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謎の水色鉱物 [鉱物 (胎内市)]

先週金曜日の夕方、翌土曜日からチューリップフェスティバルの始まる長池公園(胎内市)へ花の開花状況を調べに立ち寄りました。
このとき、正面駐車場でなく長池のある方の奥の駐車場へ車を停めました。
そして農道を歩いている途中、何か胸騒ぎがして足元に目をやった瞬間、水色の面がちょこんと顔を出している2~3cmの小石が目に止まったのです。

IMG_6297.jpg

ここで見つけました。
おそらくこの農道の砂利は外部から持ち込まれたものだと思うのですが、念のため日曜の夕方も立ち寄り、公園周辺を散策、ネイティブの岩石が集中している場所がないかをチェック。
結果、やはりここは砂丘地帯なのでネイティブっぽい岩石は皆無であり、農道の砂利はよそ者、つまり外部から持ち込まれたものであるとの結論に達しました。

DC_IMG_6306a.jpg

長辺約3cm。
ピクセル等倍で見ると、どうやら複数の鉱物が混ざり合っているようです。

DC_IMG_6306b.jpg

拡大してみると、黄鉄鉱でさえ視認できます。
黒いのは黒雲母でしょうか。ちょっと自信がありませんが。
水晶や微細な柘榴石も見られます。
そして方解石・・・

DC_IMG_6312.jpg

裏面です。
この水色の被膜は孔雀石でしょうか。

IMG_1313.jpg

側面です。
この水色の部分に惹かれた次第。
我ながらよく見つけたと思います。

IMG_1314.jpg

長波のUVライトを当ててみました。
水色の部分はあまり蛍光していません。
白っぽい半透明の部分が淡い水色の蛍光を示しています。
その日50~70cm離れた場所で、これより一回り小さい類似の小石を2個見つけ持ち帰ったのですが、こちらはもっと結晶部分の面積が大きいです(次の写真)。

DC_IMG_6324.jpg

IMG_6328.jpg

あれこれ調べてみたのですが、どちらも方解石なのかなと。
最初は水色部分は異極鉱かなと思ったのですが、ある資料に異極鉱は短波で緑、長波でピンクに蛍光すると書いてあったのでこの線は消えました。
表面の質感と色合いは昨年赤谷鉱山で見つけたブルーアラゴナイトと似ているのですが、結晶の形から判断すると方解石の方がより近い気がします。
方解石にも水色カラーは存在するようなので、白っぽい部分も水色の部分も共に方解石じゃないかと思うのですが、よくわからないというのが本音。
それにしても蛍光色が本当にきれいです。





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