個だけ。
それらとて近くに来れば地形的に、あ、あそこに何かありそうだなとわかります。
この奥まったエリアまで来ると斜度も比較的緩やかになるので、10~20m斜面を登るのに困難さはそれほど感じなくなるでしょう。
今回、沢を挟んで対岸に見える大きな坑口はカウントせずに、全部で10個の坑口を見つけました。
鉱山道はずっと古岐沢をはるか眼下に見ながら続いていますが、最初の坑口が現れる辺りから徐々に沢との距離を詰めていき、鉱山道の終点では沢との距離は20m程度にまで縮まります。
すなわち、沢に簡単に降りることができるのです。
(6月4日追記:容易ではないです汗)
地質図を見ると対岸をちょっと上がった辺りに、それこそ迷路のように坑道が張り巡らされているのがわかりますが、そちらの坑口(おそらく誰も訪れたことがないと思われます)の探検も射程に入ってくると思いました。
さて、上の写真が鉱山道の終点から写した古岐沢。
これから2回に渡って掲載予定の坑口の写真は、上流部から下流部に向かって順番に写したものです。

IMG_0745.jpg

坑口a
鉱山道終点手前に位置します。
すぐ閉塞しています。
閉塞する前は、3m右横に口を開けている坑口と内部でつながっていたものと思われます。

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坑口b
坑口aの右側に位置しています。

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坑口b内部。
這いつくばらないと入れませんが、その奥は広そう。
支保工の残骸が残っています。

IMG_0755.jpg

坑口c

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坑口c内部。
ここが一番本格的な坑道のように感じました。

IMG_0762.jpg

坑口d
坑道はとても狭く、侵入はほぼ不可能です。

IMG_0767.jpg

途中、大きなドラム缶のようなものや(後ろに高さ3mほどのコンクリートの塀がありました)エアータンクが藪の中に埋もれていました。

IMG_0772.jpg

坑口e

IMG_0775.jpg

坑口e内部
入口部分が狭く、這いつくばらないと入れません。

※6月3日の再調査で軽微な誤りを幾つか見つけたので、本文を修正しました。








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