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富鉱体の発見 [鉱物 (胎内市)]

今日は脈の入り方、凝集の仕方を大自然を教師に学びました。
こういうこともあるんですね。
取りあえず、まだじっくり歩いたことのない斜面を歩き始めたのだけど、なんとなく見えないチカラに導かれ、見晴らしのいい丘へ出ました。
ふと足元を見ると、メノウや玉髄片が無数に転がっているではありませんか。

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ここはメノウ主体のエリア。
他には煙水晶ならぬ煙玉髄だけが密集しているエリアもありました。

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厚さが4cm位ある煙カラーの玉髄。

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そして、まさかまさかの水晶とご対面。
他のメノウと同じく、厚さは2cm前後しかありません。
つまり母岩は付いておりません。
このままの格好で、下半分が地面に埋まっていたのです。

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こちらは五頭山系でよく見かけるタイプの玉髄。

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モコモコ系のかわいらしい結晶も、数は少ないながらも見られました。

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そして再び美麗な水晶とご対面。
こちらも母岩は付いておりません。
結晶の粒がかなり大きく、わずかに寒色系の色味が感じられる良品です。

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脈は東西方向に伸びており、この辺が脈の下端。
結晶片の数は減りましたが、たまに大物が潜んでいます。
正面に玉髄あり。

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重さは1kgぐらいでしょうか。
とても厚みがあり、茶色~焦げ茶色のグラデーションが美しいです。

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この日見た中で最も大きかった結晶がこのメノウ。
重さは2~3kgぐらいといった感じ。
全体の形も整っていて、玄関に飾っておきたいと思わせる素晴らしい結晶でした。
蛋白石化している部分もあり、蛍光もバリバリしそうです。

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この日見つけた3つの水晶クラスターの中で、唯一紫っぽい色が付いていたのがこの結晶。
長辺は18cmくらいでしょうか。
タワシでごしごし洗ってもこれ以上粘土汚れは落ちないので、酸で洗浄するしかありません。
その前にパチリ。
この結晶のみ結晶面が地面に埋まっており、そのため太陽光による色彩の劣化の影響を受けなかったので、このような色味が保たれていたのでしょう。
現地は表土が粘土化しているため、大雨が降ったあとなどまた新たな結晶がひょこりと地面から顔を出すかもしれません。
1年に2~3回は定期巡回しなければ。




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