折居川水系滝ノ沢遡行 [鉱物(阿賀野市)]
15日、昨日に引き続き折居川水系の滝ノ沢へ。
この沢は赤倉沢の上流に位置し、五頭連峰山岳観光マップによると、虚空蔵山への登山道(現在は廃道)が交わる辺りから上流が滝ノ沢と名を変えています。
10月5日、初めて赤倉沢を部分的にではありますが遡行しました。
過去3年間、五頭連峰を流れる多くの沢を遡行してきましたが、非常に石英が目立ち、今回さらなる上流を目指した次第。
滝ノ沢というぐらいだから、小滝が連続することを予想したけど、標高220m付近で初めて左手に合流する小沢に滝が現れただけで、渓相は全体的に女性的。
ま、等高線を見ればそれは仕方ないところなのだけど、今回遡行した区間は過去訪れたどの沢より半透明な石英が目立ちました。
林道は最終堰堤まで付いています。
今回はその最終堰堤から入渓。
尚、地形図に付いている破線は全て廃道となっており、踏み跡もほぼ消えていました。
入渓地点。
渓相は貧弱ですが、早速石英が出てきました。
このような渓相が連続します。
遡行開始からしばらくは、このような透明度の低い石英が主流です。
今回できるだけ長い区間を歩きたかったので、晶洞探し並びにバールでそれらしい空間をほじくる作業はしませんでした。
あくまで表面採取が原則。
それでも1箇所だけこれは?と思える場所があったので(上の写真)、ここではバールを使い土をほじくり返してみました。
出てくるのは石英片だけで、六角柱に発達した水晶のポイントや犬歯状のクラスターは現れませんでした。
100mも歩くと河原に出てくる石英が半透明なそれに変化。
そして、中間部のあたりでスモーキー石英を目撃。
大人のこぶし大と同じ大きさ。
裏側。
ただ、このような色合いの石英が少なく、無色のものがほとんど。
裏五頭のある小沢では、そこで見かける石英がほとんどスモーキーカラーという例もありましたが。
核心部の渓相。
30cmほどの大きな石英にクラックがあり、その中に六角柱の構造が見て取れる水晶が見られました。
ちゃんとしたポイントは、この日これしか見つけることができなかったけど。
やはり中間部の河原で側壁から引っ張りだした、重量10~15kgはありそうな大きな石英と、カリ長石と石英のコンビネーションの小石。
右側の石は、この沢で今回最も多く目撃した石でした。
例えばこんな感じ。
石英部分は半透明です。
これもこぶし大くらいの大きさの、やや緑がかった石英。
よく見ると中の方も緑がかっているようです。
表面は苔のせいかもしれないのですが、これはこれでなかなか貴重。
帰りにピックアップするつもりが、見失ってしまいました。
これは枝沢の写真ですが、この沢が出会ったちょっと先でUターン。
幅40~50cmくらいしかない枝沢も幾つか歩いてみたのですが、下流側の1本を除き、石英脈は見られず。
石英がゴロゴロしていたのは滝ノ沢本流筋だけです。
滝ノ沢の石英の多さは、先日遡行したセイジュウ沢と比較すると決して大袈裟ではなく、10倍くらい石英密度が高かったと思います。
しかもその半分以上が半透明な石英であり、水晶沢と名前を付けたいと思ったくらい。
不思議なもので、この沢に入った瞬間から石英と言うか、水晶の気配があちこちに漂っていることを察知しました。
ぼくのこの感覚は割と的中率が高く、この感覚に基づくと、途中枝分かれする大石沢にもそのような”気”を感じました。
いつになるかわからないけど、次回は大石沢へ来てみたいと思います。
この沢は赤倉沢の上流に位置し、五頭連峰山岳観光マップによると、虚空蔵山への登山道(現在は廃道)が交わる辺りから上流が滝ノ沢と名を変えています。
10月5日、初めて赤倉沢を部分的にではありますが遡行しました。
過去3年間、五頭連峰を流れる多くの沢を遡行してきましたが、非常に石英が目立ち、今回さらなる上流を目指した次第。
滝ノ沢というぐらいだから、小滝が連続することを予想したけど、標高220m付近で初めて左手に合流する小沢に滝が現れただけで、渓相は全体的に女性的。
ま、等高線を見ればそれは仕方ないところなのだけど、今回遡行した区間は過去訪れたどの沢より半透明な石英が目立ちました。
林道は最終堰堤まで付いています。
今回はその最終堰堤から入渓。
尚、地形図に付いている破線は全て廃道となっており、踏み跡もほぼ消えていました。
入渓地点。
渓相は貧弱ですが、早速石英が出てきました。
このような渓相が連続します。
遡行開始からしばらくは、このような透明度の低い石英が主流です。
今回できるだけ長い区間を歩きたかったので、晶洞探し並びにバールでそれらしい空間をほじくる作業はしませんでした。
あくまで表面採取が原則。
それでも1箇所だけこれは?と思える場所があったので(上の写真)、ここではバールを使い土をほじくり返してみました。
出てくるのは石英片だけで、六角柱に発達した水晶のポイントや犬歯状のクラスターは現れませんでした。
100mも歩くと河原に出てくる石英が半透明なそれに変化。
そして、中間部のあたりでスモーキー石英を目撃。
大人のこぶし大と同じ大きさ。
裏側。
ただ、このような色合いの石英が少なく、無色のものがほとんど。
裏五頭のある小沢では、そこで見かける石英がほとんどスモーキーカラーという例もありましたが。
核心部の渓相。
30cmほどの大きな石英にクラックがあり、その中に六角柱の構造が見て取れる水晶が見られました。
ちゃんとしたポイントは、この日これしか見つけることができなかったけど。
やはり中間部の河原で側壁から引っ張りだした、重量10~15kgはありそうな大きな石英と、カリ長石と石英のコンビネーションの小石。
右側の石は、この沢で今回最も多く目撃した石でした。
例えばこんな感じ。
石英部分は半透明です。
これもこぶし大くらいの大きさの、やや緑がかった石英。
よく見ると中の方も緑がかっているようです。
表面は苔のせいかもしれないのですが、これはこれでなかなか貴重。
帰りにピックアップするつもりが、見失ってしまいました。
これは枝沢の写真ですが、この沢が出会ったちょっと先でUターン。
幅40~50cmくらいしかない枝沢も幾つか歩いてみたのですが、下流側の1本を除き、石英脈は見られず。
石英がゴロゴロしていたのは滝ノ沢本流筋だけです。
滝ノ沢の石英の多さは、先日遡行したセイジュウ沢と比較すると決して大袈裟ではなく、10倍くらい石英密度が高かったと思います。
しかもその半分以上が半透明な石英であり、水晶沢と名前を付けたいと思ったくらい。
不思議なもので、この沢に入った瞬間から石英と言うか、水晶の気配があちこちに漂っていることを察知しました。
ぼくのこの感覚は割と的中率が高く、この感覚に基づくと、途中枝分かれする大石沢にもそのような”気”を感じました。
いつになるかわからないけど、次回は大石沢へ来てみたいと思います。
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